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カテゴリ:ホームズ三世
私の名前は「ホームズ三世!」、かの有名な名探偵ホームズの孫です。
ベッドに横たわる男。 「う~ん、・・・ン!」 「うなされてますわ」 「ハドソンさん、何か、うわ言で聞き取れた言葉はありますか?」 「いいえ・・・・ただ・・」 「ただ?」 「ええ、誰かの名前を呼んでいる感じがしますわ」 「名前ね・・。」 「その拳銃と布の切れ端は何か、この人の手がかりになるのかしら?」 「どうでしょう?今のところ、これはS&Wの代表的なリボルバー拳銃ってことと・・」 「ことと・・?」 「この髭を生やした男がかなりのこだわりを持った人物ということ位ですかね。」 「こだわり?」 「ええ、これは象アザラシの腹の皮ですから、特注の帽子か、何かを持っていたんでしょう!」 「う~ん・・」 「あら気が付いたみたいですわ」 覗き込む二人。髭の男がゆっくりと目を開けて 「ここは・・?」 「ここはロンドンのベーカー街の私の下宿です。」 「あんた・・誰なんだい?」 「私はホームズ三世、探偵です。こちらはハドソンさんです。貴方は?」 「俺、俺は・・・俺は・・・」 「どうしました?」 「な、名前がわからない・・」 To be continued ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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