空間

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  ＯＰ

  日中は暖かいのに、夜は冷えるなあ・・・。日常のＯＰが良いなあ。ニコ動でＯＰだけ見てる。本編は見てない。以前、原作を何冊か買ったのですが、どうも共感出来なかったのだ。まあ、京アニだからそこら辺のハードルは下がってるのかも。作画は原作に近いですが、原作よりも当然の如く高い作画力。さすが京アニだぜ。とまれ、いずれ視聴しよう。今期は見たい作品がたくさんあるから困る。とはいえ、まずはまどか☆マギカの最終回を迎えなければならない。そんで、たぶんしばらくはまり続けるだろうから、ていうかＢＤ全巻予約してるからしばらくは他のアニメにはまれないかもなあ。カラーリングに失敗してる気がする。いや、何時もだろうけども。

  Apr 17, 2011

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  しつ

  今日はたくさん寝てたくさん夢をみました。まる。休日とはいえ、一日のほとんどを寝て過ごしてしまった。なんというか、すっきりしたけどテンション下がった。そして、あれだけ寝たのに、すでに眼が重いくらい眠い。何もしてないのに。Ａチャンネルの２話を視聴。悪くない。十分面白い。全体の話を再構築してるのは好感が持てるなあ。でも、なんか違和感を覚えるのは、やはり原作の方が作画のレベルが高いからかな。あと、テンポも微妙な気がする。けいおんとほとんど同じ方向性なのに、こうして差を感じてしまうのは、やはりテンポの問題だと思う。間の取り方とか、そういうの。面白いから視聴していきますけどね。ユー子可愛いし。まあでも、最近漫画描いてるから余計思うのですけども、一枚一枚の質を高めるのってほんと大変な作業なんだなって。これが文章だったら、もっと単純に一文字のクオリティを追及していこうと思えるんだけどなあ。文章の流れの中に、際立った一文字を入れておくだけで、神がかったそれが成立する事もあると思うし、そうしたいから。でも、その考え方を応用すると、漫画の中に１コマだけ力入れたのを入れとけば、全体として引き締まる可能性も有ると思ったり。安定の白さ。アニメ周回の時間軸で、マミさんが生きてると少しずつ考え方も変わってくる。そんなお話でした。そしてそんなお話がこれから少し続きます。

  Apr 16, 2011

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  たび

  暑いなあ。もう夏じゃないのか思う今日この頃。沖縄はもっと暑いみたいですが。蒜山高原行きたいなーと、半年に一度は思う。大学時代の合宿で何度か行った記憶が、そう思わせるんだろうなあ。でも、よく考えたら、小学校の時も、中学の時も、同じでは無いにしろほぼ同じような場所に行った様な記憶が有る。定かでは無いが。記憶ってのは厄介なもんだから、都合の良いすり替えは良く起こる。夢の中では特にそうで、毎日毎晩夢を見る私の様な人種では、尚更そうなんだろう。実際、たまに分からなくなる事が有る。芝生の上に寝転がって、濃厚なソフトクリームと牛乳を飲んで、ジンギスカンを食べたいもんだ。まあ、ジンギスカンは北海道の方が美味しいかもしれないですがね。一人で行っても面白くないだろうですがね。出来るならもっとちゃんと描きたい。どっかのイベントに参加する機会が有ったら、全部まとめて描きなおそう。まあ、無いだろうけど。

  Apr 15, 2011

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  ぼうせい

  うーん。暑くなってきた。店にヤクザの方がパン買いに来てた。普通っぽい感じのおじさんだった。道端で出会っても、そうとわからないだろうくらいに。部下を３人引き連れてなければ。いや、怖い怖い。発する存在感が暴星の雰囲気を秘めてるって。何もしなければ普通の人ですよって、パートさんが言ってたけど、そんなの当たり前だよ。何もしてないのに荒ぶってる人なんてただの危ない人だよ。てんで的外れだよ。あんた何年生きてんだよと小一時間問い詰めたい。パーソナリティじゃなくて社会的な身分に着目してくれ。続き。７枚のうちの２枚。長いから３回くらいに分けて分割で。背景真っ白なんだから、もっと短くしても良かったかもなあと。あと、路線はシリアス固定で行くことにしました。

  Apr 13, 2011

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  れべるたけーな

  腰と背中と肩と眼が重い。重いっていうか、硬い。痛い。レベル７認定とか。どうなってんだ。そしてどうなるんだ日本。そしてそんな状況でも夜桜四重奏のＯＡＤ見てテンション上げてる自分はどうなんだ。え？　問題無いですか？　ですよね。だが東電幹部と民主幹部、てめーらは駄目だ。とまれ、夜桜の最新刊についてるＯＡＤのクオリティは素晴らしいものがある。ぬるぬる動くし、テンポ良いし、声優さんも良い仕事してるし。まだ日本は終わってないな。何の話だっけ。カモンまどか（*ﾟ∀ﾟ）=3ﾊｧﾊｧ

  Apr 12, 2011

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  びーる

  明日は休み。最近、不調が続いているので、明日は万全に休みたい。アニメ版カイジのビールを飲むシーンが圧巻ですごく美味しそうに見えたので、ついつい買ってしまった。そして飲んでしまった。キンキンに冷えてやがるっ・・・・・・・・！あ・ありがてぇっ・・・犯罪的だ・・・うますぎる・・・のは一口目まで。いや、次からも十分美味いけども、最初の一口で全て持っていかれるのは有りますよね。最初の一口目が不味かったビールが、後から美味しくなる事はまず有り得ないとか。まあ、そんな感じ。大学時代の飲み会とかで行ってた、ドイツビール出す店に行きたい。ハンバーグ、ソーセージ、焼きたてのパンが食べたいね。スカッとした絵が描きたい。

  Apr 11, 2011

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  ほうそう

  久しぶりに立ったまま寝そうになった。仕事中に。今日はもう、早く寝ろという事か。まどか放送決定きた。しかも１１、１２話一挙放送という形態。公式はこっちの心を容赦なく折りに来てる。間違いない。漫画版も２８日に発売らしいという事で、今から凄い楽しみ。そして同日にはＢＤも届く予定。それも楽しみ。映像特典とか。ティロ・フィナーレ(ムエタイ)さやかが一番好きさ。それは変わらない。でも最近マミさんが凄い可愛く見えるんだ。

  Apr 10, 2011

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  ４かん

  寝すぎて疲れた。でももっと寝たい。ていうか連休が欲しい。よく考えたら、今年に入ってから２連休が一回しかなかった。でも、これでもまだホワイト基準なんだろうなあと思うとうんざりするね。進撃の巨人４巻が発売した。なんか、各巻ずつミリオン達成したらしいですね。快挙だ。売れてくれるのは嬉しいですけども、マイナー漫画の星になってほしかった気もする。画力がどうのこうのと言われてるけども、十分高いと思うが。エンジェル伝説初期から現在のクレイモアくらいの八木さん並に、もし仮にこれから成長していったら恐ろしいことになりそうなくらいに十分高いと思う。このままどのくらい連載が続くか分かりませんが、これからどんどん連載を増やしていって欲しいなあ。ていうか２２、３だっけか。年齢。嫉妬しちゃうぜ。私も頑張らないとな。日々の特訓が己を強くするマミさん。

  Apr 9, 2011

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  せきにん

  ＦＦ５がアーカイブスで配信開始。懐かしすぎる。バッツ→ナイト　レナ→白魔　ガラフ→モンク　ファリス→黒魔orシーフ　がジャスティス。　バッツがシーフでも良い。社会人なんだから責任感を強く持って。とは良く言われるものの、果たしてこの日本社会で、本当に責任を持って仕事をしている人間がどれくらいいるものだろうか。東電の件を見れば明らかではありますけども、責任とは押し付けるもの、を地で行っている人はたくさん居ると思う。えてして、そういう人間こそ責任の重要さを他人に説くものでは無いだろうか。押し付ける人間に対して責任の重要さを刷り込んでおくのはそれ以上に重要なんだから当たり前だけども。もちろん、全てが全て、そうというわけでは無いだろうけども。そして階級が上がるほど、責任の度合いは大きくなる。でも、当然限界は来る。器の問題。器の限界。抱えきれない責任。会社の幹部クラスの人間に、本当に大きな責任を負うことの出来る人間が、どれほど居るだろうか。幹部なのだから人間が出来ている、優れた能力を持っている、などというのはもちろんただの幻想に過ぎない。だから押し付ける。押し付けられた責任は押し出されて下へ下へと、濃度を薄くしながら拡散していって、最も割を食うのは下っ端になる。そして、責任の所在と責任の意味を見失う。そうした押し付けほど神経を逆撫でさせられるものは無い。無能な上司は、それだけで罪なんだろうなあ。ほむまど。なんだけど、本描きしたらＢＡＮされかねないね。

  Apr 8, 2011

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  はる

  暑い。ゴキブリ注意報なるものが発令されたらしい。なにそれ怖い。職場の先輩は、とある上司が嫌いだ。やり方とか性格とか、とにかく嫌いらしい。でも、その先輩は、その上司からしか仕事を教えてもらったことが無いために、やる事なす事、生き写しかのようにその上司のやる事をなぞっている。気づいているのかいないのか。気づかせて上げるべきか上げないべきか。間違っているのはどっちで、正しいのはどっちなのか、なんてそんなどうでもいい事、別に言いませんが。一貫性の無い人間はあまり好きでは無いな。そう思った春の一日でした。あ、桜が咲いててびびった。もう春か。前の続き。まあ、ぶっちゃけ今描いてる全員生存を目指す漫画とは全く関係無かったりする。とまれ、練習という事で。

  Apr 7, 2011

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  のみ

  歴史が苦手だった。暗記物が苦手だった。今もよく、夢に見る。高校時代のテスト風景。何時まで苦手なままでいるつもりなのか。夢で見る以上は、心の中で引っかかってて、克服しなければいけない課題なんだろう。前に所属してた店舗の先輩と後輩に誘われて、飲みに行ってきました。かなり忙しく、問題も多い店舗なので、話を聞いていてとても面白い。とまれ、こういう飲み会ってのは定期的に必要なのだと再実感。社会人になる前は飲み会が好きではなかったし、今もそれほど好きではないが、気の知れた少人数でいく飲みは、色々と助けになる。6時ー２４時で仕事してる彼らが何時倒れないか心配だ。さやかにはこれくらいずっと明るく笑っていてほしかった。

  Apr 6, 2011

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  つかれ

  うーん。この時間から何かを食べるのはどうか・・・と思うが、何かお腹すいたな。せっかくの休みだというのに、ほとんど何もしないで一日終えてしまった。妙に疲れが出てきて、ダウンしていたというべきかなんというか。体が重いなあ。まあ、この体の重み・・・というより疲れは、たぶんＰＣの前にへばりついてるからだと思われ。以前は仕事での肉体の酷使でけっこう色々な所がガタガタでした。今は作業量が減ったので、まあその分、別の場所で労力を使うようにしてるけども、体の疲れが無くなってきました。だから集中して絵や小説を描いたり出来る時間が結構取れるようになってきたり。幸せな事だ。杏子。

  Apr 5, 2011

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  しらない

  あー。酔った。めだかボックスの掲載順が最下位でショックだ。今から良いところなのになあ。今回、安心院さんが転校してきたわけで、これからクライマックスへ向けて盛り上がっていくところなのに。ここで打ち切りとか勘弁してほしい。安心院さんがどんな風に動くかわからないけども、球磨川に決着つけさせてほしいなあ。「え？　鹿目まどかを知らないか、ですって？　私は何も知らないわ。脇に抱えてるこれについては、何も知らなかった事にする方が貴方にとって幸せなんじゃないかしら」

  Apr 4, 2011

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  ２か３

  夜は気温が下がる。これくらいが心地よいかな。バイオハザード２と３の完全リメイクを出してほしいなあ。３ＤＳでマーセナリーズ出してる暇があったら、ＰＳＰだかＮＤＰだかどっちでもいいからそっちで出せばいいのに。特に２。クロニクルの設定とかいかして、ストーリーを修正して・・・っていう風のが面倒っていうか、１から作り直す以上の作業だから出来ないのかね。当時のスタッフさんがもう残ってないとか、そういうのなのかも。アーカイブで何時でも出来るのだけれども、ゾンビが出てくるバイオハザードの新作がもう一度プレイしたいぜよ。次の話は杏子対マミさんの予定で、それはまあ変わらないけども、医龍読んでたら入院ネタはやっておかないといけない気がした。とりあえず後数ページに渡って恭介がいじめられます。

  Apr 3, 2011

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  おどろきのしろさ

  休みの日、午後ちょっと前に起きると午後に起きるよりもダメージが大きい。たぶん、ブランチが損だと思ってるからかもしれない。意味がわからない。花物語を読み終えて。神原の独語りという事で、何気に羽川に続いて２人目の主人公ポジですね。読んでて思ったのが、裏表の無い性格だと思っていたのに、ほとんどの部分においてそうでない部分も持ち合わせていたのだな、という事。このキャラの掘り下げ方は凄いな。好きだ。そして沼地のキャラ、その話し方が、どことなく、めだかボックスの某を髣髴とさせた。めだかに出てたら、まあ圧倒的にマイナスって奴なんだろうな。次から色々と見せ方を変えていきたいと思います。シリアス多めで。まあ、ＱＢの扱いは変わらないでしょう。しかし、背景は変わらずに驚きの白さだと思われ。まあ、一番の問題は画力ですけどね。

  Apr 2, 2011

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  ぱーん

  久しぶりにバス酔いして激しく気分が悪くなった。本読むのはやっぱキツイのかな。昔よりはマシになったとはいえ、まだまだ乗り物に弱いな。まどマギ１２話のシナリオがヤフオクに流れてたとかなんとか。とまれ、そのスレの一連の流れすべてがデマという可能性も高いため、ネットは何とも言えないなあ。怖いからスクロールの速度を遅くして見ましたけどね。まあ嘘だとは思いますが、仮にほんとだとしても11話すっとばして最終話のシナリオだけ見た時の気持ちを想像すると、もう、アレだ。ぱーんってなる。主に窓ガラスが。ほむほむ。

  Mar 31, 2011

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  はなものがたり

  眠気が酷い一日だった。医龍が魔物過ぎた。今日は花物語とAチャンネルの２巻が発売。花物語はすでに阿良々木さんが卒業してるようで。神原後輩が３年生。猫物語での伏線はどうするんだろうか・・・・・・。まあ、傾物語で出てきた忍野の姪が絡んでくるんだろうけども、さてどうだろうか。まだ読んでないけども、まさか阿良々木さんが出てこない事はあるまい。しかし、敢えて外してきても不思議では無いぜ。Aチャンネルは凄い。まあ、私はあんまり４コマ読まないですけど、テンポが良くてちゃんと面白いのが凄い。アニメになるとテンポが狂ってあんまり面白くなくなってしまう典型のような気がする。薔薇魔女戦は省略するので、ダイジェストで。さやか『バットが光ってる。魔法って凄いですね』マミさん『ええ、それが魔法の力よ！使い魔程度なら大丈夫なの』さやか『気合入れて魔法のバット振ったらエネルギーの刃が飛んでいった』マミさん『なにそれ知らん。怖い』気合を入れて物理で攻撃したら魔女を撃退したさやか。QB『もう契約しなくても良いんじゃないかな』

  Mar 30, 2011

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  せいとん

  気温が高くなってきた。もうあっというまに夏だな。今日は溢れ返ってた漫画を整理してみました。基本的に漫画の整頓だけはしてますけども、ダンボールにしまってる漫画の続きを購入→そのまま外で整理。みたいな事をしてたら収拾付かなくなってきたので。そんで頑張ってやってたけど途中で心が折れました。しかも医龍を半分くらい大人買いしてきて鞄の中に入れていたのを思い出した。このまま投げっぱなしジャーマンで寝ようかと思いましたけど、本を傷めたくないので無駄な頑張りを発揮したり。やだ、なにこの２６才。気持ち悪い。さやかを主人公にして全員生存を目指す漫画その１。目標は各話ごと３Ｐで纏める事。

  Mar 29, 2011

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  まにぴゅれーたー

  ＦＦ８のThe　extremeでテンション上げながら頑張っていきたい。何を頑張るかって？それは今から考えます。もうすぐ４月か・・・・・・。４月になるとまどマギの放送が開始予定なので、早く４月になってほしい気持ちと、まだまだ３月で居たい気持ちとで複雑だ。複雑な基準がアニメってのもどうかと思うけど、オタクの私に死角は無かった。とまれ、新しいことが始まる季節らしいので、色々と期待したい。だが、当然の事だが、楽しいことは待っていても来ない。幸せのマニピュレーターは神様かもしれないが、無分別に歩き回っても意図的にはずされる恐れがあるので、慎重に行動に移したい。何の話だ。さやか。

  Mar 27, 2011

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• 不思議的乙女少女と平等な世界１

  暗く、寒い空間。地面は土で覆われており、壁もまた、至る所が木材で補修されてはいるものの、やはり土で覆われていた。そのため、纏わりつくような湿気が充満しており、不快な空気が充満していた。吐き気を催すような。嫌悪感を剥き出しにしてしまいかねない様な、そんな空間。そこは地下室だった。閉塞感激しく、不衛生極まった空間だった。何も動く物が無いと錯覚してしまうほどの、凍てついた空間だった。全てが停滞してしまっているかの様な錯覚を覚えるその空間で、しかし、動くものは確かに居た。１つは虫の類。見ただけで気持ちの悪くなるような類の虫。害虫。堆積した灰褐色の何かに、無限にすら感じられるほどに蠢いている。そして、もう１つは、良くわからないもの。良くわからない、物。あるいは者。物なのか者なのか、一見しただけでは判別が付けづらいそれは、しかし間違いなく人だった。一見して判別が出来ない理由は、彼の…………彼はまだ幼子だった…………その姿形にあった。ボロ雑巾ですら、その形容としては生温い。手を加えていない小麦粉をそのまま食べて、大量の胃液と共に吐き出せば、恐らくそれに相応しい何かになるだろう。ただの嘔吐物に近かった。しかし、本当に嘔吐物の様になってしまえば、たかが人間が動き回れるはずが無い。言うまでも無く、死んでいる。だが、彼は生きていた。死に向かう途中だったが、確かに生きていた。生き長らえていた。ただ死んでいないだけ。そういう状態では有ったが。そう、故に嘔吐物では無い。彼は人間なのだから。しかし、一見してそれに近い何かに見えてしまう雰囲気が、彼には有った。もちろん、地下室の不快な空気がそれに一役買っている事は間違いないのだろうが。ともあれ、彼がボロ雑巾以下、嘔吐物以上の何かに見えるのには、確かな理由があった。まず１つに、彼の全身は赤黒く、無残に腫れ上がっており、特に右肩と左脇腹、膝の皿部分は、同年代の子供と比べても倍程度に膨れ上がっていた。次に、その衣服は、それがかつて衣服だった過去を、それそのものが忘れてしまったかの様に、それとしての機能を果たしていないほどにボロボロで、大量の血液を吸って凝固していた。最早、凝固した血液そのものと言っても差支えが無かった。そして最後に、地下室のそこかしこに糞尿が垂れ流されており、黒く蠢く害虫や、無分別に動き回る蝿の群れ。普通の人間が見れば耐え難くおぞましい虫の、群れ。そうした状態の彼は、そうした状態の地下室とほとんど同化しており、故に嘔吐物的な雰囲気を垂れ流していた。彼が言葉を発する事は無い。彼の様な年代の子供ならば、当然の如く発せられる意味の無い奇声や独り言に近い何か、あるいは泣き声。そして、彼の様な状態に有る者ならば、やはり当然の如く発せられる、苦しみによる呻き声等。それが無かった。それが出来ないほどに消耗しているのか。あるいは、声を出す事すら忘れるほどに、彼が人間扱いされてこなかったのか。ただ、痙攣に見間違うほどの微妙な動きを繰り返すばかりで。緩やかに、しかし確実に、彼は死に向かっていた。彼をこの様な状態にしたのは、彼の養親だった。義理の父、義理の母、共に彼を引き取って間も無く、虐待に次ぐ虐待。彼にとって不幸だったのは、彼の養親がその様な虐待に対して快楽を感じており、また、とても慣れている事だった。引き取られてからの２年間、虐待が途切れることは無かったが、最終的にこの様な姿に彼を追いやるまで、彼が死ななかった事からも、如何に彼の養親が生かさず殺さずを心得ているかが理解出来た。彼が痙攣に似た微妙な動きをしているのには、理由があった。実際、彼のしている動きがただの痙攣で無いと言えるのは、それが理由だった。彼は理解していた。あるいは悟っていた。もう間も無く死ぬ。そう理解していた。少なくとも、次に養親がこの地下室へ降りてきた時。それが確実な死に直結するだろうという事を、理解していた。だから、死ぬ前に、外の世界を見たいと。そう考えていた。だから、蛆虫の様に全身をくねらせて。しかし、実際にはほとんど痙攣にしか見えないような動きで。前進しているのかしていないのか分からないほどの動きで。それでも前に進んでいた。このまま行ったならば、いずれは外へ辿り着くだろう。それが、何時間か後の事になろうとも。何日か後の事になろうとも。時間をかければそうなるだろう。だが、当然そうはならない。何故なら、一日に一度は養親が地下室へ降りてくる事と…………彼の両手両足が鎖に繋がれている事と。その２つの要因が、彼を地下室という限定空間の、さらに限定された場所に縛り付けているからだ。だから、地下室から彼が脱出する事は、事実上不可能で有った。地下室から出るための扉は、今や死への門よりも遥かに遠い。その事実を彼が理解しているのかいないのか。肉体を激しく損傷し、精神が極端に磨耗した現在の彼では、あるいは過去に理解していたとしても、現在的に理解不能に陥っているだろう。それでも、彼は前へと進む。前へ。前へ。助かりたいのでは無く。ただ、外の世界を、もう一度見たいから。そのためだけに。ただ、前へ。だがもちろん。外へ出られることも無く。数時間後、地下室の扉が重々しく開かれ。死への扉がいとも簡単に開かれ。そして、彼は。肉体と精神を極限まで磨り減らした彼は。人生で初めて、人を殺した。彼の養親達が、不自然な凍り付けで死亡しているのを発見されたのはそれから２日後で、彼の姿は何処にも見当たらなかった。「リコ、ねぇリコ。何してんのぅ？　ねぇ、何してんのぉ？」「…………暑い。そして鬱陶しい」ここはリコの部屋。時間は…………学校が終わって、何処かへ寄り道する事も無く、直ぐに家へと帰れば、このくらいの時間帯になる。そんな時間。夕方でも無く、かといって昼は大きく過ぎた、そんな微妙な時間帯。リコは机に座って、本を読んでいた。勉強では無い。いや、ある意味、勉強では有るのだが。ネクロノミコンと題されたその本を読む事は…………厳密にはそれは本では無いのだが…………明日控えた日本史の小テストのために教科書を読むよりも、遥かに重大だった。中学時代の先輩、ミーコと出会ってから数日。リコは毎日それを読んでいた。ネクロノミコンが何時どんな形でリコに関わって来るか分からない以上、早急にその存在に対する理解を深めておかなくてはいけなかったからだ。事態が混迷している以上、何をすれば最善の対処になるかは分からないが、敵を理解しておく事は損では無いだろうから。ネクロノミコンという存在が、果たして本当に敵なのかどうかも分からないのだが。とはいえ、この本を読む事で、その理解の助けになるかどうか、リコは怪しく感じてきた所だった。なにせ、書いている文章が無意味に長ったらしく、無意味に主観の入り混じった劇場型の口語体で書かれている箇所も有る上に、基本的に哲学染みていた。リコの知りたい、ネクロノミコンという存在に対する言及は多くされている。だがそもそも、この本の元になった人物…………魔法使いだとかなんだとか…………も、その存在について良く理解していたとは言い難い様で、推測でしか語られない観察日記のようであり、ページによって言っている事が２転３転する事など当たり前で、酷い場合は行ごとに思考の飛躍が見られる。だから取り敢えず、この本を一通り、その内容が理解できるかどうかは構わずに読んでみる事にした。だが、そうしているうちに気がついたのだが、終わらない。読み終わらない。読み終えることが出来ない。本のページ数から考えて、本来なら読み終わって然るべき時間をかけても、ページ数は全く進んでいなかった。ノンブルが振られているわけでは無いので、厳密なページ数は分からないのだが、感覚的になんとなく理解出来る。不思議に思って、試しに最後のページを開いてみた。だが、開かれたページは、本当なら最後のページでなければならないのに、結果として本の真ん中辺りのそれが開かれていた。有り得ない事だが、最後のページと間違えて真ん中辺りのページを開いてしまったのかと考え、もう一度チャレンジしてみたが、結果は同じだった。嫌な予感がして、試しに、ページを流すようにヒラヒラと高速で開いてみた。そうすると、嫌な予感は的中した。１分ほどページを流し続けてみたが、一向に本の終わりが見えない上に、嫌になって手を止めてみると、やはり、本の真ん中辺りが開かれているのだ。どうやら、終わりの無い、無限のページ数が自慢の本だったようだ。燃やしてやろうかと思った。そこまで思い返して、それでもしつこく本を読み続けていたリコだったが、「リコ、何処で買ってきたか知らないけどさぁ、そんな難しい本読んでると、大脳がゴシック体になるよ」「どんな状態なのよそれは！？　…………ていうか、元々はあんたが拾ってきた本でしょうがこれは」家に居ると、大抵はヤカに邪魔されるので、この時間帯の読書は不可能に近い事実を改めて思い知らされるのだった。嘆息しながら机に突っ伏すと、ヤカが本・ネクロノミコンを手に取った。そしてやや真剣な表情で、「えぇー、そうだっけ？　１マイクロ平方センチメートルも記憶に無いや」単位の表し方が間違っている事を指摘するべきか迷ったが、止めた。ともあれ、覚えていられるとやや面倒な事にもなりかねないので、ヤカの興味が無い事に対する、クラミドモナス並の記憶力に感謝した。興味が有る事に関しては背筋が寒くなるほどの記憶力を発揮するのだから、両極端である。体を起こして、リコはノビをした。座っていると、１時間に１度はそうした方が良いらしい。事実、肩も楽になる。体を逸らすと、後頭部が何やら柔らかい物に当たった。大きくて柔らかくて、暖かくて、ヤカの香りがした。枕代わりにしても違和感の無い感触だった。端的に言うと、ヤカの胸に後頭部を預ける形になっていた。「ああ、世の中って不公平ね…………」後頭部に体重をかける毎に沈み込んでいくのだ。ヤカのバストが大きいのは知っているが、改めて現実を思い知らされるのだった。悩ましげにやはり嘆息すると、リコの胸の辺りに、というよりも胸に手が置かれる感触が有った。まあ、実際置かれたのは手だったし、置いたのは当然ヤカだったので、取り立てて騒がないが。「…………何やってるの」それでも意図が分からなかったので、リコは尋ねた。「そろそろ洗濯の時間じゃないかと思ってねぃ」「それほど無くは無い！」　腹を凹ませて水を溜めればナイアガラ・オン・ザ・レイクだねとはどういう事だと、両頬を叩いたのだった。-------------------------かなり長くなりそうな話。小説一冊分くらいは目指したい。

  Mar 26, 2011

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  めるる

  関東地方で黄色い物質が道路に溜まって、少し騒ぎになったみたいですね。放射性物質なのでは無いかという騒ぎらしいですけども。・・・えっと、ちょっと何言ってるか分からないです。メルルのアトリエ発売決定か・・・胸が熱くなるな。トトリのアトリエの正式続編で、タイトルの通りメルルという少女が主人公。トトリ１９才の、ロロナが２８才？かな。まあ、開発中のゲーム画面を見る限り、ロロナは錬金術に失敗したかなんかで肉体と精神が幼女化してるっぽいですけども。流石ガストさん。隙を生じぬ三段構えですね。とまれ、順調にいけば６月発売。今からとても楽しみですね。マミさん。テラマミマミ。

  Mar 24, 2011

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  どうしようか

  眠い。休みだったけども、大体寝てた気がする。眠気が酷いこの頃。春が近いからでしょうか。寝ても変な夢を見るばかりで、いやまあ、普通に夜寝る場合でも変な夢しか見ないですけども。あんまり休めてない気がする。ともあれ、そんな中で色々やってたら普通に何も進まない。とりあえず今日うｐした線画と、今描いてるまどマギの漫画と、今うｐしてる小説と、どうしても描きたくなった別の小説のプロットの４つを同時進行でなんとかしようとしてみたけども、いや、時間が足りない。というか集中力が持たない。そんなにずっと集中してたら脳がやばい。あと、上半身の節々が痛み始める。さて、どうしようかな。どうやって回して行こうかな。敢えてもう一つくらい増やして、さらに追い込んでみようかな。関係無いけど、まどマギが３月いっぱい休止っぽい。４月にはなんとか終わらせるみたいな事書いてたけど、どうなる事やら。・・・・・・。凄いショックを受けてる私がいる。線画。あとで修正するけども。

  Mar 23, 2011

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  はっこう

  また少し寒くなった。そういえばＡチャンネルの放送開始日が近づいてる。それなりに期待してはいるけども、さてどうだろうか。個人的に好きなノリだから、原作を改変しない限り楽しめるのだろうけども、ギャグのテンポが良い作品だから、なんか難しそう。まあとまれ、今はまどマギの１１話放送が何時になるかですね・・・。気になるところでぶった切ってるし、あの終わりかただし、どんどんハードルあがってる気がする。２期があるなら日常ものでやりたいというの何処かで見たけども、それが本当ならハッピーエンドを期待しても・・・いや、どうあがいても絶望か。さやかの薄幸ぶりに涙が止まらねーぜ。正義感が強いと理想も肥大するんだろうね。上条との問題だけじゃなくて、何をしても報われない現実に対する覚悟が、その理想に追いつかなかったんだろう。

  Mar 22, 2011

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  きょうこ

  雨が降って、スリップしてる車が多かった。おお、怖い怖い。眠気で書いてる途中に寝落ちしそうになって、平仮名とアルファベッドのみで構成される複雑な文章を形成していた。まあ誰も読めないだろうけども。あかん、もうだめだ。落ちる。そろそろ絵柄を前の感じに戻すかな。何か得るものがあったと思う。なんだろうか。

  Mar 21, 2011

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  ふんいき

  窓を開けたら、夜気が心地よい。やっぱこの季節が一番良いな。大気の変動がきついけど。久しぶりにツタヤへ行ったら、ＳＡＷのファイナルとパラノーマルアクティヴィティ、あと面白そうなホラー物の映画が結構出てた。少し悩んだ末に、借りるのは止めた。フラリと出かけたわけですが、そもそも映画を見る気分でも無かったという罠。じゃあツタヤ行くなよという話ですが、アレですよ。本屋と同じようなものです。目的が物を買うこと借りることでは無く、空間の雰囲気を楽しむという事なのですよ。だからこのあと本屋にも行って電気ショップにまで行きましたけども、特に何も買わなかったです。あ、エアギアの最新刊は買ってた。すいません、嘘つきました。んー、しかし、ＳＡＷの最終巻か。これまでの話も結構忘れてるから、はじめから見直したほうが良いかな・・・。誰がＳＡＷだったのか、誰が生き残っていて誰が・・・というのを結構忘れてるから、見ても分からない事が多いかも・・・。いや、ウィキペディアで予習してからにしようかな。ほむほむ。リボンと眼鏡をスタイリッシュに外そうとしたらこうなったでござるの巻き。

  Mar 20, 2011

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  むぼう

  しまった。３時前に起きないといけないのに、もう日が変わりそうじゃ無いか。新約禁書読了。まったく魔術の出てこない科学一辺倒の新章でした。美琴モデルのパワードスーツの威力がえげつなかった。それでも美琴の方がまだ上とかどんだけだよ。一通さんと浜面の出番が多かったですけども、どっちかというと浜面さんメインだった印象。まあ、敵が一通さんを避けてた印象もあったから、それも当然か。敵も余裕かましてたけど、一通さんは相手にもしてない感じだったから余計か。ていうか、黒夜の一通さんに対する余裕っぷりはアレだよね。鎬昂昇が烈海王に対して勝てるって言ってたのと同じくらい無謀だよね。とりあえず線画。修正修正。

  Mar 18, 2011

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  あたらしい

  ううむ。なんかずっと調子悪いな。今日は新しく別の店で仕事してきました。場所はアレです。ハルヒ的に言うならば、キョンの自宅から割と近い場所にある所です。仕事が聖地巡礼。まあ、それでですね。新しい店に行くに当たって、一番悩むのが実は休憩場所だったりします。従業員の休憩所なんてのももちろん有りますけども、なにせ初めて行くスーパーなので、場所を探すのに手間がかかったりして面倒です。なので外へ行く事が多いのですが。『川沿いに進んだら、マクドナルドっていう弁当屋さんが有りますよ』シニアで入ってるお爺ちゃんの従業員に、外で良い場所知らないかと聞いたら帰ってきた言葉です。正直(°Д°)ﾊｧ?でしたが、ともあれ行ってみました。マックは有りませんでしたが、お弁当屋さんはありました。コンビニ形態の。もしかしてホットデリカと言いたかったんじゃ有るまいな。そしてマックはスーパーの中に有りました。おのれお爺ちゃん。そしてまたほむほむである。髪を三つ編みからばらけた感じにして、眼鏡をちょっと顔の位置にずらしてみたいに修正しようかな。

  Mar 17, 2011

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  おちついた

  寒い。こっちでも雪が降る寒さ・・・。まあ、三寒四温か。先月、会社が新しいお店をオープンして、私もそこへ入って忙しくやっていました。新しいお店ってのは、売り上げが良かろうが悪かろうがしばらくは忙しいもので、落ち着くまでたぶんもう少しかかるかなーとか思っていたのですが。そのお店に行く事がほぼほぼ無くなったので(皆無では無い)、これからは通常営業だ。私が。色々と教えてもらったのに、そりゃ無いぜ。経験は命に等しいが故に、無駄だったとは思わないですけどね。残念な気持ちも有るが、まあやるしか無いか。そしてこのほむほむである。もう少し練習したら色塗り始めようかな。

  Mar 16, 2011

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  まじで

  あー。なんか妙な疲れが。ほんの１時間ほどまえ、静岡で震度６強の地震が。・・・・・・・。いやいや、ちょっと待てよ。これマジでやばくないか？　どんどん南下していってるから、関西の方まで来る可能性大だね、とかそんな事じゃなくてさ。富士山の真下だろ。直下型の大地震だろ。噴火したらマジで日本終わるぞ。もうちょっと巧いこと描けないものかね。

  Mar 15, 2011

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  つうかん

  急に気温が高くなった。首都圏で食料の買占めやらなんやら、そういうのが起きているらしい。停電やら不測の事態に備えて買占め？　そういう事らしい。まあ、こういう事は実際に被災者の方々が言うのが筋で、私が言うのもなんだろうけども、これは一体どういう事なんだと言いたい。こんな現実世界への影響が最も少ない様なネットの片隅で呟いたとしても、気持ちの悪い自己満足にしかならないけども、それでもそう感じてしまったのだから仕方が無い。不測の事態に備えて？　津波の映像を見ていないのか？　あの津波が来るまでの時間で、普段は物置の奥に入れてあるような防災グッズを手にとって高台に避難出来る人間がどれほど居るんだ。一体どういう、何処までの対処をすれば、不測に備えられるのか教えてくれ。物を買い占める金の半分、あるいはさらにその半分、それ以下でも義援金に回せば良いんじゃないのか？　そういうのが巡り巡って助け合いの精神とやらになるんじゃ無いのか？　世界中から支援を受けられているのも、多少の打算があるにせよ、日本のそういう部分が評価された結果じゃ無いのか？　しかし、買占めのニュースでそう感じてしまったが、そもそも事実は別にあるのかもしれない。そして、上記に挙げた様な事を考えてしまう自分はやはりまだまだ傲慢で未成熟なのだと痛感した。そして、何も被害を受けていない私が痛感などというのもまたやはり、愚かしいんだろうな。落書き。塗りで表現するなら、下書きはこんなもんなんだろうな。今度やってみようかしら。

  Mar 14, 2011

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  ねむい

  日本の民度が高いとか言われているらしいけれども、どうでしょうか。善意と悪意の境目って何処にあるんだろうか。その境界線を決めるのは誰だ？　普遍的に受け取る側か、それともその時点でのパラダイムが物を言うのか。なんにせよ、善意が悪意に転化し得る以上、余計なおせっかいを焼く事はしない方が良いと思う。あ、今日も眠いわ。もう無理。気づいたら１０分くらい椅子にもたれかかって寝そうになってた。あん・・・杏子さん。

  Mar 13, 2011

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  ひさいしゃ

  さて、ホテルからの出勤も一段落。何が辛かったって、自分のＰＣでネットに接続できないことでした。もうそれしか無い。さて、ブログの更新をしていない間に、東北がシャレにならない事になっています。ブログ仲間のカメさんが一番ヤバイ所に住んでて、しかし本当に危うい所で一生を得たとかで心底ホッとしてます。まあ、被災者の方々の事を考えれば、その表現は不謹慎なのかもしれませんが。ぬ・・・ブログ書いてて寝落ちしそうなほど眠い。考察は明日にするか。ほむほむ。バランス悪いな。

  Mar 12, 2011

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  しんやく

  なんだか明日は朝３時前に家を出る事になってしまった。どうしてこうなった。インデックスの最新刊とメグセロの最新刊を購入。インデックスのタイトルが変更されて、巻数表記がリセット。また１巻からのスタートですね。どうなれば終わりなのかは分かりませんが、新展開という事で超期待。まあ色々伏線消化してないから、話はいくらでも作れる気がする。アニメの方は木原君祭りで、夢にまで木原君が出て来るくらい楽しんでます。メグセロは、今購読してるラノベでたぶん一番楽しみ。ユートピア感と超リア充感が巧いこと融合してとても好みの雰囲気になってる。あと、メグが可愛い。めぐみか。

  Mar 9, 2011

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  こんじきの

  明日は休み。ひゃっほう。金色のガッシュの新作読みきりが別マガに掲載されていた。特に何を思うでもなく、懐かしいなー的に立ち読みしてみたが目に汗が浮かんでしまった。いやー、流石に巧いわ雷句先生。あのＰ数で熱情的感動を見せてくれた。少年漫画の感動を見せてくれた。ガッシュと清麿の絆が切れることの無いのだなあ・・・と思うと、なんだか切なくなるぜ。色塗るかー。

  Mar 8, 2011

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  じゅんい

  あー眠い。めだかボックスの掲載順位が後ろの方になってきてる。これは怖い。打ち切りが怖い。戦挙編が終わったら終わらないだろうな、まさか。・・・・・・。まあ、その場合は小説で出してくれれば良いと思うけども、流石にこれ以上仕事させたら西尾さんが死んでしまうような気がする。展開が速いのは嬉しいけども、引き伸ばし商法に慣れてしまったジャンプ読者には付いていけないのかもしれない。ブリーチならまだ庶務戦してるだろうよ。お姉ちゃん大尉。

  Mar 7, 2011

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  はなれて

  また寒くなってきた。どういう事だ。これからホテルへＧＯ。一時間かけて電車乗って、明日４時出勤のために備えるんだぜ・・・どうしようも無いね。ていうか、もうそっちの方へ引越しさせてくれと思わざるを得ない。朝早くても良いけど、ネットから離れて寝たくないという駄目な男。それが私。みなみけの最新刊が出た。限定版を買ってしまった。でも時間無いからせっかくのドラマＣＤも聴けないね。仕方ない事があるか。

  Mar 6, 2011

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  あさ

  朝4時出勤だったので、またしてもホテルに泊まってました。そして明日も。いや、無駄な経費使いすぎだろ・・・。肉体労働で残業７時間とかふざけてんのか。自分の中で外道のキャラ設定が固まってきた。まあ、ここに上げてる小説に出すキャラだから、描いてる途中にストーリーと共にキャラもどんどん変わっていくかもしれない。ああ、早く描きたい。描きたいけど４時出勤の壁が高い。こんなの毎日続けてたら体がやばい。なんか描いてしまうお姉ちゃん大尉。

  Mar 5, 2011

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  げどう

  今月は購入コミックスの数が凄い。そして全く関係ないけども、そろそろヘルシングを読み返したくなってきた。マジキチなキャラっていうか、外道なキャラっていうか、そんなのを作ろうと思って考えてるんですけども、これが何を基準にすれば道を大いに踏み外しまくっているのかが良く分からない。最近では木原神拳の伝承者である木原君とか、白い悪魔QBとか圧倒的過負荷球磨川さんとか、そんな感じの外道が印象深い。この中で一番腹を殴りたくなる外道はもちろんQBだけども、だからと言って上記の２キャラが負けているかと言えばそうでも無い。これが良くできた外道なのだ。ナチュラルにドン引きするくらいの外道キャラを作りたいものだ。お姉ちゃん大尉仰り。

  Mar 3, 2011

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  へこむ

  ネット検索で絵の上手い人が凄いたくさん居て、なんだかwktkすると共に色々凹んだ。でも、弾性が半端無いので凹んだ場所がすぐに戻った。３DSってどんな感じなんだろうとか重いながら電気ショップ行って、まあ当然売り切れだったわけですけども、とりま、試遊コーナーみたいなのがあったのでそこへ。まあ、そこも当然の如く遊べるような人数では無かったのでちらみしていたのですが、やはり横目だと３Dには見えないようですね、残念。まあ、買ってもたぶんやらないだろうし構わないと言えば構わない。そう言えば、PSPの次世代機が発売するとかで、PSPの生産が止まったとかで、中古でも高く売れるのだとかなんだとか。どうせ使わないし売ろうかなあと思ったけども、けいおん！！のゲームが出るだろうし手放せないね。ハルトマン。

  Mar 2, 2011

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  かんじょー

  ココイチのチーズカレーが食べたい。カニクリームコロッケも乗せたい。そろそろ仕事も落ち着いてきたし、X－ファイルのDVDをまた買い始めようかな。時間無いと見れないし、ていうか、基本的に時間が無い時は創作に時間を使うし。とはいえ、まだまだ時間詰まってるから、もう少し様子見しようかな・・・。海外ドラマははまったら怖い。レールガンの漫画を読んでいると、シスターズ達にも感情が有るのだという事がより明白に分かる。アニメで見るよりも、小説で読むよりも。まあ、ミサカワーストは例外だけども。あと、打ち止めも。まあ、冬川さんの画力等のレベルが高い事もあるのでしょうけどもね。正直、シスターズ編でこんなに胸を痛めるとは思わなかった。

  Mar 1, 2011

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• 不思議的乙女少女と嘘とそれ以外5

  ネクロノミコンとリコの関係について、どれほど知っているのかは分からないが、やはりミーコは、あるいは彼女の所属する組織とやらは、リコの置かれた現状を把握しているようだった。　ミーコは遥か昔を思い出すかのように遠い目をして、再び、息を深くついた。「生と死、理性と混乱、正気と狂気」再び鉄の塊の様なものを握っていて。祈る様に両手で握っていて。「そういう、善も悪も、良いも悪いもひっくるめた上で、それでも圧倒的に善を導くのが、ネクロノミコンって呼ばれてしまっている奴でね」そして、リコに人差し指を伸ばして、「死、混乱、狂気、不条理、堕落、嫉妬。そう言った悪いもの全てを押し固めたものが、リコがカレンって呼ぶ存在なのさ」「……………………」　リコは再び息を呑んで…………そして、それ以上の事は出来なかった。冗談の欠片も見る事の出来ないほどに真剣な表情のミーコ。こんな表情は、中学時代から培ってきた彼女に対するイメージとは程遠いもので、だからこそ嘘や誤魔化しなどをしていないのだろうと思えてしまう。そして、それを肯定することは、彼女が冗談めかして語ったカレンの存在というものは、本当にそういうものであると肯定する事に等しく。しかし、リコが驚いているのは、その事では無かった。まして、ミーコの事情通ぶりにでも、ミーコの置かれている日常に対するそれでも無い。世界を一瞬で破壊する力を持った、負の塊。それがカレンの本来の姿で。そのカレンと正反対で、圧倒的に善である存在が、ネクロノミコンであると。そう、ミーコは言っていて。それはリコにとって、ちょっとした衝撃だった。ネクロノミコンとは、死の表象では無かったか。それは、花刻家の図書館で…………家の所有者ですら知らないであろう、あの超空間の図書館で。白いローブに身を包んだ男が言っていた言葉だった。ネクロノミコンは彼を狙っていて、その過程でリコを殺す事になる。それも、彼が言っていた言葉だった。だからこそ悪だと。恐ろしい存在だと。リコはそう理解していた。「いや、まあね。私もさ、どういう経緯でリコが殺されるっていう予言が成されて、どういう理由で殺される未来が確定してるのかも知らないんだわ、ほんとの所は」ただ、そうした事実のみは、情報として知っているのだと続けて、「だからこそ信じ難いってぇね。そう思うわけだわ。私の知ってるネクロノミコンって存在の定義から考えれば、人を殺すなんて有り得ないからね」「…………っ！　でも、ネクロノミコンは、それを見ただけで死んでしまうって…………」普通、その存在を見る事は出来ない。しかし、もし、ネクロノミコンの姿を見たとしたならば。即死する。だからこそ、死の表象だと。息を呑んで反駁するが、上手く言葉が出てこない。代わりに、心中では思考が複雑に駆け巡り、そして気がついた。だから、ミーコの次の言葉も予想出来て、それは当たっていた。「見ただけで死ぬ。見えなければ死なない。誰も気がつかない。そこに居ないのと同じ。空気以下の存在」ミーコは嘆息した。「ネクロノミコンが積極的に人を殺してるなんて、誰が言った。アレは聖なる奇跡の側の存在だ」「聖なる奇跡…………？」　聖なる者。奇跡を起こす者。ネクロノミコンがそういう側の存在だと言われても、とても信じられない。とても信じられないが、同時に、その信じられないという思いを信じることの出来る根拠は無い。ミーコの言葉にも根拠は無い。信用しているミーコの言葉ならば、あるいは鵜呑みにしても問題は無いのかもしれない。そもそも、ミーコが何の能力も持たない普通の女子高生だったとして。ネクロノミコンについて、自分の身に起きている事について彼女に相談した場合、どの様な調子で会話が進んだとしても、その言葉を鵜呑みにする以外に方法が有っただろうか？きっと、無かったに違いない。恐らく、本当に全て鵜呑みにしないまでもそのほとんどに対して不確かな情報性を備えたまま、そのほとんどに対して鵜呑みにするしか無かっただろう。判断材料など無いのだから。藁にも縋りたい思いを抱えていたのだから。ただ、ミーコが信用出来るというだけの理由で、間違っているかもしれない情報に命を預けていただろう。ミーコはそれを理解していたのだ。だから中々本題に入らずに、『助けにはなれない』と断言した上で、ネクロノミコンに対して知っている事を話してくれたのだろう。カレンを引き合いに出して嘘を付いた事。能力を使って夢幻の世界を見せた事。それもきっと、リコに対する警告だったのだろう。「見えているもの、見えていないもの。何が夢で何が現実だ？　何が真実で何がそれ以外だ？　嘘とそれ以外のものは何だ？」　見せた夢の様に。夢だからこそ誇大な妄想に現実を感じる様に。勘違いをしてるだけでは無いのかと、ミーコは問う。「……………………」　ミーコの言いたい事は何となく分かった。だが。だが、しかし。　そんな事を言われても、リコにはもう、何が何だか分からなかった。顔を下に向けて、何も言えなくなった。それでも、１つだけ胸に生まれた感情が、思いが有った。とはいえ、これはミーコの言葉に従うならば、当然の事なのだろうが。とはいえ、実感として生まれたその思いは、口先だけの言葉では無く、人生で初めてかもしれない、熱い感情だった。知ろう。そういう思い。たったそれだけの思い。混乱し、複雑に思考を繰り返す(無駄な思考の方が圧倒的に多かったのだろうが)頭で、押し出されるようにして首を出したその思い。ネクロノミコンに殺されると聞いて。現実感など何も無しに、しかし焦燥は積もり。恐ろしかったのだ。カレンという、ミーコの言葉通りならば強大な力を持つ人外の存在と、その本質を一つにしても。恐ろしくて、前を見れなかった。ネクロノミコンについて、知ろうとしなかった。あの本を何時でも持ち出せる状態に有りながら、開こうともせずに、あろう事かテスト勉強などしていた。開くべき本は、学校の教科書では無かったろうに。『ネクロノミコン』と題された、あの本だったろうに。　リコが右手を開くと、何も無かったはずの右手には、何時の間にか重たい装丁の本が一冊握られていた。必要とした者の前に。必要だから現れる。本の様で、本質的には本では無い。とある魔術師の、なれの果て。その本を胸に抱えて、リコは顔を上げた。「ああ、なんだかやる気になったようだね、リコ」ミーコは嬉しそうに言って、だらしなく座っていたベンチから、腰を上げた。「有難うございます、先輩」「例は要らない。私は何もしてないからな」ミーコは首を回して、関節から音を出して、ひと息ついた。そして、彼女は空を見上げて、それほど眩しくも無い筈の夕刻の光に、眼を細めた。そして、眼を少し閉じて、再び眼を開けた時には、先ほどのだらしない格好からは想像も付かないほどに凛とした表情で、リコに視線を送っていた。その表情に、少し胸が跳ねて、リコはミーコに視線を合わせる。ミーコの全身からは決然としたものが溢れており、なるほど、普通の人間には出す事の出来ない覚悟が見て取れた。「今日、リコと話せて良かった」「え？　それは私が…………」それは私こそが言う台詞だ。こっちの台詞とはこの事だとリコは思ったが、ミーコは違うと首を振った。「実はな。私は今から、個人的な最終決戦に向かう所だったんだよ。別に世界の命運がかかってるとか、そんなんじゃ無い。ただ１人の友達を助けたいって、それだけの戦いなんだけどね。それで、知り合いと一緒に奔走しててな」言いながら視線を横に流した彼女の方を見ると、そこには１人の男が距離を置いて立っていて。今まで全く気が付かなかったが、ずっとそこに居たらしく。頭と腕には痛々しく、包帯が巻かれていた。年は、リコと同じくらいだろうか。「だから、リコと今日話せて、正直、良い気付けになったよ」　嬉しそうに笑って、ミーコはリコの頬に手を当てて、額と額をくっつけた。ぶつけるのでは無く、優しくくっつけた。不思議と気恥ずかしさなどは無く、元気になったと主張するミーコの言葉が、素直に嬉しかった。そして、ミーコは手を振って何処かへ歩いていった。ある距離まで行った時に、その姿が一瞬で消失した。彼女は戦いに赴いたのだ。自分もまた、出来る事をしよう。リコは腕に抱えた不可思議な書物に、いっそ愛おしく見えるほどの力を込めて、それをそのまま決意に変えた。カレンはリコ、ミーコの居る場所から、少し離れた場所に居た。距離にすれば１キロ程か。歩けば数分の距離だ。だがその場所は、普通の人間ならば、自力では一生たどり着けないだろうと断言できる。そこは空の上だった。地面から１キロ上空の場所だった。足の支えなど、当然有る筈も無い。しかし、空に浮かんでいる、という表現が正しいのかどうか、今のカレンを視た人間ならば、疑問に感じるだろう。浮遊感は無く、固定されたイスの上で胡坐をかいている。全く、その様にしか視えないのだった。浮かんでいるというより、正に座っている。まるで、空の上すらも地上の一部で有るかのように振舞っている。落下という感覚や体感を、世界の遥か彼方に置き去りにして、少女の姿をした怪物はそこに居た カレンはリコ、ミーコの居る場所から、少し離れた場所に居た。距離にすれば１キロ程か。歩けば数分の距離だ。だがその場所は、普通の人間ならば、自力では一生たどり着けないだろうと断言できる。そこは空の上だった。地面から１キロ上空の場所だった。足の支えなど、当然有る筈も無い。しかし、空に浮かんでいる、という表現が正しいのかどうか、今のカレンを視た人間ならば、疑問を覚える事だろう。その体に浮遊感は無く、固定されたイスの上で胡坐をかいている様な。全く、その様にしか視えないのだった。浮かんでいるというより、正に座っている。まるで、空の上すらも地上の一部で有るかのように振舞っている。落下という概念を、世界の遥か彼方に置き去りにして、少女の姿をした怪物はそこに居た。「もう少し上に行けば、視えるのかの？　精神世界として隔離された場所に、有るのかの」カレンは呟いた。そして、鼻で笑った。　カレン自身、信じては居ないからだ。自分が口にした言葉の内容を。神が住まうは天の国。空に近づけば、有るのかもしれない。神が住まうは天の国。しかし、空に有る様で空に無い。空よりも高く、高く高く高く、その更に上に広がる世界。神の支配が実現した世界。しかし、そんなものが存在しない事など、誰もが知っていた。だから、現実として存在しないのだ。この世界には、そんな場所など存在しないのだ。「…………護らなければならぬの。主様を」カレンの更なる呟きは口の中だけで消えた。独り言なので、その内容は色々と要領を得ない。「我も、救われたいからの」そして、救われたいのは誰でも同じだ。リコが今の状況から救われたいのと同じように、カレンもまた同じなのだ。あるいは、より切実に。そして、あの哀れな聖人もまた、同じなのだ。自覚的である所が、また哀れだ。「まあ、我が護りきるまでも無く、主様は我よりも高みに行くであろうよ。その時は、我も………」続く言葉を空に浮かせて、カレンは主人の元へと帰還した。

  Feb 28, 2011

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  げんすい

  春っぺぇ感じがする。幻想水滸伝のナンバリングタイトルで、どれが一番面白かった？と聞かれて。１、２、とプレイした後の３が一番面白い。と答えたら凄い同意された。職場の人に。３はネット状でもあまり評判が良くないと思っていたので、なんか妙に嬉しかった。面白いんだぜ、３は。うん、リオンとかミアキスとかのおかげで５も神ゲーだったけどね。御坂妹。シスターズ編は７巻まで持ち越しか。

  Feb 27, 2011

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  ふらぐ

  朝４時出勤とかになると、もう完全に余裕が無くなる。でもなんとか乗り切った。まあ、これから毎週そうなるだろうけども。ストライクウィッチーズ２のBD最終巻が届いて視聴したんだけども、最後の最後のシーン、浜辺に打ち上げられた震電と烈風丸に近づく誰かの影が追加されてる。あれは誰だろう。劇場版へのフラグかな。凄い気になる。そもそも、あの浜辺は何処なんだろう。普通に考えればヴェネツィア近郊なんだろうけども。宮藤さん。

  Feb 26, 2011

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• 不思議的乙女少女と嘘とそれ以外4

  ミーコの生きている世界。それは、普通の人間とはかなり異なる様で。その生物的な能力すら普通とは言い難い様な人間の様で。リコはしかし、予想はしていたので、あまり驚きはしなかった。とはいえ、ある程度の確信を持ったのは、実につい最近だ。どういう訳か、今年になって顕著になった、不思議事件との遭遇。夏休み前、湿気の鬱陶しいゴールデンウィークに体験した、夢の世界。そして、夏休みにヤカと体験した、帰省先での事件。ユニコーンと遭遇した事など、ここ数週間のあれこれ。異常な現象や異常な状況を経験して、その雰囲気とミーコの持つ雰囲気が似ていたと、なんとなく思い始めて。だからこそ、彼女に相談を持ちかける決心がついたのだった。そして現実に、こうして相談を持ちかけている…………のだが。「で、この悪趣味な演出には、一体どんな意味があるんですか？」　相談を持ち掛けてはっきりしたのは、ミーコが普通の人間で無いという事実のみ。もちろん、相談してすぐに答えが判明する事を期待するのは、あまりにも虫が良すぎるが。虫が良すぎて、都合も良すぎる。「意味…………か」ミーコは一拍置いて、嘆息した。その溜息が何に由来するものかは分からないが、何処か疲れているような、あるいは嘆いているような、そんな感じだった。そして、ふと思い出したかの様に、言った。「私の能力はね、尋問向けなんだわ」「尋問…………？」また、穏やかではない単語が出てきたものだ。そして、やはり会話の本質をずらしていた。「まあ、驚かせたり、怖がらせたりね。精神を不安定にさせて、情報を引き出す。そんな能力なんだよ」見てな、と言って、指を一度鳴らした。その音は世界中に響き渡るかのように冴えた音で有り、実際、世界中に響き渡って、世界そのものを破壊した。空間に走る亀裂。亀裂はあっという間に広がって、世界を覆いつくし、そして割れた。世界の破滅に直面しても、しかしリコは動揺しなかった。割れた空間の外側から、割れる前と全く同じ世界が顔を覗かせており、つまりは。「…………別の空間を作っていた…………んですね」　すでに、世界は何もかも元通りだった。往来する人々の頭はちゃんと首に乗っかっているし、気分が悪くなるような四足歩行でもない。リコは、カレンが作り出した真白の空間を思い出していた。つまり、ああいうものなのだろうと、予想していた。だからこそ異常な状況を目の当りにしても、あまり動揺しなかったのだ。「いや、違うね」だが、ミーコは否定した。足を組み、右膝に右肘を乗せて、手の甲に顎を乗せて。上目遣いで否定した。そして、端的に、リコが取り込まれていた能力を表現した。「おはよう、リコ」「え？」　妙な笑顔でそう言ったのを聞いて、聞き間違いかと思って、しかし、どうやらそうでは無いらしくて。　何を言っているのかと思った。時刻は既に夕方前。暑さの残るこの季節、まだまだ日が落ちるには早い時間帯だ。目覚めの挨拶にはまだ早過ぎるし、あるいは遅過ぎる。そもそも、仮に午前帯であったとしても、そういう挨拶は出会ったその時にするのが普通だろう。「あんたは夢を見ていたんだよ。言っただろ、夢幻世界だって。別の世界を作り出して、誰かを取り込んじゃうような途方も無い力は無いよ、私には」　そのミーコの言葉を耳から受信し、脳で解析し、瞼を閉じて良く咀嚼し、心の奥底へ飲み込んで。「え？　私、寝てたんですか？」「まあ、そういう事だ」「こんな公共施設のど真ん中で、立ったまま？」言いながら、リコは自分が立ったまま寝ている姿を想像して、その姿があまりにも間抜けで、泣きたくなった。「なんて事してくれてやがるんですか、このアホ先輩は」項垂れつつ、恨みの言葉をミーコに送る。そのリコの気落ちした姿に、流石に悪いと思ったのか、ミーコは少し引きつったように笑って、両手を振った。「いや、でも実際アレだから。あの、ほら、周りからは見えないようにしてるからさ。それに、可愛い寝顔だったよ。ほんとに」　フォローになっているのかなっていないのか、良く分からない様な事を言って、むしろリコを凹ませた。「周りから見えない…………？」　凹みつつも、疑問に感じた部分を口に出した。そういえば、だらしの無い座り方をしているミーコに、それを注意した時も、同じ様な事を言っていた気がする。それも能力の一部なのだろうか？　まあそういう事なのだろう。「まあ、長々と本題を誤魔化してきたけども、そろそろ入るとしようか。本題に」　ミーコは若干俯いて、眼は左に逸らし。「結論から言うと、私にあんたを助ける事なんて出来ない」　その声が少し弱弱しく感じたのは、何かしらの負い目を感じているからか。それとも、もっと別の理由か。どちらにせよ、だからこそ、本題を誤魔化して、回りくどく、あるいは直接的に否定する事を嫌ったのだろう。そうする事で、少しでも回りくどくする事で、話に段階を付ける事で、リコに対する拒絶を正当化する…………などという卑小な考えでは無く、単純な優しさなのだろう。だが、正直な所、それにどれほどの効果が有ったかは疑わしい。だって、こんなにもショックだ。リコは、掴んでいた裾を無理やり振りほどかれ、路頭に迷ったような、そんな不安定さを感じていた。もちろん、１から１０まで、その全てを助けてもらおうなどとは、微塵も考えてはいなかったのだが。「そんなにがっかりしないでくれよ」　隠そうともしない大きな溜息とともに、ミーコはそう言った。「私だって、残念なんだ。出来れば、あんたの大きな力になってあげたいけど、このケースは人間が手を出せる範疇を大きく超えてる」　私の力なんかじゃ余計にね、と、小さく呟いた。声に比例して、その姿まで小さくなったかの様な気がして、また夢を見せられているのかと疑ったが、それはただの気のせいだった。「…………でも、助言くらいは出来る。長々と回り道したのは、そのためさ。…………知っておいて欲しかったんだ」「何を…………ですか？」「あんたを殺す者の事を、さ」「……………………」　リコは息を呑んだ。　息を呑んで、緊張に震えた。--------------------長かったので無理やり分けてみました。

  Feb 24, 2011

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  ひとり

  なんか最近暑いぜ。一人でカラオケしてきた。一人で。一人でね。え？　なんですか、別に寂しくなんか無いですよ。一人で居るからって寂しいなんて思わないでくださいよ。それは一人になった事の無い人間が言う台詞です。あ、しまった。墓穴を掘った。挙句に飛び込んだ。まあ良いさ。人は一人で生き、一人で死ぬものだ。と、昔の小説家も言っていたらしいよ。お姉ちゃん大尉。

  Feb 23, 2011

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  なにも・・・

  なんか暑い。気温はそうでも無いけども、体感気温がやや高く感じられた。今日は休みでした。でも、どうもやる気の出ない一日でした。何もしたくないような、何か面白い事が起こってほしいような。そんな感じ。まあ・・・疲れてるんだろうなあ。ストレスもあるのかもしれない。せめて２連休くらいほしいものだ。もらっても何もしないかもしれないけども。とりあえず、今日はジャンプ読んだくらいしか何もしてない気がする。あ、そうだ。けいおん！を最初から全部見直そうかな。それともストパンにしようかしら。凄いいまさらだけど、２期９話に出てきたゴーレムの作画が修正されていたね。線画。背景を付けようと考えて、時間だけが過ぎていった。

  Feb 21, 2011

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  すじこ

  体が疲れている。巧く動けないぜよ。今日、職場の人が持ってきてたおにぎりが『筋子』と書いてて、ナチュラルに『節子』と読んでしまった。かなりのネット脳ですね、分かりますん。まあ、節子で思い浮かぶのは火垂るの墓なわけで。職場の人にそれを伝えようにも、しかしどうにも伝わりそうにないので切なかった。くそう。MAD見てたら久しぶりに描きたくなった律。

  Feb 19, 2011

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  むちゃ

  眠いなあ。連休が欲しい今日この頃。今月は週休２日も無いかもしれんね。先月もそうだったけども。時間無いなあ。ほんとに転職考えるべきなのかもしれぬでござる。そもそも、今の生活を３０代以降にこなせる自信が無い。今から無茶してても、たぶん数年後に反動が来そうな気がするのに。しかし、転職とは言えども、どうしたものか。・・・・・・・・・・・・・・・・・。もうそんな事どうでも良いから、小説描こうぜ！適当に描いてたらお姉ちゃん大尉を描いていたでござる。

  Feb 18, 2011

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• 不思議的乙女少女と嘘とそれ以外3

  「リコさんはいらっしゃらなかったんですの？」「んー、なんかね、用事あるんだってさぁ。付き合い悪いよねぃ」　エリーの問いかけに、良く知らないんだけどねぃ、とヤカは答えた。ここは花刻家、エリーザの私室。無駄に広大な花刻家の、少しばかり常識を逸脱した規模の、しかし、その敷地と比較すると余りにも小規模な屋敷。その一室。数日前に訪れたばかりのその場所に…………友人の家なのだから、何時訪れても構わないのだろうが、家が大き過ぎて躊躇いが有るのだった…………ヤカは再び訪れていた。ヤカはエリーのお見舞いに来たのだった。『体調不良で欠席』という報を受けたのは今朝の事で、それは教師からホームルーム中に語られた。休み時間に詳しく話を聞こうとしたのだが、教師も詳しくは知らないらしかった。ただ、特に悪い訳でも無いらしいという話だったので、その場は安心したのだった。だが、昔は体が弱かったという事なので、どうにも心配になり、ここまで足を運んだのだった。メールや電話で直接的に連絡を取ろうともしたのだが、どうもヤカが訪れる少し前まで寝ていたらしく、携帯電話を放置していたらしい。もちろん、花刻家の屋敷には事前に連絡を入れていたので(そもそも、そうしないと門前払いになる可能性が高い)、エリーの状態についてはある程度理解していたのだったが。リコも誘ったが、どうやら用事が有る様で、断られた。謝っておいてと言われたが、そんな事を言えば、逆にエリーに気を遣わせかねない。と、いう事で、無駄な話は省いて、リコは事実だけを伝える事にした。もちろん、それだけでエリーが好意的な解釈をするだろうと知っているからだ。エリーは友人を悪く思う人間では無い。そう信用しているからだし、事実そうだった。「本当は登校するつもりだったんですのよ？　でも、久遠がどうしてもっていうから、仕方なく休んだんですの」　天蓋付きの、無駄に豪華なベッドに…………数日前、３人で仲良く就寝した…………それほど病人の様にも見えない様子で、エリーは半身を起こしていた。言葉通り、確かに悪そうには見えなかった。熱も無いというし、少し気だるそうにしているだけで、他に変わった様子は無いように感じられた。ヤカは一度、親友が死に近づく様子を目の当たりにしている。中学時代の、遠足での事だった。なので、本当に悪い…………死を感じさせる顔色というものは、何と無くだが、理解できるような気がしていた。もちろん、何の根拠も無いのだし、専門家が聞けば鼻で笑われるか、あるいは相手にされないだろうが。だが、それでも自分を安心させる材料にはなる。と、いう訳で、ヤカは胸を撫で下ろした。本当にホッとしたのだった。数日前、この部屋から続いているテラスで、『長生きしよう』と言ったのを思い出したのだ。時期など関係ないが、言った数日後に、命に関わる様な事が起こるのは、いくらなんでも止めて欲しい。エリーも同じ事を思い出していたのだろう。少し笑っていた。「…………紅茶、飲むかぃ？」その時の事を思い出すと、急に紅茶を飲みたくなってきた。ただ、喉が渇いただけかもしれないが。エリーは少しの間きょとんとしていたが、目を細めて、柔らかく微笑んだ。「ええ、お願いしますわ」勝手知ったる…………という程では無いが、紅茶の場所くらいなら覚えている。メイドの久遠に淹れさせれば良いものを、どうもエリーは自分でやりたいらしく、部屋に器具や茶葉の全てを保管している。棚に整然と保管されたそれらも、エリーが管理しているらしい。性格がとても良く出ている。テラスへ通じる大きな窓の、すぐ横のクラシカルで値段の張りそうな棚。棚の前に立つと、テラスから差し込む日の光が目を刺激した。大きな空を見上げ、雲１つ無い晴天の世界。この空の下、幼馴染のアイツは何の用事で何処へ行っているのかと、ふと気になった。その幼馴染である所のリコは、常識で考えれば、ちょっと、いや、かなり有り得ない状況に居た。異常という２文字と、その言葉の持つ意味を辞書から削除したとしても、その状況を体験した事で『異常』という言葉を再構築してしまわざるを得ないほどに、有り得なかった。凄惨を極める。その言葉が十分に当てはまって有り余るほどの状況。リコの目の前に広がっているのは、そういうものだった。往来絶え間ない駅前の噴水広場。栄えているとは言えないまでも、人の数は多い。その場に居る人の数は、パッと見たとしても、１００を越えているのだろう。老若男女、様々な人々。もしかしたら、外国人も居るのかもしれない。その全てが。頭を地に落としていた。両足の関節が逆側に折れ曲がり、膝を付いていた。両腕の関節が逆側に折れ曲がり、肘を付いていた。そして出血は無く。異様な姿を晒したまま、異常な姿を晒したまま、見る物に激しい嘔吐感を抱かせる格好で、しかし、普通に動いていた。日常、彼らが取る行動に則していた。即ち、動き、呼吸し、食し、飲み、話す。恐ろしいことに、おぞましい事に、駅前の広場には喧騒が保たれていた。首から離れてしまった頭が、出来の悪い人形以下の、だからこそ出来の良い人形以上の不気味さで動き回るそれらに、ゴロゴロと付いて周り、日常会話を垂れ流していた。今度は、老人の頭が落ちた先ほどの様に、一瞬で何もかも元通りにならなかった。すでにこの状態になって、数十秒が経過していた。とはいえ、妙に時間の概念が曖昧だった。本当に数十秒しか経過していないのか、あるいは数秒も経過していないのか。緊張で頭が混乱しているのだろうか。この光景を硬直して眺めていたリコは、この異常な世界を眺めていたリコは、眼の前のそれらに生理的な嫌悪感や吐き気を催しつつも、しかし、心の芯は意外と冷静だった。それこそが最も異常な意外さだったが、今はとりあえず無視しておく事にした。眼の前の光景に眼を逸らすのでは無く、しっかりとした意思で、リコは振り返った。ポニーテールにやさぐれた瞳。高校の制服をだらしなく着用して、下着が見えそうになるくらいの角度でベンチに座って。ミーコは、リコの中学時代の頼りになる先輩は、確かにそこに居た。彼女にも確かに見えているであろう、凄惨な光景などは、意に介していない。変わらぬ日常の風景とすら言いたげな気楽ささえ感じられた。「…………先輩がやったんですか？」「何を？　って、もう少しからかいたい所だけども…………まあ、あんまり焦らしても仕様が無いわな」気だるそうに認めて、私がやったけれども、何か？　と言いたげに、ミーコは胸を張っていた。「幻覚…………なんですよね、きっと」「ああ、まあ、そうだな」良く分かったな、おりこうさん。そう言って、ミーコは笑みを深めた。褒められているのかなんなのか。貶されてはいないだろうが、本気で褒められても居ないような、そんな感じ。だからこそ、敢えて確かめざるを得なかった。「嘘じゃ…………無くて、ですよね？」「ん…………ああ、はっはっは！」先程のやりとりを思い出したのか…………仮に忘れていたとしたら、先輩と言えども病院へ行く事を真剣に訴えざるを得ないが…………手をひらひらと振って、「これが嘘かどうかなんて、本当にどうでも良い事だからね。本当に。それに実を言うと、嘘は嫌いなんだよ、私は」　それこそ、どうしようも無く嘘っぽく聞こえてしまうような主張を堂々と宣言しつつ、ミーコはさらに言葉を繋げた。「『夢幻世界』。夢と幻を行きつ戻りつ。私の持つ、異能力だよ」　言葉と共に、周囲の光景は更に変化していく。悪い方向に変化していく。不自然な四足歩行で日常会話を非日常的に行っていた駅前の人々が、悪い方向に変化していく。肘関節が逆方向に折れ曲がり、開放骨折を起こしていた彼らの腕が、突如、更に力を無くして両肩を地面に付けた。肩の関節が力任せに捻じ切れたような形で皮膚を突き破ったためだ。力の入りようが無くて、当然だ。力の入れようが無いのだから。そして、彼らは当然の自然さで不自然に踊る。無い頭を鶏の様に振りながら、骨の露出した肩と折れ曲がった膝で、地面を醜く踊り始めた。踊りの様に、見えたのだ。世界の何処にも存在してはならない踊りだが。ともあれ、恐ろしく趣味の悪い幻覚だが、これが現実で無くて良かったと、心底安心した。あの、もはや人間の原型を留めないほどの肉塊とかして蠢く彼らが、実際にあの様な姿になっていたとしたら、これは全く恐ろしい。「…………異能力？」その光景に、喉の奥、胃の中心で熱い物を感じたリコだったが、何とか耐える。耐えながら、搾り出すように問う。「まあ、超能力やら奇跡やら、どんな言葉で呼んでも良いと思うけども、私たちはそう呼んでる」重要なのは現象で、呼び名なんて、本当の所なんでも良いのだと、続けた。「…………先輩って、何となく、変な人だと思ってました。いや、そんな、眼で視ないでくださいよ。性格的な事を言ってるんじゃ無いですよ？　ただ、そう。なんというか…………」　中学時代から覚えていた、何となくの違和感。具体的な現象が起こっているのを見た…………という事では無く、その人間自体に付随する、雰囲気としての違和感。普通の人間では無い様な、そんな異質感。その正体はこういう事だったわけだ。ミーコはどうやら…………いや、やはりと言うべきか。訳のわからない世界に所属する人間だったらしい。-------------------------------半年振りくらいに、何事も無かったかのように更新してみる。妄想の中では、この事件はすでに解決していて、その次とその次の長編に突入しているから逆に描きづらい罠。

  Feb 17, 2011

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  よくわからない

  今日は素晴らしい晴天で心地よかった。気温も高く、春が近づいている予感。まだ２月だけどね。おお、寒い寒い。よく『分からない奴』とか言われる事がある。会社で初めてお会いした上司の方とか、そうでない上司とかにも。まあ、上司じゃなくても言われるけども。まあ、彼らが理解を放棄していない事は感じ取れるから、彼らも人間的には悪い方々では無いのだろう。ただ、基本的にどうでも良いだけで。思い返せば昔からそうだった気がする。中２的な言い方かもしれないけども、自分の抱えている感性がその他大勢と大きく違っている気がしてならなかった。例えば、他人が抱えている怒りに対して、どうしてその怒りと訴えを切り離せないのかと、常々疑問に感じていた。今は少し変化したけども、基本的なスタンスはそうでも無い。別に優れているわけでは無く、どこか変なのだと思う。それが悪いことかどうかと言われれば、別に悪いことでは無いと思う。協調性は無いが、ギリギリの範囲で合わせているからだ。事実に則して現実を見る事の出来ない人間ばかりだと考えていたけども、社会人になってその考えはより強くなった。でも、たぶんその方が良い方に働く事もあるのでは無いかと思うようにもなった気がする。まあ、何が言いたいかと言うと、新しい事を任されて、それが完璧に出来るかどうかと聞かれたのですね。どれくらい昔からだったか、そういう問いに関して、『取り合えずやってみるしかない』と即答すると、大きく出たなと言われたりする。つまり、相手は不安や覚悟を求めているのだと推測されるが、どうもそれが理解できない。覚悟や不安がモチベーションや集中力に連動すると考えているのかもしれないが、事実のみを切り取ってみた時に、与えられた仕事をおざなりにやらない事など当たり前で、職場の人や昔に居た友達だったかどうかの微妙な人間たちには、それが理解出来ないらしい。機械的であると思われるかもしれないが、情熱的である事の否定にはならないと個人的におもうのだが、そもそもそのどちらでも無いのだから、どうも良く分からないのは、自分でも同じだったらしい。良く分からない。私はそのまま見たままの人間なのに、私のことを理解出来ないという人間が理解出来ない。なんかストレス溜まってる感のある文章だった。ペリーヌを描こう。

  Feb 16, 2011

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