|
カテゴリ:その他
先日イギリスの作家チャールズ・ディケンズに関連する番組で刑事のことについてやっていたのが興味深かった。
19世紀のロンドンは貧困から犯罪が多発していた。 1829年、ロンドン警視庁に刑事課が誕生。ロンドン警視庁は別名「スコットランドヤード」とも言うがスコットランドヤードという場所に出来たので地名からきているとのこと。 それまでのロンドンは警官だけで、何か事件が起きると「あっちで何があった」「あいつがやったらしい」とか住民たちが解決していたような所があったが、ビクトリア王朝時代3大事件が勃発する。 1.フランツシュラーというドイツ人が鉄道を舞台にした犯罪を犯す。 2.ロードヒルハウス事件(1860年)幼児殺害事件(これは刑事第一号のウィッチヤー担当)マスコミが大きく取り上げた。 3.切り裂きジャック(1888)売春婦を狙った殺人。未解決 当時のロンドンは貧富の差が激しく、その狭間で人々は必死で生き抜こうとする。ロンドンがどんなにひどくてもそれでもまだ地方よりはまし、だとして人々がどんどんロンドンに押し寄せてきていたらしい。 そのどろどろした状態の中で、刑事は物的証拠を探して犯人を逮捕するという今までに無いやり方で悪戦苦闘をしながら刑事という地位を築いて行く。 チャールズ・ディケンズはシェークスピアに次ぐイギリスで人気のある作家。 彼の作品を映像でずーっと見てきたが、貴族と貧困の中で生きる人を対象させ、善と悪も対象させ、なかなか面白い作家だということを今更思った。 若い時には理解出来なかった彼の信念が今はなんとなくわかるような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|