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   楽園への道

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March 18, 2009
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神々の国で出会った不思議

おひさしぶりです。

ホメオパシーの学校のテストも終わり、

お告げにしたがって、
バリ島に修行へ出かけた(!?)

というか休暇に。

やはり私たち家族にとって、バリ島というのは
不思議な縁のある場所らしい。。。

今回も・・・・

次男が病気になったのだ~~~

しかも、それは着いて3日目であった。

前回と似たような症状で、はじまった。

ゼロゼロとせきをして、ぐったりして、
だんだん息があがってくる。

ハッハッハッハッ・・・ 犬が走ったあとのような短い感覚の呼吸。

この状態で医者にいくと、間違いなく抗生物質!

しかし前回と違うのは、
ホメオパシーという強い見方がいること!

とりあえず手持ちのレメディを投与。。。
蚊にさされたらしく、両手がぷっくりと腫れている。

ヒスタミンのレメディも飲ませてみる。

しかし・・・・ぐったりと弱ったまま・・・

この状態は前回のドイツのときとも良く似ている。

(どうしようか????}


小さい宿だったので、スタッフまでが、心配して

「大丈夫?」

「お医者よぼうか?」

と聞いてきてくれるが・・・
医者は呼びたくない・

ということで、医者の前に、
2年前には自然療法について教えてもらった
フランス人の友人に早速電話してみた。

「大丈夫よ。バリアンと一緒にいくわ!」

バリ島には、バリアンと呼ばれる「ヒーラー」が存在している。

彼らは、神から癒しの力を授けられていて、
そのひとによって、方法は違うけど
祈祷したり、マッサージしたりして、『悪い霊』や病気を追い払う。

まだまだ医者にいくのは高いので、
バリ島の人は自然療法のジャムーといわれるインドネシア版漢方薬や
なにか問題があったりすると、
『バリアン』のところにいって治してもらうそうな。

ホームドクターみたいな感じかな。

ドイツ人夫も、うんうん。。。と頷いている。

以前だったら、
2年前なら、
夫婦ともども
(うさんくさ~~~)と思っていたのに・・・

人間は変わるのね・・・・と、実感。

とにかく
運のいいことに、けっこう忙しいバリアンのパックマン(おじさんという意味らしい)は、
その日の午後だけ予定が空いてしまい、
次男の元にやってきてくれることになった。

「だいじょうぶ?」
フランス人の友人とともに・・・
パックマンはやってきた。

すごく素朴そうな

おじさんなのだけど、

なんというか・・・

その人がきただけで、

本当に場の空気が変わってしまう。

でも威圧感とかがあるのではないねんなぁ・・・

すこし、わたしたちの部屋でたたずみ、
(その場所のもつ気に体を慣らしてから)
次男の寝ている部屋へ・・・・

ぐったりと寝ている次男の心臓をさすり・・・
体のあちこちをオイルでさすり・・・・

20分くらいかな。。。。

次男がいきなり目をさますと
おじさんがいるので、驚いて泣き出した。

そこで治療も終わったのだが・・・・

本当に、こんなんで治るのかな。。。と、思ったりして・・・
(いや、信じるのだ!信じるものは救われるのじゃ!)

「どうでした?」

フランス人の友人が訳してくれたところによると、

「心臓の位置が下がっていたみたいで、
それを元にもどして
なにかのトラウマ、ショックがでたようで、それを解放した」とのこと。

すごい漠然とした解説だ。

昨日、プールで遊びまくったあと、炎天下で外を歩かせたことをいうと

「バリ島では昼の12時には、絶対に子供に外は歩かせることはないんだよ。
神々があまりの暑さに地中にもぐるので、守ってくれなくなるからね」

ふむふむ・・・

生活の智恵ってやつね・・・

しかし、あれは2歳の子供にはきつかっただろう・・・と反省。

大人でも死ぬかと思うくらい暑かった。
あれは致命的なミスだったのだ。

日本からきたばかりで、疲れもあるし、水分補給が完全ではなかったし、
熱中症にもなっていたのだろう。

「ゆっくりゆっくり、回復するからね。明日にはよくなるよ。
水をたくさん飲ませて。このオイルを胸に朝、晩、塗ってあげるといい」
すっごくいい香のオイルをわけてもらった。

で、バリアンの訪れた後・・・
次男の息は
はぁ、はぁ、はぁ。。。と確実にマシになっていた。

夫と顔を見合わせて「うん、良くなってるよね」と頷きあった。

その後、次男は眠り続け・・・水を何度も飲み・・・

いやぁ~~~翌朝、ほんとうに回復。
仮に熱中症であったとしても、
驚くほどの回復で、奇跡的だった。

宿の人も、スタスタ歩く次男をみて・・・

「彼、病気は大丈夫なの?」

「ほんとにOK?」

とか聞いてくるくらいで、わたしたちも驚いた。

「いやぁ~~、バリアンに来てもらってねぇ」というと、
「はぁ?」みたいな顔されたりしたけど。

やはり抗生物質も、バリの生活のなかには入って来ているようだけど。

バリアンに出あわせてくれた次男に、つくづく感謝だわ。

バリアンとその、力を受け入れているバリの人々の生活の智恵。

なんか薬漬けの日本なんかよりも、よっぱど健康的じゃないか!

と、
つくづく今回は、バリの民間療法の素晴らしさに感動。

日本でも、
ドイツでも各国には民間療法や、
おばあちゃんの智恵みたいなものがある。

ホメオパシーの同種療法も、熱出たら玉子酒に、似ている部分がアル。

語り告がれて来た神話は、その土地の気候にも結びついている。

そして治療には薬草が使われた。
そこには、その土地の持つエネルギーが含まれている。
確実に、効果のあるものなのだ。


以前なら、(民間療法か・・・お金がないから、頼るのはそれくらいだもんなぁ)
とかあわれんでいたけど、そんなだった自分を憐れむよ。

もちろん現代医学も素晴らしいのだけど、
なんでもかんでも、薬!というのは、間違ってたなぁと思った。

いつかレメディすらも用いず、

体の治療ができるようになったら。。。と願うばかりだし、

そういうことも可能ではないか、と少し思う。

というわけで今回の旅も、素敵な幕開けになったのであった。



余談::
帰国してから妹に電話で報告していると
「やっぱり、次男は場所を移動すると、なんか体調こわすみたいやね~~」
とかいうと、

「おねえちゃん、今頃気がついたの?」
といわれた。

こどもを雑にあつかう=Sepeaとか?のんでみようかな?

そのへんの対策をせねば。。。







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最終更新日  March 18, 2009 09:36:35 PM
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