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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
ポコチャン、幼稚園年中組のときのこと。
毎日、いたずら・兄弟げんかが絶えない。 毎日、声がかれるほど怒鳴っていた。 我が家のルールとして、 1.注意→継続したら罰、罰の内容を具体的に宣告 2.警告→罰の内容の再度宣告 3.罰の実行 何か罰を与えるときには、この3ステップを踏む。 1の注意は、何度も行う。繰り返すと罰が実行されることを 伝え、行動に注意を払うよう促す。 言動が改善されなくても、改善しよう、という意図が見られたら この注意は解除される。 2の警告も、複数回行う。何度注意しても改善の気配がないときに 警告レベルまで上がる。 これも、直そうという強い気持ちがあれば、解除される。 同じ失敗をしても、また1の注意レベルから、となる。 ただし、謝るだけ、というのでは解除とならない。 3の実行、これは一発勝負のレッドカード。 実行を宣告されたら、その罰は完遂される。 だから、ほとんどの場合、2の警告が1回発動されると 子どもたちはそれで必死に直そうとする。 このころは、毎日、注意を繰り返していた。 特にポコチャンの不注意な失敗の連続は、目に余っていた。 あまりに直さないので、警告レベルに至ったことも伝えた。 そんなある日、ポコチャンがまた、ひどいイタズラをした。 私は完全に頭にきた。 「もうお母さんは許さない。罰を与えます。」 このときに伝えていた罰は、一人で階下で一晩寝ること。 ポコチャン、こわがりで、2階にあるリビングから一人で 1階のお風呂にもいけないほど。 なので、罰の実行レベルに至ったといわれたとき、 ポコチャンは必死で抵抗した。 最初、泣いて謝り、それが効かない、と気づくと大声で泣き喚き、 2階の子供部屋の隅でうずくまった。 そんなポコチャンの手をむんずとつかみ、階段を降りた。 片手にはポコチャンのパジャマを持って。 プンプン怒りながら、1階客間に布団を敷いた。 ポコチャンはその横で大泣きを続けている。 布団が敷けたので、 「寝るときには電気を消して寝なさい。」 と言って階段を上がろうとしたら、 ポコチャンは私にしがみついてきた。 「いやだ~!こわい~!」 そう叫ぶポコチャン。 「何が怖い?!」 と怒鳴り返す私。 「一人はいやだ~!お化けがこわい~!!」 ポコチャンは必死で訴える。 階段に足をかけていた私は、戻って ポコチャンの真正面に仁王立ちした。 「出るか出ないかわからないお化けと、 本気で怒ったお母さんと、 どっちがこわい?!」 「お母さん・・・・」 しおしおとつぶやいて、ポコチャンは自分から 洋服を脱いでパジャマに着替え、さっさと 布団に入って電気を消した。 夜中にこっそり見に行ったら、布団からはみ出して 完全に大の字でおへそまで出してぐっすり寝ていた。 翌朝、上がってきたポコチャンに聞いた。 「よく眠れた?」 するとポコチャン 「うん。ものすごくぐっすり眠れた。 今晩から下で寝ようかな・・・?」 もちろん、暗くなったら、やはり一人は心細くて 2階で今までどおり寝た。 現在ポコチャン、中3。昨日、毛先をそろえてやった。 あいかわらず怖がりだし、同じ失敗を繰り返す忘れん坊だが、 家の食品の在庫は完璧に記憶している、頼れる子。 お菓子やパンのポイント集めが好きで、点数が集まると 急いで応募用紙に貼って、雨の中でも投函に行く。 恥ずかしがりなのに、中学では応援団長を務める やさしくかわいい子。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月17日 11時39分57秒
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