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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
ポコちゃん 20歳
身長168cm 体重 ?? 手足が長く首も細長い。 小学4年生からバレエを習っている。 もともと、体がとても柔らかく、バレエを習いたい、と 小さいころから言っていた。 が、パパさんが、 「習い事は子ども三人とも同じように習わせるのが原則。 一人だけ、特別扱いはしない。」 との判断。 かといって、体の硬い他の二人はバレエにもともと興味もない。 ポコちゃんは諦めていた。 ある休日の夕方、家族で温泉に出かけた。 車から降りようとしたとき、閉めるドアに ポコちゃん、手を挟まれてしまった。 温泉は取りやめ。 ポコちゃんは私と二人で救急病院に急いだ。 幸い、骨に異常はなく、挟んだために大きな 青あざができただけだった。 ただ動かすと痛いので、手を、まるで野球の グローブのようにぐるぐる巻きにしてもらう ことにした。 診察室で、看護師さんに手に包帯を巻いてもらいながら 担当のお医者さんがポコちゃんに声をかけた。 「姿勢が良いねえ。 バレエでも習っているの?」 するとポコちゃん、普段はあまりペラペラしゃべるほうでは ないのに、急に堰を切ったように話し始めた。 「バレエは習っていない。 本当は、バレエが習いたい。 でも、お父さんが、習わせてくれない。 だから、お友達が習っているので 学校で真似して踊っているんだ」 と。 学校で、お友達の真似をして踊っている、というのは もうずいぶん前に一度、聞いたことはあったが、 まだ、続けていたとは私も知らなかった。 すると、ポコちゃんの話を聞いていたお医者さん、 「あなたの骨格は、バレエに向いている。 骨の専門のお医者さんが、 『あなたはバレエに向いている骨格だ。 だから、ぜひ、バレエを習いなさい』と 言っていた、とお父さんに言ってみたら?」 と優しく言ってくれた。 帰宅して、ものすごく巨大なグローブをはめたように なった手を見たパパさん、腰を抜かすほど驚いて 心配してしまった。 骨に異常がないことを言うと、涙目になって 安心してポコちゃんを抱きしめた。 その耳元でポコちゃん、さっきお医者さんが言ったとおりの ことをささやいた。 パパさん、驚いたのと安心したのとで、その場で 「いいよ。習いなさい。」 と言ってくれた。 パパさんの気が変わらないうちに急いで バレエ教室を探し、習い始めた。 高校生の3年間は休んだが、習った期間7年。 今も一生懸命、習いに行っている。 これが本当の 【怪我の功名】 https://www.facebook.com/makiko.munakata/videos/1204449342951596/ https://www.facebook.com/makiko.munakata/videos/1204440062952524/ 添付のURLは、2016年のバレエ発表会前日リハーサルで、シンデレラを踊るポコちゃん。 発表会当日も、初めての大舞台で、でもとても楽しそうだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年12月20日 10時39分16秒
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