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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
結婚してすぐに買ったダイニングの椅子が壊れた。
小さなテーブルと一緒に買った2客の椅子のうちの一つ。 新婚のころ、向かい合って夫といつもおしゃべりした。 7枚落ち(!)の将棋を指して、それでもなかなか勝てず、 「真紀子さんと将棋を指すと私の将棋の筋が乱れるからもう指さない。」 と言われたっけ。あのとき座っていたのがこの椅子。 子どもが生まれて、夫の半跏の中で眠る赤ちゃんの顔を 見ながら食事をしていた、そのときの椅子。 パパが大好きなりんごは、椅子の上で器用に片足だけ 胡坐をかく半跏の姿勢の夫の、組んだ足の中にスポっと おさまって、それがまるで自分のベッドのような顔で パパさんの顔を見上げながらニコニコ笑っていた。 子どもが成長し、テーブル付きの椅子を買って、 離乳食を与えた。そのときも、この小さな椅子が 小さいが故に、赤ちゃん用のテーブルの前に 椅子を動かしても具合がよかった。 家を建てて引っ越すときに、家族が増えたからこの際 捨てるかどうかちょっと考えたが、気に入っていたし まだまだ使えるから、と一緒に持ってきた。 ダイニングテーブルは買った。夫婦用のダイニングの椅子は そのときに一緒に買ったが、椅子は気に入って いたので、そのまま、子どもの使う食事用のいすとして ずっと使ってきた。机のほうは、ポコチャンが勉強机で 使っている。 安価に買ったが、作りがしっかりしていたので、 とても重宝した。小さくて軽いわりにとても 座り心地がよい椅子。 仕事から帰って普通に座っているときに、背もたれが はずれ、ひっかかっていた部材が割れて、壊れた。 痛かったのは、体よりも心だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月17日 11時37分50秒
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