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2012年09月26日
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嗚呼、コーヒー

毎朝、ミルでコーヒー豆を挽き、
その挽きたてのコーヒーをドリップして飲む。

朝の贅沢。

ここ数日、腰痛で私がコーヒーを淹れられず、
子どもたちに頼んでいた。


今朝も、豆を挽くのは子どもに頼み、
お湯を沸かしてドリップは私が行った。

サーバーは、保温も兼ねた1リットルの魔法瓶。
他にも、ほうじ茶・どくだみ茶のティーバッグを入れた
魔法瓶を準備しておく。

お湯が沸いたら、コーヒーを入れ、続いてまた
お湯を沸かし、ほうじ茶とどくだみ茶のポットに
お湯を入れてお茶も作っておくのだ。

こうすると、いつでも温かいコーヒーやお茶が飲める。

さて、お茶用のポットにティーバッグを入れ、
いつものように、コーヒーサーバーがわりのポットに
ドリッパーをのせてコーヒーを入れる。

ちょうどいい量のコーヒーが入った。
ドリッパーのお湯が全部落ちないうちにドリッパーをはずす。
そうしないと、コーヒーの渋みが全部落ちちゃうから。

ポットにふたをしようとして何気なくポットの中に目を移す。

・・・?
コーヒーの中に何かが見える。
何か浮かんでいる。
何を落としたのか?
ゴミか?  まさか・・・!!

コーヒー用のポットと間違えて、ほうじ茶用のポットに
コーヒーを淹れてしまった。
あわててお箸でティーバッグをつまみだす。

お願い、あまりひどい味になっていませんように。

急いで白いマグカップにコーヒーを少し入れて味見する。

くっきりと、ほうじ茶の味が舌に残る。
まずい、とは言わないが、絶対においしいとは言えない。

あぁ~あ、腰が痛いのに無理してコーヒーなんか淹れるんじゃなかった。
これじゃ、コーヒーにもほうじ茶にも申し訳ない。

夫にそれを伝えて
「我慢して飲んでね。」
と言うと

「どうして、私が我慢しなければならないの?」
「私は私でおいしいのを作って飲むから。」

と言われてしまった。

※でも、いつもよりも早いペースで夫はコーヒーをおかわりして飲んでいる。

あと、コーヒーカップ半分くらい。
これ、飲み終わったら、夫を呼んで、特別おいしいのを淹れてもらおう!

後刻:

そういえば・・・
夫の口調が、読みようによっては、オネエ言葉になっている。

「どうして私が我慢しなければならないの?」

これを、『あの』芸能人か、『あっちの』芸能人の
口調で言うと、確かにオネエだわぁ。

でも、そうではないのだ。


結婚したてのころは、夫は私のことを「お前」と呼び
自分を「俺」と呼んでいた。

ただ、私がいろいろな場面で講師をするようになり、
無意識に私に対して丁寧な口調で話すようになったらしい。
それと、結婚以来ずっと、私は舅姑に対して夫のことを
敬語で伝えている。

「利文さんは、まだいらっしゃれないようですから。」
「利文さんに手伝っていただいているので。」

などなど。もちろん、外部の人には、謙譲語だが、舅・姑には
夫は敬語でないと失礼だ、と思っていたのだ。

こんな風な口調でいつも話していたし、夫に対しても原則
「です・ます」調で話しかけるので、夫も自然に私を「お前」
でなく、「真紀子さん」と呼ぶようになってきた。

今朝、コーヒーで失敗したとき、久しぶりに、
「紀子様」とため息交じりに呼ばれてしまった。

つまり、「この!まぬけ!」という意味。





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最終更新日  2012年10月17日 11時32分03秒
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