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2012年10月15日
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東京でのOL時代、私は、無愛想で優秀な後輩の渡辺くん、
かわいくて若干天然系のナオコとともに、心から尊敬できる
上司がいました。

この上司、私より1歳年上でしたが、専門学校卒でしたので、
私が入社したときにはすでにバリバリのグループリーダー。
例外的に早く出世をした人です。

当時、朝のお茶を出すのは女子社員の役目。
仕事中に何か飲みたくなったら、たとえ部長でも

自分で作りに行く、という当時の日本の会社では
比較的進歩的な会社でしたが、朝のお茶と、
前日のカップ洗い、トイレや給湯所のタオル洗いは
女子社員だけが順番に担当していました。

毎朝、だいたい誰が何を飲むかは決まっていたので、
ほとんどの人には何も聞かず、飲み物を準備をしていました。
ただ、ごくわずかの先輩は、ときどき飲み物を変えるので
そういう先輩にだけは、何を飲むのか聞いて準備していました。

くだんの上司は、毎朝、ブラックコーヒーを飲む人でした。
ですので、ごくたまにしか、何を飲むか聞く必要はありません。
あるいは、どうしてもほかが飲みたいときには自分から
言ってきてくれる上司でしたので、実際にはこちらから
聞くことなどほとんどなかったのです。

が、私は毎朝、飲み物をときどき変える先輩に聞くついでに
その上司にも、何を飲むか聞いていました。

私: 「何を飲まれますか?」
上司:「コーヒー」
私: 「何を入れましょうか?」
上司:「何も入れない。」

翌日
私: 「何を飲まれますか?」
上司:「コーヒー」
私: 「何を入れましょうか?」
上司:「何も入れない。」

翌日・・・そのまた翌日・・・

そんなことが2週間ほど続いたあと、とうとう、上司が
しびれを切らして言いました。

上司:「毎朝、同じものを頼むんだから、いちいち聞かなくていいよ。」
私: 「わかりました。で?」
上司:「何も入れない。」
私: 「わかりました。」

給湯室に行き、みんなの分の飲み物を準備して、
それぞれの席に配りました。
もちろん、上司の席にも、配って歩きました。

上司:「ありがとう・・・」

上司:「なっがおさぁ~~ん!何も入ってないよ~!」
上司の叫び声。

私は平然と上司の横に戻り、答えました。
「先ほど、『何も入れない』とおっしゃいましたので」

そう、私は、上司にカップだけを置いて横を通り過ぎたのです。

周囲は、すでに就業時間に入っているのでまじめな
顔はしていますが、吹き出しそうになっていました。

上司:「悪かった。コーヒーだけ、入れてきて。」
私: 「わかりました。」

給湯室に上司のカップを持って行き、コーヒーを入れて戻りました。

上司:「ありがとう・・・」

上司:「なっがおさぁ~~ん!コーヒーしか入ってないよ~!」
上司の叫び声。

私は平然と上司の横に戻り、答えました。
「先ほど、『コーヒーだけ』とおっしゃいましたので」

とうとう、気難しい課長まで、吹き出しました。

上司:「悪かった。コーヒーとお湯を入れてきてください。」

そう、私は、上司のカップに、コーヒーの粉だけ入れて
上司に渡したのでした。

この、たった1回のいたずらのために、私は数週間、
上司の不興を買うことも恐れず、しつこくしつこく
飲み物のメニューを聞き続けたのです。

翌日から、上司は私に必ず、自分から声をかけるようになりました。

上司:「長尾さん、悪いけど、僕には、コーヒーの粉とお湯をお願いします。」
私: 「わかりました。」

先般、「家政婦のミタ」という番組が非常に高い視聴率で話題になっていた。
が、あの様子を見ていて、私は20年以上も前に、この雰囲気で上司と
毎朝の会話をしていました。
上司にいたずらを仕掛けるために、表情を消していたのです。
(仕事の指示などのときには、普通に話していましたが)

いたずらを仕掛けるときの鉄則:
絶対に笑わないこと。
一回しかきかないいたずらには、完璧な下準備を要すること。
そして、二度と同じ手(同類も)は使わないこと。

こんなことばかり書くと、東京でのOL時代って冗談ばっかり
やってたような気がしてきました。





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最終更新日  2012年10月17日 11時12分47秒
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