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2015年08月18日
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東京でOLをしていた頃のこと。

当時、西武池袋線沿線のアパートに住んでいた。


夏のある夜。

歯磨き粉でも切らしたのか、夜10時過ぎに
お財布を持ってアパートを出た。

ジーンズに赤いTシャツ。髪は長めのボブ。
肩より少し下まで伸びた髪を揺らしながら
コンビニまで歩いた。

向こうから、男性が4~5人、歩いてくる。

様子からみて、どうも酔っ払いのようだ。

こういうのにからまれると厄介なので、
無視してすれ違おうと少し急ぎ足にした。

案の定、中の一人が近寄ってきて

「おねぇさぁ~ん」

と声をかけてきた。

私は無表情にまっすぐ前を見たまま
歩いた。

すると、別の一人が最初の男に向かって

「バカ、ありゃ、男だよ」

と言うのが聞こえた。

「あ、ごめぇ~ん」

と謝る最初の男。

よほど、私は女だ、と返事をしようかと
思ったが、必死に

「無視・無視」

と心に唱えながらそのまま通り過ぎた。

そんなに私って男っぽいのかなぁ、と
思った。


中学校のとき、大街道の三越の前を
歩いていたとき、近くにいたおじいさんに

「ぼく、そこの、ぼく!」

と声をかけられた。

もちろん、私は自分のこととは
思っていなかったので、そのまま
通り過ぎようとした。

おじいさん、私の肩をトントンと
叩いて

「ぼくや、ぼくのことよ」

と言った。

そのとき、私は赤いシャツに紺のスカート(!)を
着ていた。


中高年になると、男性・女性の風貌がだんだん
近くなる、と言う人もいる。

じゃぁ、私は中学生のころから中高年か?!









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最終更新日  2015年08月18日 20時41分52秒
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