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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
先週の頭、ポコチャンが学校から封書を持って帰った。
しっかりと封印されていた。 しかも、表書きにポコチャンの名前と「保護者様」と 書かれている。 だいたい、こういう手紙をもらうときは、よくないとき、と 相場が決まっている。 学校からの配布物は、だいたいむきだしのプリントで 参観日のご案内、とか、給食献立表など。 封筒に入れられている場合は、アンケートの回収用が ほとんどで、この場合、封印されていない。 封印されたものの場合は、PTAの役員の依頼(決定) や会議開催通知で、表書きは役員様、とか保護者(私)の 名前が書かれているのだ。 子供の名前と「保護者様」と書かれているからには 保護者にも必ず伝えなければならない大切なことが 書かれたお知らせなのだ。 ポコチャンは無表情に私にその封書を差し出す。 何か大きなトラブルでもあったか、何か大失敗したか。 まさか、多額の請求書・・・? そういえば、数年前、りんごが中学生だったとき 同じクラスの男子数名がふざけて教室のガラス窓を割ったとき、 その子の親のところに、弁償にかかった費用の請求書が届いたと 噂に聞いた。 きっと呼び出しをくらったのだ。 関係各位に頭を下げてまわらなければならないのだ。 私の頭の中で、請求書の金額と謝罪のための大量の菓子折りで 羽の生えたお札がピラピラピラ~と出て行く・・・ おとなしいポコチャンだが、何かやらかしたのだろう。 「失敗したのなら、お母さんも一緒に謝ってまわるから・・・」 そう、慰める言葉を心に描きながら封を切った。 入っていたのは、手書きの文書でなく、印刷物だった。 『(通知)』の文字が表題の最後に記載されているのが目に入った。 検査でひっかかったのか? そういえば、小学校のとき、ポコチャンは心電図検査でひっかかり 精密検査を受けたことがあった。 健康診断の初期検査で『要検査』が出たのだ。 あのときは、精密検査で大丈夫だったが、数年後、必ず 再度検査をするように言われていたことを思い出した。 ごめんなさい!すっかり忘れていた! ポコチャン、普段元気だったから、まさか、心臓にトラブルが あったなんて・・・・ 母親として失格だ・・・ 涙目になりながら、表題を落ち着いて読む。 どんなことが書かれていても、もう、取り乱すまい。 『「少年少女の主張」応募作文の表彰式・発表会の開催について(通知)』 あ・・・なんだ・・・よかった・・・・えっ? ポコチャンの「少年少女の主張」作文が入賞したの? ポコチャンは少年少女の主張(中3の部)安積地区の最優秀だったのだ。 りんごは、小6のときに最優秀をとった。 ワッチは、小5のときに最優秀をとった。 最後のチャンスで、ポコチャンもとった。 ポコチャンは実は学校でこのことを知らされていたらしく、 読み終えて顔をあげたらニコニコしていた。 日付を見たら、11月11日。 時間は8:30~。 ポコチャンがあせっている。 「この日は模擬テストと漢字検定がある日なんだ。 模擬テストはたぶん、別の日にしてもらえるけど 漢字検定、どうしよう。」 急いで会場に問い合わせた。 「表彰式は9:00~11:30ころまでを予定しています。」 中学に問い合わせると 「漢字検定は9:00~10:00です。」 コピーロボットでもいない限りは参加は無理だ。 再度、会場に連絡した。 「わかりました。発表の順番を前後させますので、大丈夫です。」 よかった・・・。 文化祭では、やはり最優秀をとった中2の子が壇上で発表したが ポコチャンは発表しなかった。 時間の関係もあり、また、ポコチャンはいろいろなところで 発表しているので舞台度胸があるだろう、ということで 割愛されたのだ。確かに、いろいろな大会やコンテストなど 壇上に立つことは慣れているし、何よりも、応援団長だから センターに立つことも場数だけは踏んでいる。 頭ではわかっていても、文化祭でも発表してほしかったな、と思った。 そんなこんなで、発表会のことは忘れていた。 昨日、学校から戻ったポコチャンが私に言う。 「先生に、言われた。漢字検定は11月10日だから 表彰・発表会に重なることはないよって。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月25日 06時24分28秒
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