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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
もう・・・・いやンなっちゃう!
夫は結構健康体。 子供のころからほとんど病気もしていないらしい。 ま、最近は歳相応にちょっと病気もちだけど 一病息災って言うくらいだからちょうどいいんだけど、ね。 結婚して間もないころ、インフルエンザにかかった夫。 目のふちが赤く、ボーっとしていて、関節が痛い、という。 額をさわると「熱っ!」って思うくらいの熱。 夜間救急外来に急いで連れて行った。 車の中で、よくよく言い聞かせる私。 「あのね、あなたは体温計の使い方もまともに知らないから、 もし、診察室の中で体温を計って、あまり上がらないときには 自宅で計ったら38度を超えていました、ってちゃんと 言うのよ。」 受け付けをすませ、診察室に入る夫。 待合室で私はしばらく待っていた。 やっと出てきて、お薬をもらって会計を済ませる夫。 帰りの車中で様子を聞くと 「俺ってやっぱりすごいな。熱なんか下ってたよ。」 !!! だからぁ~~~~! 額を触るとやっぱりかなり熱い。 とりあえず、インフルエンザという診断と一日分の薬を もらって自宅に帰る。 翌日から、夫は起き出すのも困難になった。 もう一度、今度は日中に病院に連れて行く。 そして、数日分の薬をもらって、仕事を休む。 食欲もなく、フーフー言いながら寝ている。 たぶん、私が移したんだろうな、だって数週間前 私が寝込んだから。 そんなこんなを思いながら、夫の様子を見ていた。 薬が効いてきたのか、スヤスヤと眠り始めた。 安心したら、急におなかがすいた。 寝ている夫に背中を向けて、私はお茶漬けを食べ始めた。 実は、私のお茶漬けの食べ方って、人がみていたら なぜか食欲をそそるらしい。(つまり、上手なのだ!) 私がズズッ、ズズーッ、サラサラッっと食べていると 夫がその音に目を覚ましたらしく、痛い関節を曲げるように 這ってやってきた。 「何食べてんの?おいしそうだね。」 そして、私の左腕をひっぱった。 私はどんぶりを持った手をそのままに、夫のほうを振り向いた。 ギャーーー! 「僕、もう、寝る!」 夫はそう言って、頭から布団をかぶって背中を向けてしまった。 私の左手に持ったどんぶりのお茶漬けの上には、 うめぼし・らっきょ・うめぼし・らっきょ・・・がぐるっと 一周していた。 夫は、うめぼしとらっきょが大嫌い。私はうめぼしとらっきょが大好き。 普段、夫の前ではこれらを口にはしなかったので、夫が眠っている 間に、食べちゃおう、と思って一杯載せたのだ。 今でも、夫はそのことを思い出しては 「僕が病気で寝ているときにあんな恐ろしいものを食べていた。」 と笑う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月30日 12時42分05秒
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