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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
ポコチャンが幼稚園年長さん・ワッチが年少さんのときのこと
二人は毎日、手をつないで幼稚園のバス停まで通った。 二人の様子があまりにかわいいので、私はわざと 少し遅れて離れて、二人の様子を眺めながら歩いた。 あるとき、幼稚園のお迎えの時間。 その日は、午前中に降った雪が道路に山の ように積もっていた。 私が迎えに出るのが少し遅れたので、二人が砂利道の 向こうから歌いながら歩いてくるのが見えた。 「あっんこっもち!、きっなこっもち」 二人は節をつけて歌っている。 二人の四本の手を重ねてつないで、顔をくっつける ようにして歩きながら歌っているのだ。 家に入ってきたのでポコチャンに聞いた。 私:どうしてお顔をくっつけて歩いてたの? ポ:あのね、寒いから。 私:どうして寒いとお顔をくっつけるの? ポ:あのね、お手手をつないでも、反対のお手手が冷たいから。 両方のお手手を重ねてつないだら、全部が暖かいでしょ? あぁ、そうか。お顔をくっつけていたのではなくて、 両手を重ねて歩いたから、自然に顔が近づいていたのか。 私:何か、お歌を歌ってたね。あれは、幼稚園で習ったの? ポ:違うよ。雪の歌だよ。 私:どうして雪の歌が、あんこもち・きなこもちなの? ポ:道路のね、いっぱい泥んこになってるのが、あんこもち。 あんまり汚れてない、黄色いのがきなこもち。 だから、泥んこ雪を見つけたら、あんこもち、汚れてないのを 見つけたら、きなこもち、って歌って歩いたの。 そうか・・・。泥と混じって黒っぽいのと、あまり混じってない 黄土色のとを、あんこもち・きなこもち、と言っていたのか。 そういえば、この二人、夏には、歩いて帰る道々、雑草で 車につぶされたのを見つけては、しゃがみこんで、 「ヒュゥ~~~ッ、バ~ン!」 と言っていた。何かと思ったら、花火なのだそうだ。 おかげで、普通なら歩いて5分とかからない道を 20分くらいかけて戻ったこともあったっけ。 その夜から、また、大雪。 朝には、一面銀世界となっていた。 もう、あんこもち・きなこもちを歌わないな、と 思いながら、幼稚園のバス停まで送りながら 見ていた。 寒いから、と、やはり二人は両方の手を重ねて 歩き始めた。そして、大きな声で歌った 「つ~きったて!つ~きったて!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月27日 15時48分19秒
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