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2013年12月17日
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先日、ある観光地にいた私。

ぼんやり風景を眺めていたら、向こうから女子大生が
友達に手を振っているのが見えた。

いまどきの若い子には珍しく、楚々として
物腰が上品で、非常に好もしく感じながら
その子を見ていた。

その子は、にこやかに手を振りながら
近づいてくる。私の周囲には誰もいない。

もしかして・・・

新手のサギか?

私は一瞬身構えながら、睨みつけた。

その相手は

「こんなところでお目にかかれるなんてぇ~!!」

と私に馴れ馴れしく肩をポンと叩いた!!!

その声で、彼女が、りんごの中学時代の友人


の、母親  と気づいた。

もともと、すさまじく若い雰囲気の人だったが、
初対面から数えて5年は経過しているのに
ますます若く美しい・・・

魔女か!?


その話を、私は、私と同い年の友人に
興奮して話した。

「もう!絶対に信じられない!」

感嘆符をいくつつけたかわからないほどの
勢いで話した。

友人は、その話をにっこりとほほ笑みながら

「うん、うん。 わかる、わかる。」

と聞いていてくれた。

横で、りんごがそれを聞いていたが、しばらくして

「お母さんを『老婆』と言われるのが、今わかったよ。」

とぼそっとつぶやいた。

今、横にいる私の友人、という、その人を眺めながら、

「う~ん、二回り、違って見れる」

と思ったのだそうだ。そう、彼女と私は同じ干支だが、
24歳違う、と言っても通りそうだ、というのだ。


この前、インフルエンザの予防接種に行った。

その先生は、ワッチを気に入っていて、

「ボクチン、ボクチン」

と呼んではかわいがってくれる。

腕を出して待っているワッチに先生が

「あれ?ボクチン、今年入試なのかい?」

と聞く。そして年齢を確かめて

「違うよね。ふつう、入試の子が接種するんだけどね。」

と言う。横に立っていた私が

「お姉ちゃんが入試なので、ついでに・・・」

と答えると、先生はこちらを向いて、

「あ、そうか。移すと大変だもんね。」

と納得顔。そして、あっと言う間にワッチの
接種を済ませる。さすが!

次いで、となりに座って準備している腕を取り
顔を見ながら

「じゃ、お母さんは、こっちの腕でいいのかな?」

と聞いてきた。

三人は吹き出してしまった。

ワッチのお母さんである私は立っている。

ワッチの隣に座って準備していたのは、
ワッチの4才年上のりんご。

いくらなんでも、18才で14才の息子は持てないよな・・・

そんなりんご、スーパーで買い物をして、
景品交換などで、夕方、18:00以降
ゲームセンターなどに入ることがある。

すると、必ず年齢を証明できるものを見せてくれ、と
言われるらしい。

一緒にくっついて行く、ポコチャン(当時中学生)
には何も聞かれず、りんごピンポイントで
店員さんに声をかけられる、というのだ。

つまり、15才未満の中学生に見えるらしいのだ。

私もなかなかの年齢不詳者だが、
中学生を持つ母親に見られたり、
中学生以下に見られたりする
りんごは、もっと年齢不詳だ。

それにしても、シルバー対象の講座の講師を務めると、

「先生、若いね!シルバーには見えないよ。」

と声をかけられるのには、閉口してしまう。

教えるのには、年齢制限ないのにな・・・





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最終更新日  2013年12月17日 17時49分04秒
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