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ほんだらかんだらと仲間たち

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2014年01月17日
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昨日(1月16日)の夕方、私が仕事にでかけた直後のこと。
(夫も、まだ仕事で外出中の時間帯だった)

玄関ドアをガタガタ引っ張る音がした。

私が忘れ物でもして、あわてて
ドアを開けようとしているのかな、と
子どもたちは最初思い、ケタケタ笑った。

しかし、私の車は見えず、私ではないことがわかった。

「泥棒・・・?」
不安にかられて三人は、息をひそめた。

ピンポーン

玄関チャイムの音に、だれかそそっかしい人が
やってきたのだろう、と胸をなでおろした三人。

「誰だろうね?ドアを最初に引っ張るなんて。」
と笑いながらチャイムに応答した。


「ちょっと!ちょっと!」

わけのわからない叫び声に、再び不安になった三人。
玄関チャイムのカメラに姿が映らない。
新種の詐欺?と、「オオカミと七匹の子ヤギ」の
気持ちになってきた子どもたち。

「早く!はやくきてぇ~~!」

チラリと見えた姿は向いの家の奥さん。

玄関を出ようとするりんごに、不安にかられた
ポコチャンとワッチもくっついて来ようとする。

りんごは
「家にいなさい。何か困ったことがあったら
電話するから、すぐに電話が取れるように
していてね。」

と言い、お向いさんの家に入った。

「お父さんが!おとうさんがぁ~~!」

絶叫しながらお風呂場に連れていく。

「失礼します」
と挨拶して、靴を脱いで、りんごはお向いさんの
家に入って行った。

見ると、その家の御主人が湯船につかったまま
ぐったりしていた。

二人で引き揚げようとしたが、重くてあがらない。

「動かさないで、救急車を呼びましょう。」
りんごがそういうと奥さんも

「そう、そうね。救急車。」
そう言ってリビングの電話のほうに走って行った。

りんごは、ご主人の頭を支えたまま、
呼吸を調べ、声をかけ続けた。

「お湯、お湯」と聞きとれる言葉を
ご主人はつぶやき続けたらしい。

救急車を呼んだ奥さんが戻ってきた。

手をもみしだきながら、うろうろと
「まだ来ない、まだ来ない・・・」
とつぶやく奥さん。

「寒いと困るので、タオルか毛布を
持ってきてください。」

湯船のお湯を抜きながらりんごが指示する。

「そう、そうね。タオルね。」

奥さんがタオルをたくさん持ってきたので、
二人で体を拭いて、上に毛布をかけようと
しているところに救急車が到着した。

りんごは、わかる限りのことを救急隊に
伝えて家に戻った。

その間、1時間。

夜、自宅に戻った私は、りんごの冷静な
判断を驚くと同時に誇らしく思った。

明日、18日はりんごのセンター試験。

立派な人に育ってくれた、と思う。






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最終更新日  2014年01月18日 06時43分01秒
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