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2015年07月03日
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東京でOLをしていた頃のこと。

上司の一人に「ああ、勘違い」の残念な上司がいた。

この上司、自分の席の椅子に座るといつも
足をブランブランさせている。

足が床についていないと集中できないんじゃないかな、
と、まぁそれでも、その人のすわり心地な問題だからと
放っておいた。

あるとき、なぜそんなに無駄に椅子を高くしているか、
その理由がわかった。

自分は足が長いから椅子を高くしないと座れない、
という思い込みだったのだ。

実際の足が長い・短いではなく、はたから見る分には
ブランブランさせている方がよほど、短く見える。

しかも、椅子に座ったら(椅子を高くしているせいで)極端に
上半身が高く見えるから、特別背が高いわけでもないので
相対的に、極端に短足に見える、とは気づかないのだ。

結局は自己満足?

その残念度に、女子社員の中で多いに盛り上がった。


この上司、もう一つ(いや、本当はもっとだが)
勘違いをしていることがあった。

それは、

「自分が気に入った女子社員はすべからく、自分のことが好きだ」

との思い込み。

これは、ある先輩女子社員の話。

この先輩女子、社内人気NO.1。

有能で美人で、しかもかわいらしさ満点で、
男性社員はもとより、女子社員、先輩・後輩を問わず
大人気だった。

この先輩女子の入社一年目。

新入社員教育も一段落して、各部署に配属になり
毎日が緊張と不安、それでもやりがいのある日々で
退社する時間にはくたくただったそうだ。

そんなある日、前出の上司が声をかけてきたそうな。

この時の状況、先の上司から話を聞いたことがある。

「ちょっと疲れているようだから、
『大丈夫か?』 と声をかけた。

『なんなら、話を聞くよ』というと喜んでついてきた。

 ビルの最上階でお酒を飲んだ。

 たった一杯で、あの子は真っ赤になって
 恥ずかしげにもじもじしていた。

 その時は、自分は独身だったが、既に結婚が決まっていた。

 お互いの気持ちは言葉に出さなくてもわかっていたので、
 もう、話す言葉もなく二人、ただ、じっと沈む夕日を見つめていた。

 次の店を誘いたかったが、そうすると何かの一線を越えそうで
 あの子もそれをわかっていたから、振り切るように駅で別れた。」

なんとも、ロマンチックで切ない話だ、と最初に聞いたときは
思ったものである。

しかし、上司のもろもろが分かってきて、どうにもこの
状況が腑に落ちなくなったので、先輩女子にこのことが
本当にあったことなのか、本当ならどういう状況だったのか
知りたくなって聞いてみた。

先輩女子、怪訝な顔で聞いていたが、思い当たることが
あったようだった。

先輩女子の語る、そのときの状況。

会社に入って半年くらいたったときのこと。

「帰りにちょっと仕事上の話がある。」

前出上司にそう言われて駅のそばの高層ビル
最上階のレストランに誘われたのだそうだ。


先輩女子、その日は見たいテレビ番組か何かが
あって、早く帰りたかったけれど、自分の
給料ではなかなか、そのレストランで食事
なんかできないから、とついて行った、という。

窓際の席に案内され、アルコールだけ注文した
上司に、内心

「ついてくるんじゃなかった」

と後悔はしたが、仕事の話、と聞いていたので、
話すこともないから窓の外をぼんやり眺めていたら
夕日が沈んでいった、ということだった。

心の中では、早く帰りたい、と思っていたが
人に聞かせたくない注意でもされるのか、と、
そう思うと怖くなってもじもじした。

上司からは、最近の仕事の状況や生活に慣れたか、
など、重要でも緊急でもないような雑談だったので、
さっさと切り上げて帰った、ということだった。



同じ状況でも、見る側によってこんなに違うもんだ、と
OL仲間うちでは笑い話になった。







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最終更新日  2015年07月03日 06時58分46秒
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