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カテゴリ:日々雑感
私の名前 真紀子 です。
これは、父がつけてくれました。 ですが、本当に名づけてくれたのは、 10歳違いのいとこです。 私は、三人姉妹の末っ子。 両親・特に母は、男の子が欲しい、と 思っていたようです。 妊娠中も、姉のときの妊娠中とは顔つきが 違う、と周囲の人にも言われたようで、 本当に男の子であることを期待した と言っていました。 ところが、生まれてきたのは女の子。 両親とも、がっかりしたのだそうです。 名前を付けるだんになっても、なかなか ピンとくる名前が思いつかず、ちょっと 困っていたのだそうです。 そのとき、近所に住んでいたいとこが 学校の帰りにうちに寄って 「赤ちゃんの名前、『牧場』の『まきこちゃん』がいい」 と言ったのだそうです。 どうも、その頃学校で、『牧場の朝』という歌を 習っていて、その歌が気に入ったので そう伝えたらしいです。 父もこの歌のことは好きでしたので すぐに『まきこ』の方は決まりました。 が、いくらなんでも、10歳の子の言うとおりの 名前では・・と思ったらしく、考えて 「真紀子」としたようです。 --- ただ一面に立ちこめた 牧場の朝の霧の海 ポプラ並木のうっすりと 黒い底から 勇ましく 鐘が鳴る鳴る かんかんと もう起き出した小舎小舎の あたりに高い人の声 霧に包まれ あちこちに 動く羊の幾群の 鈴が鳴る鳴る りんりんと 今さし昇る日の影に 夢からさめた森や山 あかい光に染められた 遠い野末に 牧童の 笛が鳴る鳴る ぴいぴいと --- 情景が詠みこまれたこの歌は、私も大好きでした。 この歌が歌われた牧場は、とても遠いところに ある、と聞いていました。 一生の間に探し出していけるかな・・・と。 あれから半世紀以上。 今、私の住む郡山から、車で30分くらいのところに 鳥見山公園、というところがあります。 郡山の南の須賀川市(牡丹園が有名)の南に位置しています。 子どもが中学生のとき、陸上の練習や試合で出かけていたのが 鳥見山陸上競技場です。 野球の応援でも鳥見山野球場によく行きました。 つい先日はサッカーの応援でも鳥見山に行きました。 この鳥見山スポーツ公園のすぐ近くに 岩瀬牧場があります。 鳥見山に行くので、しょっちゅうこの牧場の前を通ります。 そうそう、子どもが小さいときには 岩瀬牧場に遊びに行ったこともありました。 そうなのです、この岩瀬牧場こそ、 「牧場の朝」のモデルとなった牧場なのです。 「牧場の朝」のモデルがこの牧場であると 確定されたのは、昭和57年ごろのようです。 つまり、私に名づけられたときには、まだ どこの牧場かわかっていなかったのでした。 私の名前の由来となったこの牧場に、こんなに 近くに住めるようになるとは!!! とてもとてもうれしいです。 名前をつけてくれた父、そして 「牧場のまきこちゃんがいい」と言ってくれた いとこ。 とても感謝しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年11月03日 15時52分24秒
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