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カテゴリ:お局真紀子の素敵な毎日☆家族編
平日の朝食担当はりんご。
土日の朝食担当はポコちゃん。 夏休み中はこれがいろいろと変則になる。 今日は土曜日。 でも、りんごときんたは学校がある。 だから、朝食はりんごが担当のはず。 いつものようにきんたがりんごを起こしに行く。 少しして大慌てのりんごが台所に入っていった。 いつもの電車より早いのに乗りたいようだ。 つまり、朝食を作る時間がない。 ただ、今朝の朝食はパン。 大した準備はいらない。 ウィンナーを茹で、オムレツの準備をしたりんごが きんたに 「お願い、オムレツ作って朝食の準備と お弁当、お願い!」 きんた、いつものように 「はいよ!」 と言ってオムレツを作り始める。 が、少しして 「あれ、ポコちゃんは?今日はポコちゃんの担当の日じゃん」 りんごが大急ぎで準備しながら 「ポコちゃんはポコちゃんで下でいろいろやってるから。 今日はきんたがやって。」 そのとき私はすぐ横にいて、特に急ぎでもない パソコンの画面を眺めていたのだが、だれも私を カウントしない。 私も、気配を完全に隠す。 きんたは、いつものように 「はいよ!」 と言ってそれはそれは芸術的なオムレツを作り ウィンナーをお皿に並べテーブルに置く。 そして朝食のパンをたべようとしはじめた。 りんごはつむじ風のように出て行った。 私が 「あれ?お父さんの分のお弁当は?」 と聞くときんた、 「えっ?今日、土曜だよ。」 と驚く 「そうなんだけど、今日はお父さんもお仕事なんだよ。」 そういうと 「え’’-!」 ときんたには珍しい声。 「だって今日、お弁当いるの僕だけだと思ってたから、 途中で買えばいいや、って思ってたのに・・・」 と文句たらたら。 ま、そうだよね。確かに、自分だけだったら お弁当作らなくてもいい、って思っちゃうよね。 仕方がない。今日は夫の分のお弁当は 私が作るか。 冷凍庫にはお弁当用の食材がまだ入っていたと思うから・・・ などと思いながら台所に入ろうとした。 ところが、あとから、きんたくんが、ついてくる !!!!! きんた、文句は言ったが夫の分のお弁当を作りに 来たのだ。 もう、うずくまって笑い出しそうになったが、 ここはひと踏ん張り。 しらん顔して、特に必要もないマグカップを取って リビングに戻った。 少しして台所に行くと、きんた、鼻歌を歌いながら自分の分の お弁当も作っている。 「どうせ、一つ作るのも二つ作るのも一緒だから」 ニキビ面だけどあどけない笑顔でそう言う。 そして、お父さん用にはおにぎりもさっさと握る。 ポコちゃんは何しているのかな?と下に降りると こちらも鼻歌を歌いながら洗濯物を干している。 いい子だ。 いい子たちだ。 2Fに上がって一人、きんたのオムレツを食べながら そう思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月19日 08時22分39秒
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