わっしよい、わっしょい

獣の目を持つお尋ね者のリディックが、悪の艦隊ネクロモンガーとの戦いを描いた作品です。
前作を見ている立場からは、どうしても前作と比較してしまうのですが、前作とはかなり趣が違います。
極悪人リディックと言うよりも、悪そうなふりをしているお尋ね者のヒーローと言う感じです。
前作の方が何をするか分からない危険なやつという感じでしたが、今度のはかなり出来すぎのヒーローになっています。それにせっかくの獣の目の出番が少なすぎます。やたらとゴーグルを触りますが、前作の暗闇での恐怖感に繋がるような場面がありません。
結末も更に強大な力を手に入れたスーパーヒーローの出来上がりという感じですね。
ちょっと全体的には、格好良すぎと言う感じです。もうすこし、ドキドキ感が欲しかったですね。
さて、映像的には、「スターウォーズ」と言うよりも「砂の惑星」に近い映像美です。
全般的に暗い色調とマシンの時代がかったデザインで作品のテーマには有っていたようです。
但し宇宙征服を狙う悪の艦隊にしては、もうすこし奇抜なアイデアとスケールの大きさが欲しかったです。
続編ありありの結末だったので、次はどうなりますか。

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