わっしよい、わっしょい

ご存じジョージ・ルーカス監督の初期の作品、デビュー作とのことです。時代は25世紀の未来。なぜかしら、人間は精神安定剤の服用を子供の時から義務付けられていた。そこには男女の愛さえも生まれず、各人に当てがわれたアパートメントで男女のルームメートでも何らの精神的変化もなく暮らしていた。
そんな中、女性のルームメイトが自ら精神安定剤の服用を止めたことでふたりは愛し合うようになる。
人の生活は完全な監視化に置かれた世界ではふたりの関係はすぐに発覚しふたりは引き離され投獄されてしまう。逃亡を図る主人公が逃亡の果てに見たシティ外の世界とは。。。
デビュー作とは言えさすがに天才ルーカスと感じさせてくれる作品です。さすがに華やかさは少ないですが表現すべき所にはしっかり予算を掛けて薄っぺらな表現にならないように作ってあります。
なぜこの世界が精神安定剤の服用を義務付けなければならなかったのか、人の活動を統制下に置く必要があったのか、そのラストが教えてくれます。
未来世界における基本的なSFでテーマ化されるものの一つですね。
ルーカス監督が好きという人は見ておいて損はないでしょう。

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