わっしよい、わっしょい

民族衣装を身にまとった、キラキラ輝いて見えるすてきな少女のケースが気に入って、ずっと気になっていた一本です。
物語はとある太平洋の島での伝説をもとに展開します。
その島の住人の祖先はクジラの背中に乗ってやってきました。その祖先の子孫である現在の族長とその孫娘が主な主役です。族長は再びクジラの背に乗ることが出来る祖先の血を引く男子を探します。息子にその血を見いだせなかった族長は生まれ来る孫に期待しますが、生まれてきたのは女の子でした。
かたくなに伝説の通り男子を捜す族長に対して孫娘は女の子ということで冷たくあしらわれます。
だけど先祖のその血を受け継いでいたのは、実はその女の子だったのです。
女の子はやがてクジラと心を通わせその背中に乗ったのでした。

美しい南の島の風景と海の青さ、そして民族衣装に包まれた少女を中心にストーリは展開します。また、何頭ものクジラを使った撮影はどうやって撮ったのだろうとおもいました。情感豊かで見終わった後に清々しさを感じるよい作品でした。
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