「日本一のゴリガン男」 【監督 古澤憲吾。1966年】
「ゴリガン」という言葉を知らなかったのでどんなものかと思って見ていたが、きちんとした説明らしいものはない。 「ごり押し」というような意味で使われているような感じがする。 事故に遭って受けた脳手術によって超人的な頭脳を持つことになった主人公が、ランダムに選んだ会社を相手に駆け引きして成功を収めていく。 偶然によるところが大きいのは「無責任」シリーズと同じ。 よくまあこんなに似た感じの映画を量産したものだ。 なぜこの時代の映画を見るのか、というと、結局は当時の風俗や出演者の若い頃の姿を見るのが目的なのだ。 浜美枝が美しく理知的なのが救い。 そうだ、ルーキー新一が出ている。こういうひとがいたことはかろうじて覚えている。こういうのも懐かしい。