雨漏りアパート
目が覚めると、六畳間を二つつなげたようなところで寝ていた。 布団がいくつも並んでいる。 三十代後半ぐらいの女の人がいて、 「昨日、○○さんが部屋の鍵をなくしたからみんなでここで寝たの」と言う。 どうやら私はアパートに住んでいて、同じアパートの住人が同じ部屋で寝たということらしい。 どうして一人が鍵をなくすとみんなが同じ部屋で寝るのかはわからない。 突然、夕べ洗濯して洗濯物を窓の外に干したままだったのを思い出した。 天気予報では翌日は晴天ということだったからだ。 ところが窓を開けると雨が降っている。気づくと、部屋の中にいても窓際では天井から霧雨のようなものが降っている。よく見ると、穴が開いていて空が見える。そこから雨が降り込んでいる。 「大家さんに知らせます」と、女の人に言って大家のところへ向かうと、なぜか大広間で大勢で朝食をとっている。 私も畳の上に座って食事を始めた。料理は丼物とカレーライスの二つがセットになっていて量が多い。 大家もそこにいた。六十代後半ぐらいの男の人。 部屋の状況を話したが、慌てる様子はない。 そのうち、二十歳前後の若者が数人入ってきた。 大家はその人たちに支持して何か用意させ始めた。地域の何かを手伝っているらしい。 結局何も解決しないまま朝食を食べ続けた。 という、いつものことながら訳のわからない夢だった。