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テーマ:映画館で観た映画(8513)
カテゴリ:映画
『佐賀のがばいばあちゃん』、涙を流しすぎて映画が終わる頃には頭が痛くなっていました
思う存分泣いて、笑った! 時に「がばい」ばあちゃんの深い言葉にウ~ンと頷きつつ。 ちなみに、「がばい」は「スゴイ」という意味です。 川崎のチネチッタという、めったに寄り付かないし、混んでるのであまり好きではない映画館で観(るしかなかっ)たのですが、そんなこともう、観てるうちにどうでも良くなってきていて。 ひたすら感動した!! こんなに涙を流し続けた映画は初めてかも…。 昭和30年代の、まだクッションマムがたんぱく質のカケラにもなっていなかった頃のお話でしたが、なぜか懐かしく、こんな町に住んでいたよな…というあったかぁいキモチに浸れたんです <あらすじ> 昭和32年、広島の小学生だった昭広少年は、兄と、働く母の三人暮らしをしていたが、ふたりの子供を育てながら働くことに限界を感じた母は、ある日昭広を佐賀の自分の母親のもとへ預けることを決めた。 昭広は母方のばあちゃんのもとで有無を言わせず生活する羽目になった。母を恋しがる昭広広だったが、貧しいながらも明るくて逞しく、手強いながらも優しくて可愛いばあちゃんのもとで、辛いことも楽しいこともみんな分かち合ってすくすくと育つ。 …あらすじになってナイ気もしますが、とにかくちょっと甘えん坊だった少年が、ばあちゃんに見守られ、時に鍛えられて生きた数年間を、すがすがしく描いた作品です そう、この映画に一番ピッタリくるのは、すがすがしい、って言葉です。懐かしいとかしみじみとなる、というのもその通りなんですが。ばあちゃんも昭広も、昭広の友だちも学校の先生も、母も、佐賀の町の人々も、みんなすがすがしい そして特に、そんなばあちゃんの哲学?から飛び出す台詞は爽快かつかっこいい。 「貧乏には二種類ある。暗い貧乏と明るい貧乏だ。ウチは明るい貧乏だ。(中略)しかも、昨日今日貧乏になったわけじゃない。先祖代々ずうっと貧乏だ。自信を持ってええ」 「悲しい話は夜するな。暗い話も、昼間お天道さまの下ですりゃ、たいしたことない」 「ケチは最低!節約は天才!」 「勉強しすぎるとクセになる。早く寝ろ!電気の無駄!」 (明広に、小学校の作文の宿題で、父親について書けと言われたが、そんなの知らないから書けないよ…と言われて) 「そんなら、そう書いとけ」 等々、気持ちがいいほど前向きです。ばあちゃんの笑顔を見ながらそんな風に言われると、辛いことも乗り越えてきた強さなんだなってことが分かります。 しかも、ばあちゃん語録もすごい…がばいけど、ばあちゃんの生き方や、孫の愛し方もやっぱりがばいそして、温かい。 おばあちゃんっこだったら良かったな。と思えてくるのです。 そして、こんなおばあちゃんになれたらいいな。とも思えてくるのです。 客層は、ご年配の方も多かったのですが、お孫さん連れからカップルも結構観に来ていました。人に鑑賞を勧めるほど自信を持って「いいっ」と言える、素敵映画です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年06月26日 22時14分15秒
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