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カテゴリ:映画
8月5日土曜日に、東京都児童会館にて鑑賞しました。
この劇団はもちろん「四季」のような有名劇団ではありませんが、老舗の劇団で、どちらかというと子供向けの演目を主に上演しています。 『モモと時間どろぼう』は、ミヒャエル・エンデの作品で、アノ山吹色の本と本カバーで売られているのが有名(?)です。 <ストーリー> 原っぱに住むみなしごのモモは、明るくて優しい、子供も大人も一緒にいると元気付けられる不思議な女の子。子供たちは遊ぶとなると決まってモモのいる原っぱへとやってきて、遊び道具も何もないそこで、想像力をいっぱいに働かせて楽しいごっこ遊びをします。大人たちは、両親のいないモモを、なにくれとなく面倒を見たり、親切にしてあげたりします。 それというのも、彼女の温かい魅力のせい。まわりのみんなは、モモといるだけで笑顔になってしまいます。 けれど、段々と大人たちは時間に追われて、毎日「忙しい、忙しい」と口にしながら、常に切羽詰った気持ちで働き、心の余裕を失い始めます。モモの所へ遊びに行くことも少なくなり、モモの方から彼らの元へ訪れても、忙しさを口実に相手にしてもらえなくなってしまいました。 ある日、モモはそれが、「時間どろぼう」が人々から時間を奪っているからだと知ります。人々に時間を節約しながら生きることを勧め、それによって余った時間を彼らが掠め取ることで、人々がいつも時間に追われ、不幸な顔をしながら暮らすようになったと知ります。 以前のみんなに戻ってもらうことを願ったモモは、「時間どろぼう」と対決する道を選びました…。 ―『モモと時間どろぼう』に出てくる働く大人たち。まさに現在の自分!そう思うと、妙に落ち着かない気分に…(苦笑)もちろん自分だけじゃなくって、なにがしか働く大人は、時間に追われて、お金に四苦八苦して…と、とにかく忙しくて苦労もしてるハズ。 せかせかしていて、こすからい、せこい、さもしい。いつもではないとしても、そういう状態の時って結構あるんですよねぇ。この劇中人物で一番共感したのは、彼ら。 ただ、一番愛した人物は、やっぱりモモ。憧れです、あんな風に人を愛せるコになりたい! でも、モモみたいに、人に何か希望を与える人間になるのは、私には一生無理なんだろーか。 今の私にはチト強烈な風刺劇に思えてしまいました…トサ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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