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カテゴリ:映画
やっと出た、出ました♪劇場版にさらに50分の追加シーンを含めた、キングダム・オブ・ヘブン』のディレクターズ・カット版。むむむ、待ちくたびれました…でも、ちゃんと出てきてくれたから、ほんとうに良かった(^^)
こうして改めて完全版…ノーカット版っていうんですか?を見てみると、ぐっと名作チックな仕上がりになってるのではないかと。 (ちょっと下げます) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ こちらを見た後で劇場版を見てみると、編集で無理やり話をこじつけたかのように思える点がちらほら。特に、劇場版ではたくさんカットされまくったヒロインのシビラ関連で、それが目立ちました。 エルサレムの街が爆撃されている時、豪奢な部屋(霊廟だったらしいです)の大きな箱の傍らにぺたっと座り込んだシビラが、やってきたバリアンに 「私のしてしまった事から民を守って」 と頼むところでは、劇場版ではシビラが何をしてしまったのかが分かりづらかったんです。劇場版ではお兄さんの死と、バリアンに背を向けられた彼女が、捨て鉢になったためにギーに王位を与え、結果戦争になった事を指している、と解釈しましたが。 DC版を見れば、その二つの理由に加えて、息子の悲惨な末路に絶望した彼女の母親としての姿が見えてきます。その方が、気丈なシビラがギーを野放しにした、その理由が見る者にもすんなり納得出来ました。 「エルサレムなど死ねばいい、王であるあの子を地獄に追いやるのだから」(←多分、こんなだった?) 息子の末路について、母親のあり方としては…ありえるような、ありえないような。まだ人の子にしかなったことがないので、どちらを選んでも母親のエゴにしかなりえないんじゃないか、と思えなくはないですけど。お兄さんのように苦しみぬいた挙句、若死すると思えば、間近で見てきた彼女には、他の選択肢はなかったのかもしれません。 とにかく、劇場版でのひたすら恋に一途な女性というイメージは、DC版であっさり変わってしまいました。バリアンとの恋のこと、ギーを疎ましく思うこと、息子のこと、兄の死のこと、息子の摂政となって王国を守らなければならないこと、とにかく色々背負うものがありすぎて苦悩している女性として描かれていて、本当に深みのある役になっていました。なんだか、このシビラの件の有無だけでも、劇場版とDC版では別の作品になってる感じ。 それにしても、色々感じたことがたくさんあって(^^) もう、↑のことだけじゃなくて、本当に気持ち的には書き足りない(^^; でも一息には書ききれないので、まだまだ思いのたけをこのブログにぶつけたいと思ってます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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