|
カテゴリ:家族
命日でした、義母の。
義母が亡くなったのは夫が中学生の頃だったそうです。 夫は末っ子ですが、複雑な家庭だったらしく、義母のお位牌は我が家の仏壇にあり、 お盆と命日にはお坊さんに来てもらってお経をあげてもらっています。 毎年、命日には夫の一番上の姉が仏様にお参りに来ます。 私は今日義姉が来たら、夫の事を相談するつもりでした。 昨年、離婚騒動になった時、私の実家で両親と夫と話し合った際に 私は義姉にも同席して欲しかったのですが、 両親が『お姉さんにはもっと話が決まってから・・・。』と言い、同席してもらえなかったのです。 だけど父は夫に『うちの娘が一方的にわがまま言ったと思われるのは心外だから、 お姉さんには事情をきちんと報告しておくように。』と言い、 夫は義姉に大まかな事を話したようでした。 早くに母を亡くした夫にとっては、歳の離れた義姉は母親代わりなのです。 私たちが家に戻った数日後、『近くを通ったから・・・』と我が家を訪れた義姉は、私の顔を見て、 『Kちゃん(私)が思ったより明るい顔しているから、安心したわ・・・色々ゴメンね』と言ってくれました。 それまでにも、義姉は何かと私達の事を気遣ってくれていたのです。 そんな経緯があった私たち夫婦ですが、今はとりあえず普通に暮らしています。 だけど私は全てが丸く収まったと思ってはいません。 私は今後の為にエネルギーを蓄積する時間だと考えています。 でも、恐らく夫は、これっぽっちも私がそんな事を考えているとは思っていないでしょう。 半月ほど前、私は夫に対して、思いっきり『ムカッ』とする事がありました。 『結局あなたは何も変ってないじゃない~~!!』と思いました。でもね、何も言いません。 そう、私はこんな事も、エネルギーに変えてやる!と思ったのです。 でも、考えれば考えるほど、悔しくて・・・。 だから、今日義姉が来たら、その話をしようと思っていたのです。 もちろん、その話をして、今すぐ・・・って事は思っていませんけどね。 義姉が夫をちょっと戒めてくれればいいかなと・・・いう程度の、 まぁ、小学生が先生に友達のいたずらをチクる程度の、大人げない話です。 だけど、今日は義姉は一人ではありませんでした。叔母(義母の妹)が一緒だったのです。 その叔母も、私たちにはいつも優しい叔母です。 お仏壇の前で、私がお仏壇のお世話している事を褒めてくれ、感謝の言葉をかけてくれます。 さすがに私も、そんな叔母の前では夫の話をできず、二人は帰っていきました。 叔母と義姉が帰った後で、これはお仏壇にいる義母の心だったのかな、と思いました。 ず~っと以前には、『明日こそ、家出してやる~~!』って思っていたら、 その日が命日で家出を決行できなか事もあったんです。(夫は命日だった事すら忘れていましたが) その時も、義母がお仏壇から『もう少し、待って。』って言ったのかな?って思いました。 お仏壇の前に座り、お線香たきながら“これでよかったの?”とつぶやきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[家族] カテゴリの最新記事
|