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テーマ:日々自然観察(9771)
カテゴリ:植物
マテバシイは三浦半島で普通に見られる樹木だが、私が子供の頃に遊んだ大津や浦賀の山に特に多い気がする。子供の頃はマテバシイのどんぐりを「シイの実」と言って、コンクリートに擦りつけて削り、船や笛を作って遊んだ。
でもマテバシイの林は自然林でなく、生活のための二次林だ。 マテバシイは薪炭用や海で海苔を採るために植栽され、定期的に伐採されていた。 私が子供の頃の40年以上前にはまだこの木で薪や炭を作っていて、炭焼き小屋があったし、山の斜面に薪用に切り出した木があちらこちらに積まれていた。 だが最近は切られることが無いので、ご覧のように見事な株立ちで、葉が林冠を覆い尽くし、林の中は地表にほとんど陽が射さない。 この木は強い剪定にも耐え、萌芽力が強いので街路樹にも多く用いられている。 上手に剪定されている木もあれば、こんな姿にするなら植えなければいいのにと思う木もある。 私の家の裏山も屋根に覆い被さりそうに茂っていて、どんぐりが裏庭に沢山落ちてくる。 去年ベランダに蒔いていたどんぐりがやっとこの位になった。 新芽が伸び始めたので、山が黄色く輝くように見える開花ももうすぐだろう。 鈴木さん、こちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.27 21:57:13
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