カテゴリ:読書
僕が曽野綾子という作家と三浦朱門という旦那と太郎という息子を知ったのは、1978年だ。
高校3年生の夏。 偶然、手にした「太郎物語(高校編)」とその続編にあたる「太郎物語(大学編)」(曽野綾子著)が僕のその後の人生を大きく揺さぶった。 簡単に言って、肩の力を抜いた生き方ができるようになった。 それとみんなと一緒でなくも構わないんだという、今の人生そのものである考え方を、曽野綾子の世界で学んだ。 人生は最後の瞬間にでもやり直せる。 彼女の小説やエッセイは、全て、人間は愚かであり、愛すべき存在であり、悪人も善人もいてこその世の中なのだと教えてくれる。 彼女の歯に衣着せぬ言葉と背筋を伸ばした和服姿が好きだ。 ▼太郎物語(高校編)改版 ▼太郎物語(大学編)改版 ▼自分をまげない勇気と信念のことば 他者との関わりのなかで、自分の価値観を削られていく人たち。 他人の言葉を鵜呑みにし、人と同じことを繰り返す、これほど味気ないことはあるまい。 人生は、人と違うからこそおもしろい。 「叶えられない希望を追うのが人生の美学」 「凋落は人間に対する愛である」 「現実と折り合えることが強さの証拠」 ―現実というカベ、生と死、世の中の善と悪を見据え、自分を失わずに生きる人々へ向けた箴言集。 【目次】 第1章 あきらめない勇気、断念する勇気―人生の価値について 第2章 つきあい上手の秘訣―友人、他者という存在 第3章 善と悪を見抜く力―倫理とは何か 第4章 現実というカベにぶつかった時―物事の表と裏 第5章 子供たちに何を教えるか―大人になる条件 第6章 老いを迎え討つ―死と向き合う 第7章 家族が家族であるために―夫婦、親子のいい関係 ▼誰のために愛するか ▼誰のために愛するか(続) ▼「いい人」をやめると楽になる ■曽野綾子の世界 ■より良く、より楽しく生きるためのお薦め本、人生を豊かにする本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 19, 2007 07:00:27 AM
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