463952 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おすすめミステリー小説、本、ビジネス書、お勧め音楽、お薦め映画 by ホーライ

おすすめミステリー小説、本、ビジネス書、お勧め音楽、お薦め映画 by ホーライ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
Feb 12, 2009
XML
カテゴリ:読書
2005年 第5回本格ミステリ大賞受賞作品。「このミステリーがすごい!」第1位。

石膏像の首を切ったのが美術マニアのしわざでないとすれば、江知佳さんに対する殺人予告の可能性が高い

現代彫刻家の川島伊作は、自分の一人娘をモデルにした石膏像を死の直前に完成させた──はずだった。
だが、あろうことか、遺作の像の首は侵入者の手によって切断され持ち去られてしまったうえ、当の娘も謎の失踪を遂げてしまい……。

新本格の旗手が、満を持して放った“悲劇のパズル”。
起きなよロスマク、あんたの仲間がやって来たぜ。


読み終わって鳥肌が立った。
物語は地味だ。

事件は淡々とすすみ唐突に終息を迎える。
息づまるサスペンスも残酷な描写もない。
けれど、探偵がパズルを組み立てたとき、僕たちは想像もしなかった絵を見せられる。
それまで思い描いていた世界が名探偵の導きで一変するのだ。

導き出されるのは事件の構造だけではない。
おぞましい犯人の悪意と、それにおどらされた被害者たちの悲劇。
僕たちはトリックだけではなく、物語のホントウの意味を知るのだ。

余分なものを削ぎ落とした探偵小説がこんなにも美しく輝くなんて。
何十年も昔に出された問題と真っ正面からぶつかり合ってくれた探偵法月綸太郎と作家法月綸太郎に心からお礼を言いたい。


▼楽天

生首に聞いてみろ





おすすめのミステリー小説、ミステリー本、SF、ファンタジー、サスペンスを紹介するサイト






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Feb 12, 2009 01:28:02 PM
コメント(0) | コメントを書く


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Free Space

何がでるか、お楽しみに!

ブログランキング・にほんブログ村へ

Shopping List

Recent Posts

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X