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おすすめミステリー小説、本、ビジネス書、お勧め音楽、お薦め映画 by ホーライ

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Dec 24, 2010
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京都を舞台にした小説で熱狂的なファンを持つ藤原花奈女が死んだ。

施錠された仕事場の遺骸は、華やかな朱の小袖に覆われていた…。

「ここは鬼の都やのン。都にこだわり続けるあさましい鬼がいてるのン」花奈女は、創作に啓発を与え、厳格な考証を加える「ミヤコ」という人物に怯えていた。

次回作の構想を酷評され、絶望の末に死を選択したのだ。

作品の矛盾を生んだ「京都の秘密」とは何か?

花奈女の死後もなお、呪詛を託した手紙を送り続ける「ミヤコ」の正体と意図は?

花奈女を慕い真相を追う女子大生吉田優希の眼前で、怪事件が連続、さらに襲撃の魔手が…。

悠久の時と文化を背景に、幻想と謎解きを綺羅の如く織りなす、本格推理の超新星誕生。



京都出身、在住の作家菅浩江氏の描く”あやかしの都”。

表紙を飾るイラストを担当されている山田章博氏も京都在住で雰囲気もバッチリです。

京都もので人気のある同人作家が自殺します。

それもプロデビューも間近に控えているにもかかわらず。

彼女の死に深くかかわる「ミヤコ」とは?。

真相を追う女子大生を京の怪異が襲う!。


数々ある京都を舞台とした推理小説のなかでも面白さ、薀蓄の深さともに群をぬいています。

京都通になりたい人には、さらにお勧め。



京都を知り尽くした著者による京都を舞台にした作品で、日本の伝統文化や伝統芸能を題材に書かれており、不安感を煽る構成はホラーのようにゾクゾクさせられます。

しかし得体の知れない怪奇現象も、京都の特殊な歴史や地理によるものであり、それが京都人によって論理的に暴かれていくところもまた見事としか言いようがありません。

不安に陥れられ、その直後に爽快な気分にさせられるという繰り返しで、最後まで読ませる勢いがあります。

本書に登場する主人公や、主人公が頼る名探偵役、脇役たちもみな個性的で面白い。

推理小説ファンだけでなく、SF ファンもハマるのではないかと思います。



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鬼女の都

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Last updated  Dec 24, 2010 09:10:03 PM
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