カテゴリ:傑作おすすめミステリー小説
舞城王太郎おすすめミステリー小説、お奨めの舞城王太郎のミステリー小説。舞城王太郎の名作ミステリーの面白い作品。
おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『ディスコ探偵水曜日』舞城王太郎(著)だ。 2009年「このミステリーがすごい」第9位。 愛、暴力、そしてミステリ。 舞城史上、最大のスケールで描く最高傑作。 迷子捜し専門の米国人探偵・ディスコ・ウェンズデイ。 あなたが日本を訪れたとき、〈神々の黄昏〉を告げる交響楽が鳴り響いた――。 魂を奪われてしまった娘たち。 この世を地獄につくりかえる漆黒の男。 時間を彷徨う人びと。 無限の謎を孕む館・パインハウス。 名探偵たちの終わり無き饗宴。 「新潮」掲載+書下ろし 1000枚。 二十一世紀の黙示録、ここに完成。 北欧神話やカバラ、宇宙論等の「見立て」のビックバンを等比級数的に一気に組み上げるこの上巻。 そんな「見立て」の洪水の帳尻を合わせるように、下巻ではこの世に不条理かつ絶対的に存在してしまう「悪」と、親/恋人の「愛」の対決が文字通り時空を超えて絡まり合い対決する壮大なストーリーが展開される。 この対決/対比自体は他作品でも作者は書いてきたが、「スケール」がこれまでで一番大きな対決の構図となっているところが本作品の読みどころだろう。 この小説の真骨頂は下巻に入ってからです。 なお、新潮社から出す小説で講談社の編集者を登場させたり、よほど清涼院流水と仲良しなのか彼をモデルとした作家を殺したり、と色々とファンも楽しめる内輪ギャグがビルトインされているところも面白いですね。 KEI(初音ミクを描いた人)の表紙もグッド・ジョブです。 一応の表向きはミステリー小説の体を成し、本当に多くのトリックやドンデン返しが散りばめられていますが、(特に上巻は清涼院流水氏『コズミック』を彷彿させるような不条理トリックのオンパレード!)この本筋は主人公 ディスコ・ウェンズデイ(≒舞城王太郎?) の文字通り「強い意思」によって駆動されてゆく、ハードボイルド小説として読んでいくことができました。 末広がりに拡大されてゆく小説内世界を維持し、展開してゆく力量と胆力には感服。枚数に比例する迫力がありました。すごい! 特に物語の終盤は、中盤に広げた大風呂敷が、さらに接いで巨大化してゆくので、「おいおい、大丈夫かよ。舞城!」と突っ込みたくなるような展開でした。 間違いなく、読む人にとって「初めてのタイプ」になる本だと思います。 【楽天】『ディスコ探偵水曜日』舞城王太郎(著) ↓ ●【送料無料】ディスコ探偵水曜日(上)
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Last updated
Dec 29, 2010 05:06:55 PM
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