カテゴリ:傑作おすすめミステリー小説
有栖川有栖おすすめミステリー小説、お奨めの有栖川有栖のミステリー小説。有栖川有栖の名作ミステリーの面白い作品。
おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『女王国の城』有栖川有栖(著)だ。 2008年「このミステリーがすごい」第3位。 有栖川 有栖 1959年大阪市生まれ。 同志社大学法学部卒業。 1989年『月光ゲーム』でデビュー。 2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞受賞。 本格ミステリ作家クラブ初代会長 舞台は、急成長の途上にある宗教団体“人類協会”の聖地、神倉。 大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。 室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。 様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、四人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。 “城”と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。 外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し…。 江神シリーズ待望の書き下ろし第四長編。 「月光ゲーム」、「孤島パズル」、そして「双頭の悪魔」に続く江上シリーズ長編である。学生アリス・シリーズの長編第4作。 前作『双頭の悪魔』から15年7ヶ月ぶり。 本当に久しぶりで、気合いも入っているらしく二段組で500頁超という厚さ。 しかし、ストーリーはよく練り込まれ、緊迫感もあり、一晩で読み切ってしまった。 今回は新興宗教・洞窟・宇宙人もの。 二階堂黎人の某作品を思い出してしまったが、やはり、現代の本格ミステリにとって新興宗教は便利なテーマなのだろう。 アリスをはじめとするお馴染みのメンバーがそれぞれに活躍の場を与えられており、昔からのファンには嬉しい一冊だと思う。 前三作と同様、アリスたちは閉鎖的な空間に閉じ込められる。 これまでは火山、孤島、橋の流失が原因であったが、今回はひねりがきいている。 この謎については思いもよらなかった。 ファンであれば必読。 過去同じ村で起こった事件と現在の事件が並行して描かれていく。 ネタバレになるので詳しく書けないが、それらが解決 されたときに事件の構図が明らかになり、同時に犯人限定につながっていくプロットは本当にスリリングで見事としか言いようがない。 新本格を引っ張ってきた著者の底力を感じる大傑作。 長い小説ですが、表現のひとつひとつがパズルのようでした。 大好きな作家です。 後書きによると、江上シリーズは後1本長編を発表する予定との事。 楽しみだが、また15年待つのは勘弁して欲しい、いや、ホントに。 【楽天】『女王国の城』有栖川有栖(著) ↓ ●女王国の城
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Last updated
Dec 29, 2010 09:17:35 PM
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