映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさんこんにちは。昨日は凄い雪でしたね。でも今日の午後になると随分と雪も解け暖かくなってきました。

さて、兵役後のウォンビンが出演した映画を紹介します。


アジョシ
出演
ウォンビン　キム・セロン

　テシクは質屋を営み細々と暮らしている。彼を訪ねる人は質屋の客と隣に住む少女ソミだけ。ソミは生活に追われるクラブダンサーの母にかまってもらえず、テシクを“アジョシ（おじさん）”と呼び慕っていた。ある日、麻薬中毒の少女の母親が犯罪に関わり、母子ともに犯罪組織に拉致されてしまう！テシクはソミを救うため一人組織に乗り込むのだが…。

少女は、助けをもとめた。 男は、命をかけると決めた。
これが作品コピー。少女と寡黙な男のコンビと聞いて、すぐ浮かぶのは、ナタリー・ポートマン＆ジャン・レノのコンビ作『レオン』。少女の母親が育児放棄状態であることや、相手側にイッちゃってる殺し屋がいることも含めてこの映画、韓国版レオンといってもいい。ただどんなにウォンビンが若くても、『レオン』にあった疑似恋愛の雰囲気はこの二人には全くない。韓国は儒教の教えが濃いからか。最初は前髪簾で片方の目は見えないわ、全くしゃべらないわで暗い姿だったのだが、ソミを救うために相手の本拠地に乗り込む前はきちんとメークアップ！サービスでモムチャンの上半身も見せるのはファンサービスなんだろう。髪もそろえてイケ面のウォンビンが登場する。まあこの男強いったらない。そして韓国映画は容赦というものがないので、特殊部隊仕込みの技で、「やられたらやり返す、倍返し！」の半沢以上に相手をボコボコにする。警察も勿論追っているのだが、“そのへんで法の裁きを受けさせよう”という情状酌量が全くない。まあ、そこに至るまでには勿論目玉が入った試験管（テシクはスミのだと思ってる）を彼の前にぶらぶらぶら下げたり、子供の臓器を抜き出す悪役達の非道な振る舞いがエクスキューズとしてあるのだけれど、これは日本人にはキツイのでは。

それにしても、最後にスミの目玉が助かったのは、臓器売買の兄弟が雇っている殺し屋が助けたということだと思うのだが、なぜ殺し屋はその事をひとこともテシクに言わなかったのだろう？彼なんて雇われの身だから、とことんまでテシクと戦う理由なんてないのに。

アジョシ スペシャル・エディション [ ウォンビン ]