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カテゴリ:その他のジャンルの海外小説
みなさん、こんにちは。
台風がきていますね。こちらはすごい雨です。会社に行けるのかなぁ…。 さて、今回はシナリオライターのデビュー作を紹介します。読んでいるうちにルパン三世を思い出してしまいました。 ガットショット・ストレート Gotshot Straight ルー・バーニー 刑務所のポーカーで負けたことを根に持った“野獣”ヴェーダ―・ウォレスは、その相手チャールズ・サミュエル・ブション―通称シェイク―を殺そうと企み、子飼いの部下マッド・タイを差し向ける。ところが彼が襲いかかろうとした時、シェイクは電話帳一つでヴェーダ―の計画をおしゃかにする。体力では圧倒的に劣る相手を口八丁で退けたこの冒頭の手並みから、シェイクの頭の回転の速さがわかる。 出所後乗り合わせたバスでおばあさんに「きれいな身でいなさいよ」と言われたシェイクは、言われずとも今度こそ堅気になるつもりだったが、そんな時彼の前に現れたのが昔訳ありの女性アレクサンドラ・イランドリャン。彼女はアルメニア生まれで、十六歳で山賊の頭領に嫁入りさせられ、二十歳のときにはその男を殺して部族を乗っ取っていた。その後アメリカに移住し、ロスアンジェルスのアルメニア人ギャングを統べる存在になったという、『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリスみたいなキャラだ。 彼女が「仕事とも言えない」と言って二万ドルと引き換えにシェイクに頼んだのは、ラス・ヴェガスまで車を運転していき、クジラことデイック・モビーの部下に引き渡し、代わりにその男からブリーフケースを貰って彼女に渡すことだ。ところが、車のトランクから、どすん!どすん!と音が。 映画『トランスポーター』では、「契約厳守」「依頼者の名前は聞かない」「依頼品を開けない」の3つのルールを厳守していたドライバーが、ついトランクの中身を開けてしまった事から事件が起きる。この物語の主人公シェイクも皆さんのご期待にお応えした行動を取って困った羽目に陥る。冒頭であんなに頭が切れることを示したシェイクなのに、一方でこういう甘さがある。そしてこの甘さが、先々命取りになるのだ。 さて、トランクの中から出てきたのはもう一人の主人公ジ―ナ。モルモン教徒の妻で、夫の借金のかたに捕まった…と涙ながらに語る彼女にすっかりほだされたシェイクは、これまた皆さんの期待通りの行動を取ることになるが、実は彼女、シェイクの考えているような女性ではなかったのだ! 『トランスポーター3』だと、この後トランクから出てきた美女とドライバーの間にくんずほぐれつが始まって「はぁ?」と興ざめするのだが、この二人の関係はそんなデレデレではない。ルパン三世と峰不二子みたいに、お互いに好意を抱きながらも「裏切ろうか」「裏切られるか」と相手を探っている緊張感が最後まで途切れない。そしてやっぱり、することはする(笑)。ルパンの強烈すぎる相手役・銭形のとっつぁんらしきキャラは登場しないが、他の脇キャラがとにかく濃い。 アルメニアの女ボス・アレクサンドラ、その部下でガタイがいい割に心臓疾患を抱えていてテストステロン昂進パッチを腕に貼っているディクラン、デイック・モビーの部下にしてはあまりにいい人過ぎてシェイクにいつもしてやられるジャスパー、シェイクが受け取るはずだったブリーフケースの中身を鑑定したばかりかそれでひと儲けしようとしたマーヴィン、そしてそのとんでもない中身を買おうとした富豪ジ―グラ―(島二つ持ってるくらいお金持ちなのになんであんなものに執着を?)。誰もが相手を騙そうとしている中で最後の勝者が誰なのか?最後まで目が離せない。 ちなみに最も驚いたのは本当にあると言われているブリーフケースにおさめられているある皮のこと。いろんな聖遺物を見聞きしたことがあるけど『ダヴィンチコード』シリーズでも絶対に出てきそうにない。さて何の皮だと思います? 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ガットショット・ストレート [ ルー・バーニー ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 6, 2014 06:14:38 AM
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