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カテゴリ:日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇
みなさん、こんにちは。大阪寝屋川の事件解決しましたね。夏休み始まった時には元気だった二人が今はいないのですね。
こちらは大河ドラマ『花燃ゆ』で悪役を怪演した内藤剛志さんが主演をつとめたドラマです。 『ドラマ 金曜時代劇「はんなり菊太郎2」』 澤田 ふじ子 / NHK 毎週金曜日午後9時15分~10時 全6回 脚本:古田求他 出演:内藤剛志 南果歩 東ちづる 田中邦衛 香川京子 渡辺徹 ゲスト平田満 柊瑠美他 澤田ふじ子氏の「公事宿事件書留帳」シリーズのドラマ化第二弾。正妻の子である弟に家督を譲るために出奔し、今は弁護士事務所と旅館を兼ねた公事宿「鯉屋」の居候になっている田村菊太郎は、普段はお気楽な身を楽しんでいるように見えるが、いざという時には腕が立つし度胸もある男。そんな菊太郎は、困っている人を見ると放っておけないため、事件が起こると大忙し。 2年前に「はんなり菊太郎」の第一話『夜の橋』を見た。 男の恋人が、約束した通りに橋で待っている。菊太郎が歩いていくが、段々泣き顔になって来る。まだ恋人の死を知らない女に、どう言っていいのかわからないのだ。あと少しで女の待っている所へ辿り着くという所でエンドマークが出た。二人がどんな話をしたか、話を聞いた女がどんな反応を示したかまでは、明かされぬままに終わった。小説での終わり方も、菊太郎が泣かない所を除けばこれと全く同じ。「全てを書かなくてもわかるだろう。何でも100%書けばいいってもんじゃない。」というスタンスのもと、著者は余韻を残す終わり方をしたのだと思う。小説を踏襲してくれたエンディングは、見ていてとても満足のいくものだった。 但し、納得いかない部分もあった。 菊太郎が剣を振るう場面になると、ソフトフォーカスがかかったようになり、動きも少しスローモーションがかかる。 これは非常に違和感があった。 「いや、違う! 京と江戸とテンポが違うといっても、これは違う! 待ってたのは、こういう『京らしさ』の表現じゃない。そうじゃなくて、のんびりした言葉遣いや風物で京らしさを出して欲しいのになぁ。」 と思っていたら、今回は全然スローモーション剣戟がなく、普通に戻っていて、ほっとした。 ちょっと泣き虫気味の菊太郎と、恋人お信の相方の事情が異なる以外は、概ね原作通り。何より文章で読むだけだった公事宿のつくりが、セットとして見せてもらう事で、よくわかる。 かぞえ歌や子供達の遊び、季節を感じさせる植物や動物・行事なども、原作からちゃんと取り込んでくれているのが嬉しい。 レギュラー陣は概ね「だんだんドラマが原作に馴染んできたな」と思えるようになったが、香川京子さんが、台詞の抑揚から所作までやっぱりうまい。一番自然に見える。田中邦衛さんは『新選組!』に続いて妻に頭が上がらない武士役を好演中。今後こういうポジションが、はまり役になっていくのだろうか。一話ごとのゲストも、『すずらん』の柊瑠美さんから、ベテランの馬渕晴子さんまで、すんなり時代劇の世界におさまっていける人達ばっかりで、安心して見ていられる。事件の真相に迫っていく時代劇ミステリーというよりは、事件にまつわる人々の心の機微に触れる人情劇としての割合が高い、心暖まるドラマ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 10, 2021 07:41:37 PM
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