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October 2, 2015
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カテゴリ:アメリカ映画
みなさん、こんばんは。爆弾低気圧がきているせいか、外では風が強いようです。
みなさんのところはいかがでしょうか。
さて、こちらはアカデミー賞で脚本賞を取ったこともあるマンキーウイッツの監督作品です。


他人の家
HOUSE OF STRANGERS
監督
ジョゼフ・L・マンキーウイッツ

出演
エドワード・G.ロビンソン カンヌ映画祭主演男優賞
リチャード・コンテ スーザン・ヘイワード エフレム・ジンバリスト・ジュニア

 7年間刑務所でつとめあげた弁護士マックスがマネッティ銀行へやって来る。そこはかつて彼等の父ジノが一代で築き上げた銀行だったが、今では長男ジョーが経営者、三男トニ―と四男ピエトロが重役を務めていた。出所を喜ぶ兄弟達に対してマックスは、ジョーには銀行のこと、トニーには妻マリアが「他に取られなければいいな」と言い、ピエトロには「いいパンチをしてたのに」とボクサ―だった過去のことを嫌味っぽく話し、そして叫ぶ。「Seven Years Back,Brothers!(七年間を返せ!)」一体この兄弟たちの間に何があったのか?

 ジノは美容院から銀行業に転身した成功者だ。成功の実績を持っている父親に、同じ業界で働いている3人の兄弟達は食事時に大音響で『フィガロの結婚』をかけていても何も言えない。唯一弁護士として違う世界で働いているのがマックスで、彼に関してはジノはめっぽう甘い。フィアンセが同席する食事に遅れても、別の女性と付き合っていることが発覚しても、決して責めない。他の兄弟たちのように父親に頼ろうとせず、我が道を切り開く逞しさを頼もしく思ったのだろう。本当は彼にこそ銀行を継いでほしかったはずだ。

 はっきりと口に出して言ったわけではない。しかしその思いは他の3兄弟にはあからさまに分かっていた。昇給を何度願い出ても却下されて妻にも肩身の狭いジョー。腹を撃たれると弱いピエトロは‘うすのろ’呼ばわりされ、彼のマネージャーもどきをやっている三男のトニーも遅刻を咎められる。マフィアを例にあげずともイタリアは家族への愛情が極めて深いというイメージがある。与えられればその倍を返すが、与えられない分だけ恨みは一層募りVendetta(復讐)へとベクトルが向かってしまう。

  『イヴの総て』『三人の妻への手紙』『裸足の伯爵夫人』など、いずれも現在→過去→現在の時制移動で作品を作ってきたマンキーウィッツ監督が、『三人の妻への手紙』の後に製作。 ドラマ性のある【現実】を提示することによって観客の関心を序盤で惹きつけ、その【現実】に繋がるとは全く思えない登場人物達の【過去】を提示し、そこから【現実】に向かう変化を描くことによって彼等に深みを持たせる。欲を言えば、【過去】の回想に入る前は復讐する気満々だったマックスが、なぜラストであの決断をしたかが、マックスの表情でわかると尚良かった。回想シーンのラストショットでは、マックスはまだ復讐する気満々であり、「ここで彼は心変わりしたのか」とはっきり分かるような区切りがなかったように感じた。

映画「他人の家
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最終更新日  October 2, 2015 12:10:39 AM
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