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July 19, 2016
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みなさん、こんばんは。お子さんがもうすぐ夏休みという方もいらっしゃいますね。読書感想文に頭を悩ませているのではないでしょうか。もしこの本を読んだら、笑ってしまって書けないかも?

聊斎志異 岩波少年文庫/蒲松齢

中国人ってもしかして酒飲み?と思ったのは、中国旅行で三国志の蜀の宰相として諸葛亮孔明から任命された蒋婉の逸話を聞いたから。

 ある者達が、盗掘のために蒋婉の墓に入った。ところが、彼等がせっせせっせと宝物を探し出していると、死んでいるはずの蒋婉がむくり、と起き出した。あわてたのは泥棒達。すると蒋婉の第一声や、いかに?
「酒でも飲まんか?」

…第一声がそれ?
いやぁ、のけぞりましたね。泥棒を一喝して説教でもするかってキャラですもん。
そういえば李白も酒好きだったし、もともと酒は中国から日本に来たっていうし。酒を飲んで晴らしたい憂さのある時代だったのか、そんなわけで、この短編集にも酒ネタがいっぱい。「義理固い亡者」「菊の姉弟」「飲み仲間」「酒の精」おっと、短編集の紹介をまずしましょう。

 立間祥介編訳。中国、清時代。科挙に通らず生涯塾の教師として生きた蒲松齢(ほしょうれい)が書いた怪奇幻想小説集「聊斎志異」全12巻、494篇より31篇を収録。聊斎と名付けられた書斎の主、蒲松齢が世にも不思議(異)な物語を書き記した(志=誌)ことから名付けられた。

 「道士と梨の木」は「陰陽師」の「瓜仙人」のモトネタですね。岡野さんの仙人の方がちょっとイヤらしめです。興味のある方は比較してみましょう。「コオロギと少年」では気の弱い役人志望の男が、村の世話役として金の調達を命じられる。ところが人に強く言えないものだから自分で立て替え、コオロギも手に入らず死のうかとまで思いつめる。このあたりは、弱き者、汝の名は民衆なりで今も昔も変わらんなぁとため息。だめですねぇ、大人はこういう所に目がいって。

 実はこの短編集に興味を持ったのは、南 伸坊さんの「李白の月」「仙人の壷」という2つのエッセイを読んだから。やたらエンディングが何じゃ?と思われるものが多かったんです。この短編集にも「宿屋の怪」「耳の中の小人」「犬神」「古戦場の化け物」などがあります。

 著者のプロフィールはこんな風です。
 彼は試験に落ち続け、とうとう息子が試験を受ける年令になってしまいます。見兼ねた妻が「官吏にならなくてもいいじゃありませんか」と言い、とうとう塾の先生に。でも、たまってたんです。どこにも出せず、何に変えようもない鬱屈が。それが、ここに出てくる妖怪なり、世の中何でも理由のつくものばかりではないってエンディングになって現れたんでしょう。
さて、みなさんはどう思いますか?


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最終更新日  July 19, 2016 12:36:41 AM
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