映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。ストリートミュージシャンってよく見かけますか？
この映画ではあの人がNYの街角でゲリラライブを敢行します。
映画はじまりのうたを見ました。



はじまりのうた
BEGIN AGAIN

出演
マーク・ラファロ　キーラ・ナイトレイ　キャサリン・キーナー

　ミュージシャンの恋人デイヴと共作した曲が映画の主題歌に採用されたのを機に、彼とニューヨークで暮らすことにしたグレタ。瞬く間にデイヴはスターとなり、二人の関係の歯車に狂いが生じ始め、さらにデイヴの浮気が発覚。部屋を飛び出したグレタは旧友の売れないミュージシャンの家に居候し、彼の勧めでこぢんまりとしたバーで歌うことに。歌い終わると、音楽プロデューサーを名乗るダンにアルバムを作ろうと持ち掛けられるが……。
　かつてはグラミー賞受賞プロデューサーとして会社を立ち上げたが現在は家族を失い一文無しのダン。チャンスを求めてイギリスからNYに渡ったものの恋人と別れ、もはや故郷に戻るしかないと思い詰めた失意のグレタ。

　映画は最初第三者視点、次にグレタ視点、最後にダン視点と同じ場面を3度繰り返しながら、主人公たちの内面を描く。第三者視点では「冴えない酒場で、あるミュージシャンに紹介されて、ぱっとしない歌を歌う女性と、それを見ている酔っ払い」にしか見えなかった二人が、実は共にドン底状態にあったことがわかる。

　本作は、原題「BEGIN AGAIN」＝再び始めるの如く、二人がもう一度失敗した事に挑戦していく。はじまりのうた、と邦題にはあるが、単に新しく始めるのではなく、やる事は同じだがやり方や組む仲間を替えている。

　「町をスタジオにしよう！」というダンのアイデアで、地下鉄の駅やビルの屋上、路地裏などあらゆる所で演奏が行われる。時には深夜の演奏で「睡眠妨害だ！」と怒鳴られることもあるが、子供の歌声をコーラスに起用して町の騒音も取り入れた音楽は、売れ線を予め想定して作られたアルバムに比べて、「作りたいものを作った」という喜びと輝きに満ちている。誰もがミュージシャンになり得るし、街全体がスタジオと化して人々と織りなす一体感が素晴らしい。




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