【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

カレンダー

コメント新着

お気に入りブログ

ファミリー・プラン New! ジャスティン・ヒーハーフーさん

超絶多忙なので生存… 天野北斗さん

台風つづく ちーこ♪3510さん

松河屋老舗☆ fujiうさぎ=^・^=さん

憂きも一時 小烏丸の”てる”さん

プロフィール

hoshiochi

hoshiochi

キーワードサーチ

▼キーワード検索

全て | 料理&お菓子&旅&演劇&その他2 | フランス映画 | 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ) | その他の地域の映画&ドラマ | アメリカ映画 | 韓国映画 | 真田広之 | 韓国ドラマ | アメリカドラマ | その他のジャンルの日本の小説 | 日本のミステリー小説 | イギリスドラマ | よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥 | 漫画・アニメ | 日本ドラマ | 中国&台湾映画 | 日本の作家が書いた歴史小説 | 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル | 東欧・ロシア映画 | イギリス&アイルランド映画 | オランダ映画&オランダドラマ | 北欧映画 | その他のジャンルの海外小説 | 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル | 日本映画 | 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | カナダの映画&ドラマ | ドイツ映画&ドイツドラマ | 日本のファンタジー小説 | 海外のミステリー&ファンタジー小説 | 堺雅人 | 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇 | 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ | 山田風太郎 | 香川照之 | 松山ケンイチ | 海外の作家が書いた歴史小説 | ジェイク・ギレンホール | イギリスドラマ:SHERLOCK | 塩野七生 | 吉田鋼太郎 | イタリア映画&イタリアドラマ | ローズマリー・サトクリフ | 大杉蓮 | ベネディクト・カンバーバッチ | インド映画 | 長谷川博己 | 内野聖陽 | 林遣都 | ムロツヨシ | ジョシュ・オコナ― | 井浦新 | 菅田将暉 | ディーン・フジオカ | 台湾ドラマ&中国ドラマ
August 12, 2017
XML
みなさん、こんばんは。
日米合同演習に対して北朝鮮が神経をとがらせており、心配です。ミサイルの予告まできちゃいました。帰省ラッシュが始まりましたね。みなさんのんびりしてらっしゃるでしょうか。

さて、こちらはフランス革命の有名人の伝記です。

ロベスピエール
Robespierre:A Revolutionary Life
ピーター・マクフィー
白水社

マクシミリアン・ロベスピエールと言えば、「フランス革命後の恐怖政治の指導者」「史上初のテロリスト」など、いかにも恐ろしげなキャッチフレーズが浮かぶ。実際彼がリーダーシップを取った時代に、ルイ16世もマリ―・アントワネットも、そして多くの人がギロチンにかけられた。

 そしてかつての盟友カミ―ユ・デムーランから
「君はギロチンという手段を用いて、君の敵すべてを取り除こうとしている。今までに、これほど巨大な愚行があったろうか。一人の人間を断頭台で亡き者にする。それは必ず、その人物の家族や友人の中から敵を十人作り出すのだ。」


と言われた如く、敵によって失脚させられ、ギロチンの露と消える。

ミラボー
「この男は遠くまで行くだろう。というのも、彼は自分の述べることすべてを信じているからだ。」


コンドルセ
「ロベスピエールは説教する。ロベスピエールは非難する。彼は怒り、深刻で、憂鬱で、思想と行動において論理的だ。彼はお金持ちとお偉いさんを攻撃する。彼の生活は質素であり、物欲を感じていない。彼の使命はただ一つ、演説すること、ほとんど常に演説することである。」


「偉大で高尚な人物だ。勇気があり愛国的な精神を有している。もし彼に敵がいるとすれば、私はその敵を憐れむだろう。彼はその優れた行動によって、こうした敵を意気消沈させてしまうような男なのだ。」


 革命期を生きた少なからぬ人が、彼の私心のなさ、強い信念を賞賛している。それなのに、なぜ、皆に尊敬される存在から、恐れられる存在へと変わっていったのか。 我々は彼の末路を知っているため、ある種の先入観を抱いて彼を見る。それでは原因を探ることはできない。

マルク・ブルックが
「彼の人生全体が過去に逆行しながら読まれることになり、暴政やギロチンに結びつく不可避の道程として提示されてきた」

と喝破したように、最後の5年間でロベスピエールを測ることはできない。むしろその前の31年も含めて彼を見るべきだ。

 彼は徳の政治を目指したが、彼の考える‘徳’はただ人民に寛容なことではない。恐怖と結びつき、恐怖は必ずしも悪ではないと考えている。

「このような状況にあって、諸君の政治の単一の行動原理は、人民を理性によって導き、人民の敵を恐怖によって制することである。平時における人民の政府の主要な動力は徳である。革命の渦中にあっては、それは徳と同時に恐怖である。徳のない政治は忌まわしく、恐怖のない徳は無力である。恐怖とは、即座に行われ厳格で確固とした正義のことである。」

 徳や民主政の‘理想’はその時代毎に著名な人々が述べて来た。しかし満足できるような‘現実’はまだ訪れていない。革命という非常時だから失敗したのか。それともロべスピエールの考える‘徳’に盲点があるのか。未来の民主政に役立つヒントが、本書の中に見つかるかもしれない。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  August 12, 2017 12:00:08 AM
コメント(0) | コメントを書く
[海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.