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みなさん、こんばんは。カーリングも面白いですね。
あの丸い球に似ているのがトルコのお守りです。 というわけでトルコの歴史の話をしたいと思います。 オスマン帝国の崩壊 中東における第一次世界大戦 THE FALL OF THE OTTOMANS: the Great War in the Middle East ユージン・ローガン/著 白須英子/訳 専制君主と中央集権の国家を築き、いっときはウィーン包囲まで行ったオスマン帝国は、キリスト教世界にとって長きにわたって脅威であり続けた。世界史の教科書でも、誰でも一度はこの帝国について読んだことがあるはずだ。 しかしこれだけの大国にしては、その最期があまり伝えられていない、寂しい滅び方であった。コンスタンティノープルという魅力的な地と、東洋と西洋の繋ぎ目というポジションを持ったことが、各国―特にロシア正教の正当性を主張するロシア―から狙われる理由となった。西欧諸国や米国が近代化する中で、旧式兵器と政治体制だった帝国が圧倒的劣勢に立たされて滅びたのではない。むしろ第一次対戦の折、ドイツと組み同盟国側で戦ったオスマン帝国は、ガリポリなど局地戦では勝利している。それも、兵の数や兵站では明らかに劣勢であったにも関わらずだ。 帝国は、ヨーロッパによって、というより、自らが支配していたアラブの反乱によって滅びたと言って良い。その反乱には、アラビアのロレンスが噛んでいる。ロレンスの背後には、自国の腹を痛めずして代理戦争で欲しい物を全て奪っていこうと画策する英仏がいた。もしこの作戦が成功しなければ、帝国の余命はもう少しあったかもしれない。そして欧米のずるい所は、オスマン帝国さえ倒せば、自らの国と自由が認められるような話でアラブを煽っておきながら、裏で幾重にも亘って領土の分配を行っていたことだ。この二枚舌の結末が、現在に至ってもアラブの傷となって残る。一方西欧にも「世界各国に散ったイスラム教徒達が団結して聖戦(ジハード)を起こすのでは」という恐怖心が傷となって残る。この恐怖心には根拠はない。そうした事実はないからだ。テロに聖戦(ジハード)の文字が踊ると、巨大な帝国の崩壊と共に、聖戦が起こる場所が世界各国に広がってしまったのではないか、という恐怖心を、いつになってもぬぐい去ることができない。 【送料無料選択可!】オスマン帝国の崩壊 中東における第一次世界大戦 / 原タイトル:THE FALL OF THE OTTOMANS[本/雑誌] / ユージン・ローガン/著 白須英子/訳CD&DVD NEOWING お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 23, 2018 12:00:19 AM
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