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March 31, 2018
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カテゴリ:漫画・アニメ
みなさん、こんばんは。
一大韓流ブームを巻き起こしたカップルの一人、チェ・ジウが結婚しましたね。
時代は変わるものです。

さて、今日ご紹介するのは宿敵、モリア―ティの立場から見た漫画の第五巻です。

憂国のモリアーティ 5 (ジャンプコミックス)
三好 輝

前巻から続く列車内の殺人事件エピソード。列車内の殺人をタイムリミット内に解決しなければならない縛りはまるでクリスティのミステリのようだ。名探偵が二人いるため犯人が判明するのは「明らかじゃん(シャーリー談(誰?(笑)))」で心配せずとも良く、心配なのはワトソンとの仲。あんな不器用な謝り方で許してくれるなんて君は本当にいい人だワトソン。

 もう一篇は名探偵VSライヴァルのお兄ちゃん対決。ホームズ兄マイクロフトは、第二巻で初登場した時には単なるアルバートの上官として登場。しかし第三巻ラストで「MR.ホームズ」と呼びかけられやっと正体が分かる。マイクロフトは聖典でも名前が登場する、フィクションの世界では主要キャラの一人だ。『SHERLOCK』で痩せてるマイクロフトが解禁になったのか、今回もスマートでダンディ。聖典では『ギリシャ語通訳』に登場し、ジョンの前でいきなりシャーロックと推理合戦を始めるが、漫画ではMI6では冷静沈着なのに弟の部屋を訪ねる時だけは単なるやんちゃ坊主に変貌。そして間違っても「弟に勝たせてあげよう」とは一度も思わない。きっと「人としてやっちゃいけない方法(2巻ジョン談)」を沢山仕込んだのはきっとマイクロフトだ。

 モリア―ティの兄アルバートは漫画オリジナルだ。聖典でモリア―ティに弟はいるが兄はいない。モラン大佐もフレッド・ポーロックも聖典キャラなので、アルバートは自由度の高いキャラクターと言える。

 本篇ではヴィクトリア女王がマイクロフトにある事を依頼し、マイクロフトがアルバートに依頼する前フリがある。ホームズとほぼ同等の推理能力と反射神経を持つマイクロフトなので、当然自分にとって魅力的な申し出をしてきたアルバートを疑っている。一方アルバートもマイクロフトの意図は察している。二人の兄対決はどちらに軍配が上がるのか。

 ここで登場するのが聖典では『ボヘミアの醜聞』に登場するThe Womanことアイリーン・アドラーだ。「女優と名乗っているが実は…」という設定は『SHERLOCK』と同じだが、シャーロックとはお互いに恋愛感情はなさそうな点がドラマと異なる。マイクロフトはほぼ彼女の意図を見抜いているが、シャーロックは未だ彼女の正体を掴めずにいる。先に手を打ったのはアルバート。『ボヘミアの醜聞』エピソードは使いきってしまったので次は全くオリジナルのストーリーが展開するはずだ。こちらも楽しみである。

 マイクロフトとアイリーンが登場した事で、シャーロックのスタンスが明らかになる。いわば貴種流離譚の主人公みたいに、実はやんごとなき生まれの人だ。名門大学を出ており、政府の官吏をやっている兄と互角の才能を持ちながらも、実力が認められない今のイギリス社会に不満を抱いており、敢えてひと月の下宿代にも汲々する庶民の生活を送っている。一方のウィリアムは真逆の持たざる人からスタートし、底辺から世界を変えようと思っている。今の階級社会を変えたいという思いは二人とも同じながら、実は下からの突き上げる力の方がより過激にならざるを得ない。目指す所は同じでも手段が異なる二人が、いずれ雌雄を決する運命にある事がはっきりと分かる。


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最終更新日  March 31, 2018 12:00:48 AM
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