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みなさん、こんばんは。お相撲も7月から観客を入れるんですね。
今日から2日間オルガ・キュリレンコが出演した映画を紹介します。

映画その女諜報員アレックス​を見ました。

その女諜報員アレックス
MOMENTUM

出演
オルガ・キュリレンコ　ジェームズ・ピュアフォイ　モーガン・フリーマン
　
監督
スティーヴン・カンパネッリ

　アレックスは、以前付き合っていたフラーから誘われ強盗に加わり、ダイヤの強奪に成功。首尾よくダイヤを盗んだものの、顔をさらされた彼女はヘマをしたチームの一員を射殺する。だがその晩、元恋人は歴代大統領の名をコードネームにした凄腕暗殺チームに惨殺される。間一髪のところで逃げ出したアレックスは、ダイヤと一緒に盗んだUSBメモリーを狙うワシントンらがフラーの妻子のもとへ向かうことを知り、バイクを疾走させるが……。

　『マディソン郡の橋』『ミリオンダラー・ベイビー』『アメリカン・スナイパー』などのイーストウッド作品でカメラオペレーターを務めてきたスティーヴン・カンパネッリがメガホンを取る。イーストウッド作品に数多く出演してきたフリーマンがデビュー作に快く出演を承諾。フリーマン出演シーンはロスで2日間の撮影。最初キュリレンコはブルーのコンタクトをしていたが、結局自分のリアルな目で撮影することに。007作品でも最近では女性にアクションをさせるけど、やはり主役のボンドより目立ってはいけない。というわけで『慰めの報酬』でボンドガールを務めたキュリレンコが体を張ったアクションを見せる。キレッキレのアクションができる人ならお色気担当なんぞより主役を張ってやりたいだろう。

　ところで邦題は思いっきりネタバレである。冒頭、銀行強盗でわざわざ顔をさらすなどという失態をしておいて、かつ人質を殺さないなどという中途半端な事をした彼女がただの悪党でないことがわかるが、バックグラウンドは全く紹介されていない。なのにこれでは台無しだ。映画の中では「あいつは何者だ？」と色めきたっているのに視聴者は皆知っているというアンバランスなことになっている。ただの「その女アレックス」で良かったのでは。


　更に、どう見てもラストがめでたしめでたしではない。悪事を企むラスボスは今だ捕まっていないし、アレックスが追い詰められる目途は立っていない。続編ありきなのでは？


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