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みなさん、こんばんは。今度は運転免許証とマイナンバーカードを紐づけるとか。
とにかく増やしたいんですね。 今日は今だ女性の宰相が誕生しないこの国でこそ、読まれるべき作品を紹介します。 才女の運命 男たちの名声の陰で Das Schicksal Der Begabten Frau Im Schatten Beruhmter Manner インゲ・シュテファン フィルムアート社 よく、「結婚は人生の墓場」と言う。言う相手は十中八九、男性である。しかし、本当にそうだろうか。墓場に片足を突っ込むのは、実は女性では。 取り上げられた女性のフルネームを見てぴんと来なくても、そのパートナーの男性の名前はよく知っている。それが大方の読者の認識だ。 例えばトルストイの妻ソフィア。悪妻のイメージが強く、彼の不可解な死の責任まで負わされているが、残された日記からは、ひどい目にあったのはソフィアの方だ。トルストイは『クロイツェル・ソナタ』『アンナ・カレーニナ』『戦争と平和』作品中で立て続けに浮気に走る人妻を描いてきたが、人妻=夫、全て自分だ。事実を知ったとしても、熱烈な読者は「天才ならばそういう事もあろう。一番身近な家族なのだから、我慢してしかるべきだ」と考える。 映画にもなったカミーユ・クローデル。自身の作品を師匠ロダンのものだと思われ、長らく不当評価されてきた。家族からも引き取りを拒否され、一人寂しく病院で亡くなった。 クララ・シューマンとロベルト・シューマンは長い間理想のカップルとされてきたが、これも間違いだった。父親は彼女を自分の教育方針を見せびらかす“手段“とピアノ=商品を売る“コンパニオン“のように考えていた。やっと支配的な父親から逃れられたと思ったら、弾きすぎて手を痛めたシューマンの作品を披露するために、またもや“手段“にされる。但しクララはある程度割り切っていたようだ。 パートナーが有名だった故に、彼女たちの才能は無視されてきた。十人の生涯を見て驚くのは、男性側の妊娠・出産・子育てに対する恐るべき無関心だ。子供をたくさん産めば、それだけ経済的にも大変になるのは目に見えているのに、自分の欲望を発散すればすっきりした、とばかりに“その後”については無関心。現代女性に少子化の圧がのしかかるが、男性側の意識がこの頃とさほど変わらないのなら、状況が変わらないのもむべなるかな。 二十五年前に刊行された作品の新版にあたって“新版のための前書き”が追加されている。 ◎「生死をかけた闘い」 ソフィア・アンドレイェヴナ・トルストヤの日記 ◎「わたしたち女性にはこうしたあらゆる闘いのなかでも、いっそう困難な闘いが割り当てられるのです、というのもそれはより細かい部分に関する闘いなのですから…」 イェニー・ヴェストファーレン゠マルクスの生涯 ◎「わたしが自分の人生の重点を自分自身ではなく、他の人のなかに求めなければならないということ…」 クララ・ヴィーク゠シューマンの人生と作品 ◎「これは女性の搾取であり、女性芸術家を破滅させる行為です…」 カミーユ・クローデルの生涯と作品 ◎「わたしは、女でも男のようにキャリアを積むことができると思う…」 ミレヴァ・マリチ゠アインシュタインの生涯 ◎「彼女はまるで男のように大理石をつかむ」 クララ・ヴェストホフ゠リルケの生涯と作品 ◎「わたしが一番力にあふれていた時代をわたしはロヴィスのために捧げました…」 シャルロッテ・ベーレント゠コリントの生涯と作品 ◎「彼女は夫の仕事を支える代わりに、むしろ自分の論文を書いていたのです…」 ヘートヴィヒ・グッゲンハイマー゠ヒンツェの生涯と仕事 ◎「女性が自立していない、価値の低い地位に置かれているなどと、いったい誰が言うのでしょう…」 カール・バルトの傍らにいたシャルロッテ・フォン・キルシュバウムの生涯 ◎「わたしの考えは、ネズミを追う猫のよう…。」 ゼルダ・セイヤー゠フィッツジェラルドの生涯と著作 才女の運命 男たちの名声の陰で [ インゲ・シュテファン ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 8, 2020 12:00:21 AM
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