【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

カレンダー

コメント新着

お気に入りブログ

ファンシー・ダンス New! ジャスティン・ヒーハーフーさん

台風つづく ちーこ♪3510さん

父との別れ。 天野北斗さん

松河屋老舗☆ fujiうさぎ=^・^=さん

憂きも一時 小烏丸の”てる”さん

プロフィール

hoshiochi

hoshiochi

キーワードサーチ

▼キーワード検索

全て | 料理&お菓子&旅&演劇&その他2 | フランス映画 | 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ) | その他の地域の映画&ドラマ | アメリカ映画 | 韓国映画 | 真田広之 | 韓国ドラマ | アメリカドラマ | その他のジャンルの日本の小説 | 日本のミステリー小説 | イギリスドラマ | よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥 | 漫画・アニメ | 日本ドラマ | 中国&台湾映画 | 日本の作家が書いた歴史小説 | 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル | 東欧・ロシア映画 | イギリス&アイルランド映画 | オランダ映画&オランダドラマ | 北欧映画 | その他のジャンルの海外小説 | 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル | 日本映画 | 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | カナダの映画&ドラマ | ドイツ映画&ドイツドラマ | 日本のファンタジー小説 | 海外のミステリー&ファンタジー小説 | 堺雅人 | 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇 | 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ | 山田風太郎 | 香川照之 | 松山ケンイチ | 海外の作家が書いた歴史小説 | ジェイク・ギレンホール | イギリスドラマ:SHERLOCK | 塩野七生 | 吉田鋼太郎 | イタリア映画&イタリアドラマ | ローズマリー・サトクリフ | 大杉蓮 | ベネディクト・カンバーバッチ | インド映画 | 長谷川博己 | 内野聖陽 | 林遣都 | ムロツヨシ | ジョシュ・オコナ― | 井浦新 | 菅田将暉 | ディーン・フジオカ | 台湾ドラマ&中国ドラマ
February 19, 2021
XML
みなさん、こんばんは。
オリンピック組織委員会会長は橋本聖子さんに決まりましたね。
今日は独裁者たちの最期にスポットをあてた評論を紹介します。

独裁者たちの最期の日々 上
Les Derniers Jours des Dictateurs
ディアンヌ・デュクレ
エマニュエル・エシュト
清水 珠代 (訳)
原書房

独裁者の死はできるだけ悲惨な方がいい、二度と独裁者になろうなどという人が出てこなくなるから。とはいうものの、独裁者は二十世紀にこれだけ登場した。上下巻で二十四人の独裁者の死が紹介されている。

1 ドゥーチェの二度目の死
3 ペタン元帥は四度死ぬ
12 ポル・ポトは六度死ぬ
などのように、007じゃあるまいし、まるで死んだ回数を競うようなタイトルもある。

1 ドゥーチェの二度目の死
2 ヒトラーの自殺
の二人は、最近映画で復活させられた。まあ、こんなパロディ&風刺精神豊かな作品も、絶対に彼等が復活しないと分かっているから作れる。二人は「独裁者は悲惨な死を迎える」という、いわば勧善懲悪の見本のような死になっている。

1 ドゥーチェの二度目の死
劣勢に立たされた時の、ヒトラーのムッソリーニに対する「こいつと組むんじゃなかった」感があからさまだ。死んだ途端にムッソリーニとその妻に加えられる暴行は、これまで民衆が抱えていた鬱屈の表れとはいえ恐ろしい。

4 魔のソファ スターリン断末魔の五日間
パロディ映画「スターリンの葬送行進曲」がある。事ほどさように独裁者はパロディにしやすいらしいが、死後しばらく放っておかれたのは史実。独裁者も善しあしということ?

5トゥルヒーリョ、熱帯のカエサル
マリオ・バルガス・リョサの『チボの狂宴』に描かれた、ドミニカ共和国で30年にわたり独裁政治を敷いてきたトゥルヒーリョはロマン将軍に追われ銃弾を全身に撃ち込まれて死亡。まるで映画のような最期だった。ただ彼を引き立てたのは、中南米に拠点を持ちたかったアメリカであり、彼が失脚すると見捨てるというえげつない事をしている。

6 ゴ・ディン・ジエム、「自己流愛国」大統領の死
事実上フランスの傀儡政権の初代首相。仏教徒の弾圧により一挙に支持を失い、また暗殺により亡くなる。独裁者で畳の上で眠れた人は少ない。

7 パパ・ドクの静かな死
ハイチの政治家で本名はフランソワ・デュヴァリエ。パパ・ドクは愛称。親子で30年間独裁政治を敷きデュヴァリエ王朝とも呼ばれる。心臓病のため早くに亡くなり息子を後継者に指名するが、19歳の息子では抑えにならず失脚。要は英才教育(子育て)の失敗か?の失敗か?

8 フランコの果てなき苦しみ
軍部でのしあがってゆきやがて総裁に。ただし自分の死後はブルボン王朝復活を願っていた点が意外だ。

9 毛沢東の長い死
亡くなった時にTVニュースが彼の写真いっぱいだったのを覚えている。当時はSNSがなかったが、もしあったら今の中国のパワーならばSNS乗っ取りもありえるのでは。全世界への伝播が返って恐ろしい。そして現在国家主席である習近平氏の任期制限が最近撤廃された。中国は独裁者を好むお国柄なのか。

10 フワーリ・ブーメディエンの最期の日々
クーデターで倒れたり国を追われる独裁者が多い中で、葬儀の間中人々の嘆きを背に受けていたというのは珍しい。

12 パフラヴィー二世、最後の皇帝
我々の世代では言いやすいようにパーレビ国王と呼んでいた。ホメイニ師の写真や大判のポスターがTVニュースで出回っていて、師の方が独裁者イメージがあった。​


独裁者たちの最期の日々 上 [ ディアンヌ・デュクレ ]​​楽天ブックス






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  February 19, 2021 12:00:19 AM
コメント(0) | コメントを書く
[海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.