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みなさんこんばんは。ウクライナのゼレンスキー大統領は中国の習近平国家主席にウクライナへの訪問を要請したことを明らかにしました。北極点到達をアムンゼンと争ったスコット隊の探検記を紹介します。
世界最悪の旅 (世界探検全集) The Worst Journey in the World アプスレイ・チェリー=ガラード 河出書房新社 表紙絵イラストは、南極点初到達を目指して帰路亡くなったスコットの墓だ。スコットVSアムンゼンの間で繰り広げられた極点到達レースとその顛末はよく知られている。ところで、スコットはイギリス海軍大佐で、アムンゼンはノルウェー人で、支援は受けたものの、あくまで個人の探検家である。そもそも始まりの時点では、極点到達は二国間の競争ではなかった。 スタート時点でリードしていたスコットは、南極点への初到達をめざして1910年テラ・ノバ号で二度目の南極探検に向かっていた。但しこれには皇帝ペンギンの卵を収集するなど、科学データの採取が目的として含まれていた。まず、この点が、ただ極点到達して戻ってくればよいアムンゼン隊と異なる。一方アムンゼンはもともと北極を目指していたが、1909年アメリカの探検家ロバート・ピアリーが北極点に人類初到達した知らせを受けて、出資者にも乗組員にも一切告げず、急遽南極点に切り替えた。電報でこの知らせを受け取ったスコット隊は驚愕。著者も“だまし討ち”という印象を持ったそうだ。単独到達ではなく二チームが目指す形になり、報道も過熱する。こうなるとスコットサイドは、もともと予定していた装備で進めていた自分のペースで計画を決められなくなる。かてて加えて、目的のために自由な発想で進む探検家チームと「ねばならない」に傾きがちな軍人チームの、それぞれのトップの思考パターンの違いが、不測の事態への対応などで出て来た。そしてその事が、その後の過程に多大な影響を与えた。 著者は、危険を伴う探検において否定はしない。人それぞれ求めるものが違うからである。また、否定すればスコットの挑戦をも否定することになるからだろう。 「もし君が知識にたいして意欲をもち、これを肉体的に表現する力があるならば出でて探検のことに従うべきである。もし君が剛勇の人であるならば、君はほかに何もすることはない。もし君がこわがり屋ならばなすべき仕事はたくさんある。臆病な人ほど勇敢さをしめす必要があるから。ある人は極地へ行くといえば気が狂ったかといい、少なくとも大多数の人は「何のために行くのだ」と問うであろう。商人は一年以内にもうかる見込みのないものには見むきもしない。だから君はほとんど一人ソリを駆ることになるであろう。少なくとも君とともにソリ旅行をするものは商人ではないであろう。それこそ非常に尊いものである。君の欲するものがただ一個のペンギンの卵であるにしても、君は冬のソリ旅行で報われるところがかならずあるであろう。」 世界最悪の旅 (世界探検全集) [ アプスレイ・チェリー=ガラード ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 18, 2023 12:00:23 AM
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