映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさんこんばんは。スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスが「バンド・オブ・ブラザース」「ザ・パシフィック」に続いて製作総指揮を手がけたドラマシリーズ「マスターズ・オブ・ザ・エアー」があるそうです。​映画少年の君​を見ました。

少年の君
Better Days

監督
デレク・ツァン

出演
チョウ・ドンユィ　イー・ヤンチェンシー

　進学校に通う高校3年生の少女チェン・ニェンは、大学入試を控え殺伐とした校内で、ひたすら参考書に向かい息を潜めて日々をやり過ごしていた。しかし、同級生がいじめを苦に飛び降り自殺を遂げ、チェン・ニェンが新たないじめの標的になってしまう。彼女の学費のため犯罪まがいの商売をしている母親以外に身寄りはなく、頼る人もいない。そんなある日、下校途中の彼女は集団暴行を受けている少年を目撃し、その少年シャオベイをとっさに救う。優等生と不良という対極的な存在でありながらも、それぞれ孤独を抱える2人は次第に心を通わせていく。

　なんかどこかで見たことある風景でした。 子供の頃にももちろんいじめはあって、おとなしかったので標的とまではなかったけど、チェン・ニェンみたいにいじめっこに嫌味は言われた。“優等生の～さんは”みたいな感じで。本能的にいじめっこってわかっちゃうんですよね。絶対言い返してこない子っていうのが。こっちもなにくそ！と思うのですがこれを先生に言ってもなぁと諦めてしまう。そして大人になると、いじめっこの方はけろっと忘れているのに、いじめられっこはちゃんと傷として残っているんです。それもなんか理不尽だなぁ。多分世の中に傷を修復されない元いじめられっこって沢山いるはず。チェン・ニェンは自分のことでなく親の事で言われるのがきつい。同世代のわかってくれる相手がいて本当に良かった。

第39回香港電影金像奨で作品賞、監督賞、主演女優賞など8部門を受賞。第93回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネート。「七月と安生」など監督としても高く評価される香港出身の俳優デレク・ツァンがメガホンを取る。

デレク・ツァンは『インファナル・アフェア』で策士のマフィアのボスを演じていたエリック・ツァンの息子。


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