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September 4, 2024
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みなさんこんばんは。2007年に兵庫県の丹波篠山市で発掘された化石が、‟新種の恐竜”であることが判明しました。名付けられた恐竜の名前は『ササヤマグノームス』です。今日はジュール・ヴェルヌの映画にもなった作品の上巻を紹介します。

八十日間世界一周〈上〉
Le Tour Du Monde En Quatre-Vingts Jours
光文社古典新訳文庫
ジュール・ヴェルヌ

名は体を表すというが、フォッグ氏は謎多き人物だ。ロンドンでもセレブしか参加できない改革クラブのメンバーである事以外、誰も彼の事を知らない。金融関係、船会社の主、政府関係者、弁護士、商人、農場主、学者、そのいずれでもない。正業が定かではないが、ケチでも浪費家でもなく、寄付はする。旅行に行った事はなさそうなのに、物知りだ。昼食と夕食を改革クラブでとると、12時に家に戻る。判で押したような規則正しい生活を送っている。まるで機械のようだ。

 そんな主人を待ち望んでいたのが、フランス人のジョン・パスパルトゥーだ。彼はフォッグとは正反対で、歌手、軽業師、体操教師、消防士と職務経験は豊かで怪力の持ち主だ。彼はフランスでの放浪生活に疲れ果てて、ひとところに落ち着きたかった。だから、一日でやることがきっちり決まっているフォッグ氏はまさに理想の主人だった。

 ところがフォッグ氏が改革クラブで「80日で世界一周ができる」と言い出し、賭けをする。トランク一つで世界を回ることになったパスパルトゥーの受難の日々が始まった!

 おまけにフォッグ氏がちょうど出発する時に話題になっていたイングランド銀行強盗事件を追っていたフォックス刑事が、「何やってるか誰も知らないのに金持ちのフォッグ氏が犯人なのでは?だから急にロンドンから逃げたのでは?」「旅行に行っても船から出てこないのは、誰にも見られたくないからでは?」と、悪い想像ばかりして二人を追いかける。

 また、当初は旅行先についても、パスパルトゥーにビザに印を押してもらいに行かせ、自身は船でホイストばかりしていたフォッグ氏だが、そこはそれ、旅はアクシデントの宝庫。紳士っぷりを発揮して、インドで殉死させられる所を救い出したアウダ夫人も一行に加えるなど、行動様式にも変化が。上海までやってきた一行。80日間という期限に間に合わせることができるのか?

 何があっても動じない、旅行にいっても動かないフォッグ氏と、予想外の出来事に「えっそんな事知らないっすよ、どうするんですか!」と反応しまくり、動きまくりの素直なパスパルトゥーコンビの相性が抜群だ。どんなに急いでいても人助けを欠かさないフォッグ氏の紳士っぷりも素敵。「そんな紳士っぽい人こそ泥棒に違いない」と信じていたフォックス氏の心情変化にもご注目。

2009年に英国ガーディアン紙が発表した、「英ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊」選出。


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最終更新日  September 4, 2024 12:00:51 AM
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