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みなさんこんばんは。ことしのノーベル生理学・医学賞が日本時間の7日夜、発表され、マイクロRNAを発見したアメリカの科学者ビクター・アンブロス博士とゲーリー・ラブカン博士に決まりました。今日は世界で知られるブランドを扱う企業についてのノンフィクションを紹介します。

世界の一流ブランド誕生に隠された真実​
マット・マクナブ
原書房

実はコカ・コーラのコカとはアレのコカなんですよ、というのはどこかで聞いた気がする。登場当初の宣伝文句「おいしく！さわやか！軽やかに！元気はつらつ！」は、まるでどこかの健康ドリンクのようだ。しかし、飲んで元気になるって、よくよく考えると、若干怪しい。顕著に症状が出ないだけのことで、中毒のように飲んでいたらどうなるか。

　ただ、スポーツカー作って最高速を出す車を作りたかったのに、戦車の開発に技術力を使われるなど、戦争中やむを得ず、企業の生き残りのために時の権力者と結びついた例もあるだろう。収容者を安くこき使える労働力として強制労働に駆り立てたヒューゴ・ボスは違うようだが。店を自分のものにするために、ナチスと繋がりを持った強かなココ・シャネルもいる。世界初の人工プラスチックとして注目を浴びたベークライトの創始者一族のスキャンダルは『美しすぎる母』として映画化もされた。

　今では世界を代表する9つの有名ブランドの誕生と成長に隠された黒い歴史を暴く。


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