母の日
私自身の多忙と体調不良のため、少しの間ブログ更新を怠っていました。高校入学を迎えた後の蛍は、親の心配をよそに毎日元気に高校生活を送っています。毎日五時半に起床し、重い荷物を持ち、満員電車に揺られ一日たりとも遅刻、欠席はなく、今のところ通っています。中学時代は「部活には入いらない」と言い、その後、卒業間近には「軽音楽部に入りたい」と言っていた蛍。安いエレキギターを購入して、その日のために備えていました。が、蓋を開けてみれば・・・なんと卓球部に入部していました。相変わらず、家での蛍はマイペースで、まったりと過ごしています。ちょっと体調の優れない私は、休みの日にも、ちっとも家の掃除を手伝ってくれない蛍に不機嫌な素振りを見せたりしていました。今日も昼近くに起きてきて、パジャマのまま「飯は?」と聞く始末。そんな蛍を家に残し、私は末っ子と買い物に出かけました。帰宅すると、蛍の靴が玄関に無造作に脱ぎ捨ててあり、「あれ?出かけたのかな?」と思いましたが、問いただす気力も私には無く、そのままにしていました。夕飯の支度をする頃に、冷蔵庫を開けると「あれ?」何かケーキの箱のような物が、ドンと真ん中に置いてあります。蛍だな・・・と思ったのですが、彼女から何か言うまで、黙っていようと思いました。夕食を済ませ、お風呂から出てきた時、蛍と末っ子が、こそこそと相談を始めました。そのうち、二人で「ハイ、お母さん!」と言って手渡してくれたのが、蛍からのケーキと末っ子からの手紙でした。今まで、全くそういうことに無頓着だった蛍でしたから・・・「嬉しい!ありがとう!」の気持ちと同時に、「へぇ~、ちょっと成長したんだなぁ~」って感心しました。「って言うか、母さん、風呂出てすぐにアイスクリーム食べてたよね!ケーキあるのに!」「どれ買おうか、すご~く迷ったんだよね」って言う蛍の表情が、とても明るくて楽しそうでした。もちろん、美味しいケーキは、とっても嬉しかったけど・・・「お母さんが一緒に遊んでくれた時は嬉しかったよ!」って書いてくれた手紙も嬉しかったけど・・・私には、姉妹の協力と二人の屈託の無い笑顔が、とても幸せに感じました。